ダブルフラット、ダブルシャープはどうして必要なの?

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こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

 

今日は、昨日の投稿の続編です。

 

 

 

 

昨日の投稿はこちら。

 

 

はじめまして【ダブルフラット】♬

 

 

 

さぁ、それでは早速、ダブルフラット、ダブルシャープについて、深掘りしていきましょう♬

 

 

 

ダブルフラット、ダブルシャープは、どうして必要なのですか?

 

 

 

理由は2つあります。

 

 

 

①楽典上の理由から

 

 

 

みなさんは「楽典」という言葉を知っていますか?

 

 

 

 

音楽の決まりごとを「楽典」といいます。

 

 

 

 

音楽には、様々なルールが存在しています。

 

 

 

 

楽典は言語の文法と同じようなもの。

 

 

 

 

リズムやメロディには、決まった法則があるのですが、曲には、それぞれ、その曲固有の音階が存在しています。(特殊なパターンですが、現代音楽には、調号を持たない「無調」の曲もあります。)

 

 

 

 

 

これを示す記号を「調号」といいます。楽器を演奏した経験のある人ならば

 

 

 

この曲はハ長調

 

 

 

この曲はニ長調

 

 

 

と言う言葉を聞いたことがありますよね?

 

 

 

調号は、ト音記号やヘ音記号の右横に示されたシャープやフラットの数であらわします。

こんな具合です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音階とは、文字のごとく「音の階段」。

 

 

 

 

シャープやフラットが多い調号の曲になると、音の階段を構成している音に黒鍵が増えますが

 

 

 

 

もともと黒鍵の音を半音上げたり下げたりしたいとき、ダブルシャープやダブルフラットを使います。

 

 

 

 

もし、ダブルシャープやダブルフラットを使わずに表記してしまうと、楽典上、問題が生じます。

 

 

 

 

移調したときに、辻褄が合わなくなってしまうからです。

 

 

 

 

②楽譜を読みやすくするため

 

 

 

 

ここでは、ショパンの「幻想即興曲」を例に挙げますね。

 

 

 

 

 

 

 

楽譜の左から4つ目、5つ目の音は、鍵盤上ではソ-#ソ となるのですが、これを楽譜上で、ダブルシャープを使わずに書くと、ナチュラル・ソ – #ソと、かえって臨時記号が多くなり、ややこしくなってしまいます。

 

 

 

 

シャープ、フラット、ナチュラルなどの臨時記号は、なるべく少なくシンプルな表記の方が、読譜は簡単なのはいうまでもありません。

 

 

 

 

ダブルシャープやダブルフラットは、シャープやフラットの多い調号の曲の時だけに登場します。

 

 

 

なので、ダブルフラットやダブルシャープは、シャープやフラットの多い曲をまだ弾いたことがない人にとっては、ステップアップした先で、やっと出会うことが叶う【スペシャルなキャラ】ともいえるでしょう。

 

 

 

 

 

 

前回、楽譜の中にダブルフラットやダブルシャープを見つけたら、実力がついた証ですよー!とお話しした意味が、おわかりいただけたでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、当ピアノ教室では、現在、Kちゃん(小学6年生)、Rちゃん(小学5年生)の他に、Dくん(中学2年生)、Kちゃん(高校2年生)、大人ピアノレッスン生Yさん、Nさん、Sさんが、現在、ダブルシャープまたはダブルフラットが登場する曲を練習中です。

 

 

 

 

 

今日は、通常、ピアノレッスンでは踏み込むことのない音楽理論の領域まで入ってダブルフラット、ダブルシャープの存在意義についてご説明しましたが、いかがだったでしょうか。

 

 

 

 

 

 

一見控えめな性格に思えるダブルシャープですが、実は今回、音楽界以外のフィールドでも活躍して、人々の暮らしに貢献しているという情報を得ました!

 

 

 

 

 

そこで明日は、「新情報、ダブルフラットの別の顔発見?!」と題して、その詳細をお伝えします。

 

 

 

 

どうぞお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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