日本のピアノの先生方に聞いた【レッスンの実情】から考えたこと。

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こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

 

 

この数年、ビジネスの第一線で活躍し、入社時の面接や若手の育成にもかかわっているポジションに就く友人との会話で

 

 

 

 

「最近の若者は打たれ弱い」

 

 

 

「叱ったらすぐにヘソを曲げる」

 

 

 

 

という話題になることがあります。そういえば以前

 

 

 

 

「キミに期待しているよ」

 

 

 

 

と言われた途端、翌日辞職してしまった新入社員がいるとニュース記事で読み、「なぜ?」「何がいけないの?」と、とてもビックリしたことがありました。

 

 

 

 

ご参考までに、Z世代の労働意識を知るには、こんなアンケートもあります。

 

 

 

 

一方、つい先日、ピアノレッスンに目を向けると、ネットを通じた日本の先生たちとの交流会に参加したところ

 

 

 

 

間違いを指摘しただけで不機嫌になり、やる気をなくす子

 

 

 

 

が、年齢を問わず増えているとの指摘がありました。

 

 

 

 

叱ったわけでもないのに

 

 

 

 

それではレッスンが成立しないですよね。。。

 

 

 

 

学びの過程では誰しも間違いがあって当たり前。できるように「やり方を教えてもらい、それにならって練習する」のがレッスンです。

 

 

 

 

そのような問題をかかえている先生は一様に口を揃えておっしゃいます。

 

 

 

 

「間違ったところがあっても、やむなく黙って見逃すしかないんです」

 

 

 

 

「なおそうとするとご機嫌ナナメになっちゃって、言う事なすこと拒否されて」

 

 

 

 

ピアノやめる!

 

 

 

 

って言われちゃうから、こわくって。

 

 

 

 

なるほど。。。

 

 

 

 

一旦「モード」にスイッチが入ってしまうと、感情のコントロールが効かなくなり、ご両親もお手上げ状態になるのだそうです。そうなると、ピアノレッスンどころではありませんね。

 

 

 

 

何とももったいない。。。

 

 

 

 

間違いを指摘されると、自分を否定されたような気持ちになって、一気にプライドが傷つくのでしょうか。

 

 

 

 

決してそんなことはないのに。。。

 

 

 

 

日常生活でも、それらを学んだ経験がないのでしょうね。

 

 

 

 

そんな中、別の、ピアノ指導歴5年と言う先生からは

 

 

 

甘すぎる

 

 

 

優しすぎる

 

 

 

 

からと、レッスンをやめてしまった、小学校低学年の生徒さんがいるとの話がでました。保護者の方にはっきり言われたのだそうです。

 

 

 

 

 

このケース、先生からすると辛いところです。無念ですね。もっと伸ばしてあげたかったことでしょう。

 

 

 

 

 

「きちんと指導をしようとすると”やめる”」という子がいるから、腫れ物に触るように、ご機嫌を損ねないようにと気を遣って接してきたのに

 

 

 

 

それを理由に、「やめます」という生徒さんが出てきた。

 

 

 

 

これはなかなか深刻な状況だと思います。まさに八方塞がりですね。

 

 

 

 

さて、ここで私の考えというか、当ピアノ教室の方針をお話すると

 

 

 

 

至ってシンプル、そして常に一貫しています。

 

 

 

 

❤︎いま、ここで言わなければと思う「大切なこと」は、先送りにせず指導します。

 

 

 

❤︎いま、ここで踏み込んでしまえば、ご機嫌を損ねてしまうとわかっていても、「必要なこと」はしっかり伝えます。なぜならば理由は一つ。

 

 

 

 

 

自分の気持ちにウソをつくのはイヤだから

 

 

 

 

 

黙っていたら、放っておいたら、明らかにこの子のためにならないと、心が必死に訴えているのに、それを無視して、自分を偽る理由が一体どこにあるのでしょう。

 

 

 

 

 

私は「ピアノを使って、子どもの気分に合わせて遊んだり、調子よくおだてるだけの、”顔見知りのおばちゃん”」ではないのです。

 

 

 

 

 

ピアノに限らず、幼くても幼いなりの「その場にふさわしいけじめ」や社会人としての「たしなみ」を少しずつ身につけ、どこに出しても恥ずかしくない、一目置かれる存在に育てあげることは、お稽古ごとの先生の担う役割の一つと私は考えますが

 

 

 

 

 

このあたりはご家庭でのしつけの領域にも密接に関わってくるので意見が分かれるかもしれません。

 

 

 

 

 

当ピアノ教室は、歴代の保護者の方々から《一人一人の感情の動きを見ながらレッスンを進め、考えを尊重し、気持ちに寄り添う指導》との評価をいただいていますが、レッスンの主導権を、生徒さんに丸投げすることはありません。なぜなら

 

 

 

 

 

それが指導者としての責任を全うすることだと思うからです。例をあげましよう。

 

 

 

 

 

《もっとゲームをしたいのにレッスンの時間になったと主張を繰り返す生徒さん》に対して

 

 

 

 

「それならワークブックをしましょうか?」

 

 

 

 

とは言いません。

 

 

 

 

「今、ご飯を食べたくないのならば、(とりあえず)好きなおやつを食べておく?」

 

 

 

 

 

と言っているようなものだからです。しかし

 

 

 

 

 

《大好きなお友達が本帰国して悲しみにくれ、何も手につかない状態の生徒さん》には

 

 

 

 

 

「今日はワークブックからはじめてみようか?」

 

 

 

 

 

と提案します。みなさんには、この違いがお分かりになりますか?

 

 

 

 

 

そこに、本物の愛があるのか

 

 

 

 

子どもは奥の奥まで鋭く見抜いています。ですから

 

 

 

 

常に真剣に、真心を込め、全力を尽くして

 

 

 

 

どんなに時代が移り変わろうと、当ピアノ教室は、開講当時からのポリシーを守り抜いていきます。

 

 

 

 

 

 

手厚くきめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて30年。

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。
 
 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

 
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
 
 

 
プロフィール
 
 

当ピアノ教室の指導コンセプト(教育理念)について

 

 

 

 
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
 

 

 

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