こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
Rちゃん(小4)は、現在、モーツァルトのメヌエットを練習しています。
さわりの部分だけちょっぴりお聞かせしますね。
メヌエットといえば、バッハの
「レー ソラシド レー ソッソ」
を思い浮かべる方が多いかと思いますが
メヌエットというのは、曲の形式の名称の一つであり、メヌエットというタイトルの曲は多数存在し、様々な作曲家がメヌエットを書いています。
そこで今日は、メヌエットについて少し深掘りしてみたいと思います。
そもそもメヌエットとは?
メヌエット(Menuett)というのは、17~18世紀に流行したダンスです。
フランスが起源で、一番初めのメヌエットは1670年ごろ、ルイ14世の宮廷で踊られていたのだそうです。
メヌエットとは、どんなダンスなのでしょう?
メヌエットの名前の由来は「pas menu」、小さなステップという言葉から来ています。
メヌエットは男女のペアで踊るダンスで、1組ずつ、みんなの前で踊りを披露することが普通でした。
なんだか、とても緊張しそうですよね….
しかもメヌエットは踊り方がとても難しく、たくさん練習しなければ、きちんと踊れるようになれなかったんですって。
メヌエットをピアノで弾くときのポイントとは。
メヌエットには厳格に決められたステップがありました。そのため
メヌエットの楽曲は、そのステップに合わせて構成されています。
メヌエットの音楽は6拍が1サイクルになっていることが大きな特徴です。
こちらは、クリーガーのメヌエット。
メヌエットの楽譜を見れば、どの楽曲も4分の3拍子になっていることに気づくと思いますが、6拍が1サイクルなので、2小節が1サイクルとなってフレーズが構築されていることに注目して演奏することを心がけましょう。つまり
強調される重要な音は、常に偶数小節(2小節目、4小節目)の1拍目にくるということ。
間違っても奇数小節(1小節目、3小節目)の1拍目にアクセントを付けたりしないように気をつけましょう。
これを知っているだけでも、フレーズ感のある、美しいメヌエットを演奏できそうな気がしませんか?
以上、メヌエットについての基礎知識でした。
みなさんは、アナリーゼという言葉を聞いたことがありますか?
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生徒さんそれぞれの年齢やレベル、性格や適性に合わせ、楽曲の内容を分析したり、作曲家の意図を読み解いたり、曲名について学んだりします。
これらは、練習への意欲を高め、ピアノの演奏レベルの上達の助けになるばかりではなく、音楽以外の知識を深めることにも役立ちます。
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