こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日は、まず最初に昨日の投稿の続きからお話しますね。
♬昨日の投稿はこちらです。
この3種類のリズムを見て、わたしが思いついた、ヨコハマの地名は
①みなとみらい
②妙蓮寺(みょーれんじ)
③弘明寺(ぐみょーじ)
です。みなさんはいかがでしたか?
地元、ヨコハマの地名を目にすると、街の風景が自然と目に浮かんできて胸の奥がキューンとします。
実は先月、身内に慶事があり、ほんの数日だけ、みなとみらいにいた私。
あたりの様子はすっかり様変わりしていたけれど、宿泊したホテルの正面には、横浜博のときに建設された「コスモクロック」が、30年以上の時を経ても、同じ場所で、あの頃と変わらないそのままの姿で鎮座しており、何とも言えない安らぎを感じました。
私は横浜博で、デモンストレーターとして、ヤマハのパビリオンで、多機能型の電子ピアノ(クラビノーバCVP)やキーボードの演奏をしていました。
毎日の通勤に使っていたのは、横浜そごうの2階が乗り場になっていた「シーバス」です。あの頃の様子をご存知の方いらっしゃいますか?
仕事現場では、毎日顔を合わせるうちに、隣接していたパビリオンの「タミヤ」や「コナミ」のコンパニオンさん達とすっかり仲良くなり、休憩時間には、持ち寄ったお菓子を分け合いながら、たわいのないおしゃべりに花を咲かせたり、仕事が終わると、関内や元町に繰り出したりしました。
真夏の炎天下でのステージ演奏は、日差しを遮るものが何もなく、鍵盤を含め、楽器が今にも発火しそうなほどに熱くなり、いつか部品が溶けてしまうのではないか、不具合が生じてしまうのではないかと、とても心配だったことを覚えています。
演奏家の仕事は基本的に誰かに代わってもらうことができず、特にイベントの仕事は穴を開けることは絶対に許されないうえ、ステージは屋外に設置されていたため天候の影響も受けやすく、肉体的にも過酷な仕事でしたが
大勢の方たちに演奏を聴いてもらい、お声をかけていただいたり拍手を頂戴したりと、とても充実した楽しい時間だったことが思い出に残っています。
先月の滞在は、期間がとても短かくて時間がなかったので、何もできず、どこにも行けず、誰にも会えないまま、後ろ髪を引かれるようにして戻ってきたので、次の一時帰国が待ち遠しくてたまりません。
そんな私のもとに、これまた、都内でも、ひときわ馴染みの深いスポットのひとつである《原宿》から、ホットな話題が到着しました。
さて本題です。
昨夜、「ラドンナ原宿」で行われた、シンガポールのトップアーティスト、Dick Leeのライブでは、大勢の観客が集まり、大盛況だったとのこと。
Dick Lee については、以前も記事を書いたことがあります。
シンガポールで1番有名な音楽家、Dick Leeを知っていますか?
ライブ直後の興奮冷めやらぬ中、熱気あふれるレポートを届けてくれたのは、ヤマハのデモンストレーター時代からの親友であり、ヨコハマでピアノ教室を運営する傍らで精力的に音楽活動をしている、明美ちゃんです。
明美ちゃんと私は同学年。出身校はお互い違いますが、幼い頃から音楽の道に進む夢を叶えるべく、ともに切磋琢磨してきた共通の音楽仲間が何人かいることから少しずつ話をするようになり、趣味、趣向が似ていることを知って急速に親しくなり、現在に至ります。
昨年、シンガポールでの指導歴30周年の発表会の時には、お祝いのメッセージを寄せてくれました。
シンガポールでピアノ出張レッスン30年のあゆみ/アニバーサリーイヤーに頂戴したメッセージより③
20代の半ば、デモンストレーター仲間だった頃、明美ちゃんと私はDick Leeの紡ぎ出す音楽や世界観、カッコよさにハマり、当時、都内で頻繁に開催されていたライブによく足を運んだものです。
この服は、ラフォーレ原宿の「ジェーン・マープル」で購入したお気に入りの1着♬
気合の入り方は半端ではなく、品川プリンスでのディナーショー鑑賞のときは、わざわざ品プリに部屋を取り、銀座のオフィスでのデモンストレーター業務を午前中でサクッと切り上げ、午後の早い時間にチェックインをして、入念にヘアメイクを整えて、お揃いのコーディネートに身を包み「本番?」に備えたほど(笑)。
もちろん、シンガポールで行われたミュージカルにも、空を越えて、揃って「参戦」しました。
ゆかたを着込んで会場入りした私たちは、かなり目立っていたようで、私たちよりも前の席のシンガポール人男性たちが声をかけてきて
「よかったら僕らの席に座りなよ」
と席を譲ってくれたりもしました。
宿泊していたパンパシフィックホテルでは、乗り合わせたエレベーターの中で、在住日本人とおぼしき紳士から
「今日は何かパーティがあるのですか?」
と声をかけられ大爆笑。なぜなら、声をかけてきた男性の物腰や風貌が、当時私たちデモンストレーターが、全国研修の時などに指導を受けていた先生のお1人、F先生と瓜二つだったからです。
そんな感じでDick Leeの名前を出すだけで、遠い日のエピソードの数々が、次々と途切れることなく蘇る私ですから、昨日のライブでの最初の曲「ASIAMAJOR」を聴いて思わず号泣してしまったという明美ちゃんからのメッセージが目に入った途端に、移動中にもかかわらず、懐かしさのあまり涙が溢れてしまいました。
この曲は、1990年に発売されたアルバムに収録されています。
Dick Leeといえばシンガポール在住が長い方や、お子さんをローカル幼稚園や小学校に通わせている方は、ナショナルデーソングの名曲「HOME」の作曲者として、名前をご存知の方もおられるでしょう。
美しいメロディと心を打つ歌詞は多くの人たちに親しまれており、シンガポール人でこの歌を知らない人はいないと断言できるほどです。(ハマっ子の誰もが横浜市歌を歌えるようにね 笑)
今日は最後に、シンガポールを代表する、実力派女性歌手、Kit Chanが、2015年のナショナルデーラリーの際に歌った「HOME」の映像をみなさんにご紹介します。
歌の前に英語のスピーチがありますが、シンプルな内容ですので、ぜひ頑張って追ってみてくださいね。「HOME」の持つ、音楽のパワーがより強く響くはずです。
手厚くきめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて30年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。