こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

 

 

1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールで1番長い指導歴の日本人のピアノの先生です。

 

 

指導方針

 

 

 

 

シンガポールは日本とはピアノ教室の事情が異なり、講師の自宅でお教室を開講することは法律で認められていません。

 

 

 

 

 

 

当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。

 

 

 

 

 

先日、レッスン最後のお歌の時間に、今の時期に相応しい、とても懐かしい曲のリクエストをもらいました。

 

 

 

1985年にリリースされた、Wham!(ワム!)の「Last Christmas 」です。

 

 

 

 

 

 

時代を超えて親しまれている、クリスマスの定番ソングのこの歌ですが、6歳の生徒さんは、音楽好きのお父さん編集の「Xmasソングコレクション」を一緒に聴いているうちに覚えたのだそうです。

 

 

 

 

マライヤキャリーの「All Want For Christmas Is You」もレパートリーの一曲だそうです。音程も発音もバッチリで驚きました!

 

 

 

 

お歌のリクエストに応えて弾く時、無意識にピアノソロで弾きやすい、Cメイジャー(ハ長調)でイントロを弾き始めて、メロディに入って6歳さんが歌い出した声を耳にした途端、そのキーがオリジナルのEメイジャー(変ホ長調)なのを知り、慌てて歌の高さに転調して弾いた、則子せんせーです(汗)

 

 

 

 

 

 

私は、最初の数音を聴いただけで、一気に周りの空気をクリスマス色に染める、「Last Christmas」のイントロを頭の中に思い浮かべただけで、今でも30年以上前の「あの頃」を鮮明に思い起こすことができます。

 

 

 

 

 

まさに、バブル期入り口の華やかな時代。

その頃私は、ピアノやエレクトーンの指導に加えて、ヤマハのデモンストレーターとして、日本各地や海外で演奏活動をしていました。使用していた楽器の一つはSHS-10、愛称「ショルキー」ショルダーキーボードの略です。

 

 

 

 

「Last Christmas」は、ショルキーに内蔵されていたデモ演奏の曲です。

 

 

 

 

当時、デモンストレーション演奏の仕事現場では、楽器から幾度となく、この曲が流れていました。

 

 

 

 

 

 

今日は、私がシンガポールに移住する前、ヤマハのデモンストレーターとして演奏活動をしていた頃の一時期、1980年代後半のことを、ショルキーの演奏活動を中心に少し振り返ってみたいと思います。

 

 

 

 

ヤマハ創立100周年記念モデル「ショルキー」を、国内外で演奏していました。

 

 

 

先頃、新しいモデルが発売されて再び業界内でも注目を浴びている、ヤマハのショルダーキーボードSHSシリーズ。初代は、1987年に、ヤマハ創立100周年を記念して製造されたSHS-10です。

 

 

SHS-10

デジタルキーボード/1987年

[ 画像 ] SHS-10

「SHOLKY(ショルキー)」の愛称で親しまれたショルダーキーボード。
ギターのようにストラップを使用してキーボーディストが立奏できるのが特徴のポータブルキーボードで、オートベースコード機能も搭載している。
MIDIアウト端子も装備しているため、外部音源をコントロールするMIDIキーボードとして使用することも可能。YAMAHA公式ホームページ 鍵盤楽器展示コレクションより引用。

 

 

 

銀座、錦糸町、池袋、渋谷、新宿。。。

都内各地でのデモンストレーション演奏では、当時流行っていた「マリオネット」や「ガラスの十代」なども弾いていました。

 

 

 

 

 

 

曲の人気の効果は絶大で、パフォーマンスが始まると途端に周りに人だかりができて、週末、歩行者天国になっているヤマハ銀座店前の道路でのデモンストレーションイベント開催の時は、演奏しているうちに、仲間の姿が人垣に隠れて見えなくなってしまったこともあったほど。(笑)

 

 

 

 

シンガポール、バンコク、香港、韓国では、新商品のプレス発表の際のプレゼンテーション演奏もしましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

楽器が発売前の段階では、時に予期しない機能上の不調が起こる可能性もあるのですが、それを本番で絶対に見せることは出来ないので(どんな職業でも、現場の状況に応じた臨機応変な対応ができてこそ、一流のプロですよね?!)緊張して一睡もできないことなどは日常茶飯事でしたが、そんな緊張感も含めて楽しかったことをよく覚えています。

 

 

 

 

 

 

貴重なスタッフトレーナー。当時のショルキー現場音響スタッフを旦那さんに持つ、ヤマハのアーティスト仲間が、数年前に日本から、サプライズのクリスマスプレゼントで贈ってくださった品です。

 

 

 

 

 

 

初代ショルキーSHS-10は今から30年以上前の機種なので現在入手は大変困難ですが、この楽器は、かつて私の音楽シーンを彩ってくれた、かけがえのない存在であり、思い入れもひとしおのため、再び手にできる日を長年夢見ていました。

 

 

 

 

数年前にその夢は叶い、現在は2台を所有しています。(写真中央は鍵盤ハーモニカ)

 

 

 

 

 

 

一台目はシルバー。

一時帰国をしている時、親しい人と訪れた関東近郊の街の、とある小さな楽器屋さんにふらりと立ち寄った時に運命の出会いを果たし

 

 

 

その神々しいまでの姿を目のあたりにして、すぐに手に取って触ることが憚られて、恐る恐るそばに寄ってスイッチを入れて

 

 

 

音に問題がないのを一つ一つ確かめてから、最後に黄色の「DEMO」のボタンを押したときに流れてきた、懐かしい音色の「Last Chritmas」のイントロを聴いた瞬間の感動は、きっと一生忘れないでしょう。(こっそり打ち明けると、お恥ずかしながら少し泣きました。。。)

 

 

 

 

その時、私のそんな様子を間近にした仲間が、こっそりと後日、ヤフオクで入札してプレゼントしてくれたのが、2台目のレッドです。

 

 

 

 

そんなドラマティックなストーリーを経て私の元にやってきてくれたショルキー達は、当ピアノ教室のイベントでも現役で活躍中で、今も変わらず心強い相棒です。

 

 

 

 

 

 

そろそろ時期を見て、コロナが落ち着いた時に再始動できるように、ライブパフォーマンスの企画を練って、ショルキーの出番も作らなくてはいけませんね。

 

 

 

密かに温めている「チーム結成」は、来年以降、実現を目指しています。

 

 

 

 

 

 

6歳さんからの「Last Christmas」のリクエストを受けて、ショルキーから「私のことも忘れないでね」「たくさん奏でてね」という囁きが聞こえて来るような、2020年のXmasシーズンです。