こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
先週のある日。
急ぎ足で次のレッスンへと移動していると、つい先ほどレッスンを終えたばかりのEちゃん(6歳)のお母さんから、思わず頬が緩んでしまうようなLINEメッセージとお写真が届きました。
「先生がお帰りになったあと、工作をして今も頑張ってます❤」
「楽譜みるの忘れないように、鍵盤にもお守りお目々を。」
こういうご報告をいただくと、指導者としてとても励みになり、嬉しくなります。
レッスンの移動中は、遅れないようにと気が張っていることが多く、ご連絡が入るとつい緊張してしまうのですが、メッセージを開き、一気に気持ちが和みました。
頑張りやさんのEちゃんは、レッスンで思うように弾けなかったことが、とても悔しかったようで、レッスンが終わった後もピアノの練習に勤しんでいたようです。
❤︎練習が足りなかったのか
❤︎たまたま弾けなかったのか
この道で30年以上も生きていれば、音を聴いた瞬間に「弾けない理由」はわかります。
Eちゃんが練習の成果を披露しようと意気込んでピアノに向かったことを、則子せんせーはちゃーんとお見通し。
ですので、ミスがあっても次に進もう、つなげようと懸命なEちゃんの姿勢を讃えながら、祈るような気持ちで見守り、最後まで励まし続けたのですけれど(お母さんも一緒に♬)
Eちゃんは、自分の演奏の出来栄えに納得いかなかったようで、弾き終わった瞬間、ピーンと張ってた糸が切れたようにシュンとして、うなだれてしまいました。
「自転車の練習をしたときも、泣きながら何回も何回も、長い時間練習を繰り返していました」
とはお母さんの言葉です。
わかるなぁ。歯を食いしばるようにして自転車にまたがっている、Eちゃんの姿が目に浮かぶようです。
くやしいんだよね!
たくさんの子どもたちにピアノ指導を通して触れ合いながら私は、負けず嫌いさんには2通りあると感じています。
誰かに負けたくない子
自分に負けたくない子
やると決めたらやり抜く力が強く、着実に結果を残すのは圧倒的に後者です。
何事も、最後に成功する人は、他人との勝負や競争に「勝つ」こと以上に、自分に「克つ」ことに強く執着しているものです。
なぜなら、他人との勝負は、時の運などの複雑な要因が絡み合うので、必ず勝てるとは限りませんが
自分との勝負は、その気になれば100パーセント克てるからです。
昨日より今日、今日より明日。人は何歳になっても、自分次第でいかようにも成長できる
やるかやらないか、続けるか続けないかを選ぶのは、ほかの誰でもなく自分自身なのです。
たとえ些細な行動であっても、自分に克ち続けている人は、長い目で見れば安定した結果を出す。
それはピアノに限ったことではなく、勉強にも仕事にも、ひいては人生にも共通なのではないでしょうか。
【そして導かれた今日の結論】
周りの助けや働きかけを必要としなくても、自分で自分のハートにエンジンをかけることができるEちゃんは最強です!
やったね!
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。