祝!ピアノレッスン5年目/9歳になりました。

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こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

 

先日、当ピアノ教室の【お笑い担当?!】のAくんが、めでたく9歳のお誕生日を迎えました。

 

 

 

Aくんはいま、憧れのジブリの名曲に挑戦しています。

 

 

 

 

やっと、ここまできたね✨

 

 

 

 

自分の力で、こんな難しい曲が弾けるようになったという自負もあり、喜びもしとしおのようで、お得意のギャグも、次から次へと軽快に飛び出します。

 

 

 

♬則子先生

「ここはソ、ファだよ」

 

 

 

♬Aくん

「ソファに座ってゆっくりしたいなぁ」

 

 

 

♬則子先生

「タイに気をつけてね」

 

 

 

♬Aくん

「タイに旅行に行きたいなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

Aくんに初めて会ったのは、まだ4歳のとき。

 

 

 

 

2歳年上のお兄ちゃんの体験レッスンに伺った日です。

 

 

 

 

練習の様子をそばでじっと黙って見つめていたAくんですが、突然高らかに宣言したのです。

 

 

 

 

「ぼくもピアノならいたい」

 

 

 

「ぜったいにがんばる」

 

 

 

 

Aくんの、その言葉に、喜びよりも不安を隠せないお母さんでした。

 

 

 

 

 

わたしはピアノを習った経験がないので何もわからなくて教えられないけれど、先生、それでも大丈夫でしょうか?

 

 

 

 

私はただ一言、こう伝えたことを覚えています。

 

 

 

 

お母さん、お任せください!

 

 

 

 

あの日から5年が過ぎ

 

 

 

 

A君は、あの時の宣言通り、頑張って練習を重ね、今では、お兄ちゃんのM君とともに立派なリトルピアニストに成長しました。

 

 

 

 

時々勘違いをしたり、習ったことを忘れてしまうこともあるけれど、自分の力で楽譜を読み、リズムを数え、ゆっくりだけど着実に演奏力がついています。

 

 

 

 

数年前には、こんな頼もしい名言も残していますよ。

 

 

 

 

ぼく、ピアノ名人になりたい!

 

 

 

 

当ピアノ教室では、ご家庭での練習で、お家の方に「教えないでくださいね」とお伝えしています。

 

 

 

 

わからないことはレッスンでできるように指導します。

 

 

 

 

何がわかって何がわからないかを知っておくことも、より良い指導を実現するために大切なことなのです。

 

 

 

 

巷には、練習が不充分だと、おうちの方が先生からお叱りを受けるお教室があるそうですが、私からすると、それは立派な

 

 

 

 

責任転嫁

 

 

 

です。

 

 

 

ピアノを上手になりたいならば練習する。その気持ちを、うまく育てることができないのは、指導者にも責任があると私は考えます。

 

 

 

 

練習嫌いにはさまざまな理由がありますが、まず現状を知り、お家の方と悩みを共有し、問題を解決していくために一致団結して協力し、改善なための努力を常に怠らないことが、ピアノ指導者としての、あるべき姿ではないでしょうか。

 

 

 

 

当ピアノ教室で、おうちの方にお願いしたいのは、わからないことを教えたり、ご家庭で先に予習を進めることではなく

 

 

 

練習の習慣をつけて

 

 

 

見守り、励まし、応援すること

 

 

 

です。

 

 

 

ピアノのテキストはいわば、学校の教科書ですが

 

 

 

 

表面上、そこに書いてあること「だけ」ができれば即、合格ではありません。

 

 

 

 

それが、算数の計算問題を解いていくのとは大きく異なるところ。

 

 

 

 

要所要所で「ここで、できておきたい技術的ポイント」や「感情表現のねらい」が存在していますが、それらは

 

 

 

 

ピアノ指導を専門に学び、実地での経験を積んだプロにしかわからない、理解できない領域の、音楽的な内容がほとんどです。ですので

 

 

 

 

 

それに気が付かずに必要事項を飛ばして先に進めてしまうと、必ず「取りこぼし」が発生し、前に戻ってやり直しをすることになり、結果、上達に遅れがでたり、モチベーションの低下を招いたり、親子の関係に亀裂が生じたりと、好まざる流れを生むことになります。

 

 

 

 

レッスンに有利になるからと、頑張って先に進めたのに、です。

 

 

 

 

こんな理不尽なことってないですよね。しかしそれが現実なのです。

 

 

 

 

私は、レッスンの中で、おうちの方に、そのあたりの内情を詳しくご説明し、理解を求めることに時間を割くことを、あまり好みません。なぜなら、限られた時間を、できるだけ有効に使って

 

 

 

 

生徒さんにはやく上達してほしいから

 

 

 

 

それが私の仕事です。ですから、信頼して、プロの手に委ねていただきたいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

Aくんのお母さんとは、帰り際に音楽にまつわる話題で盛り上がることがよくあります。

 

 

 

 

先日は、ひょんなことから、1990年に大阪市で開催された【花博】の話になりました。

 

 

 

 

「花博のとき、ヤマハパビリオンで演奏していたんですよ」

 

 

 

 

と伝えると、お母さんのお顔がみるみる輝くのがわかりました。

 

 

 

 

「花博、懐かしいです!父が花博の会場パトロールを担当していたんですよ。警察官だったので」

 

 

 

 

「シンガポールで花博の話ができるなんて思いませんでした。何だか興奮しちゃいます」

 

 

 

 

「先生、いろいろな場所で演奏されていたんですね!」

 

 

 

 

 

私こそ、30年以上もの時を経て、レッスン先で花博の思い出話に花が咲くとは思いもしませんでした。

 

 

 

 

もしかしたら会場内のどこかで、お父様とすれ違っていたかも知れません。

 

 

 

 

そんなことを考えて、不思議なご縁を感じて嬉しさが込み上げたひとときでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手厚くきめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて30年。

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。
 
 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

 
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
 
 

 
プロフィール
 
 

当ピアノ教室の指導コンセプト(教育理念)について

 

 

 

 
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
 

 

 

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