こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
毎年2月になると、母との思い出が鮮やかに蘇ります。
当ピアノ教室の第1回目の発表会を開催したのは2月25日、偶然にも母の誕生日でした。
無事に終えて帰宅し、真っ先に母に電話をした記憶があります。
当時は、まだインターネットはありませんでしたからLINEやメッセンジャーの無料通話も存在していません。
母との通話料金のために、毎月数百ドル単位で散財していた私ですが、節約しようと考えたことは一度もありませんでした。なぜなら、母との電話は、いわば
心の命綱✨
だったからです。
それは決してお金には代えることのできない、かけがえのない時間でした。
もう私は、母と2人で2度と新しい歴史を作り出すことができないけれど
これまでたくさん紡いできた思い出たちが、少しずつ形を変えながら、時に励ましをくれたり、喜びを与えてくれていることを実感しています。
もちろん、さびしくないと言えばウソになりますが
痩せ我慢していることを他人に気ずかれず、うまく心の中で折り合いをつけられるほどに、母のいない生活が、いつしか普通になりました。
私の母は、2007年に病気のため、この世を去りました。まだ68歳の若さでした。
その3年後に父も後を追うかのように、あちらの世界へと旅立ってしまいました。
誰よりも私の奏でる音を愛し、いつも応援してくれた両親。
今もピアノに向かうたびに2人の存在を意識し、面影を思い浮かべています。
【ママからのご質問 ②】ピアノを辞めたいと思ったことはありますか。
前置きが長くなってしまいましたが
みなさんはご褒美は後ですか、それとも先ですか?
よく親は子供に「ゲームは宿題が終わってからね!」といったりしますよね。
大人もよく「今晩飲みに行くので、今日は仕事をがんばる」とか「週末に旅行があるので、今週はこの作業をがんばって終わらせる」と、先にご褒美を設定して自分を奮い立たせることがありますが
私の場合、ご褒美が欲しくて頑張るという発想に、あまり馴染みがありません。これは明らかに
母の影響です。
小学生の頃からヤマハのジュニアオリジナルコンサート(通称JOC) の活動で、国内外で演奏をしていた経験を持つ私ですが
大きな演奏の依頼が舞い込むと決まって、すぐに美味しいものを食べに連れて行ってくれたり、ドレスを新調してくれたりして、気持ちを盛り上げてくれたものです。
一方で、うまくいったときにご褒美をもらった記憶は特にありません。
うまくできた、その結果そのものが私にとってご褒美なので、何かが欲しいと思うこともなく、おねだりしたこともありませんでした。
昨日、たまたま近くを通りがかったので、久しぶりに甘いものを買いました。心のギアを密かに一段階高めるためです。
広島の八天堂さんのクリームパン✨
私は父の転勤で、幼年期の一時期、広島県の福山市に住んでいたので、広島に親しみを感じており、県人会にも入っているほど😃
福山市に住んでいた5歳の時、エレクトーンを始めたのが私が鍵盤楽器との出会いでもあります。
優しい甘さが口いっぱいに広がった瞬間、【頑張るスイッチ】のレベルが確実に一段階上がりましたよ。
習慣、恐るべし❗️
さぁ、今週も頑張ります。
◆おまけ◆
レッスン帰りにバス停で宣伝を見つけました。シンガポールでもヒットの予感です。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。