こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールで1番長い指導歴の、日本人のピアノの先生です。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
Q&Aシリーズ⑩
先生のお宅でのレッスンはありますか?
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器演奏のエキスパートです。
良い曲には色あせない永遠の魅力があります。
今日、朝1番で心が浮き立つようなニュースが飛び込んできました!
歌手の松田聖子(59)が、初期の代表曲のセカンドシングル「青い珊瑚礁」(80年)を41年ぶりにセルフカバーしたことが31日、分かった。デビュー記念日の4月1日に「青い珊瑚礁~Blue Lagoon~」として配信リリースする。Yahooニュースより引用。
松田聖子さんは、2020年の昨年にデビュー40周年イヤーを迎えましたが、新型コロナ肺炎の影響で全国アリーナツアーが延期になりました。
今年に入り、依然コロナ禍が長期化している中、少しでも人々に元気を届けられたらという思いから、セルフカバーMVの制作に至ったのだそうです。
MVでは、懐かしい「聖子ちゃんカット」も披露していて、珍しいショットが目白押しとのこと。これはすぐに観なくては!
聖子ちゃん全盛期に青春時代を過ごした世代の私にとって、松田聖子さんは特別な存在であり、私の音楽史の中でも、松田聖子さんの数々の名曲は、大きな存在感を放っています。
松田聖子さんは、80年代の日本を代表する歌手として、シンガポールでも大変人気があります。
シンガポールに移住したばかりの頃、私は、Good Wood Parkホテルの専属ピアニストでした。
ピアノを弾いている姿を見て、日本人とわかると、シンガポール人の人が話かけてくることがよくあり
「Seiko Matsudaを知っている?」
と聞かれ、知ってるとわかると
「彼女の曲を弾いてくれますか?」
とリクエストをいただくことがあり
「Sweet Memories」
「瞳はダイアモンド」
「ガラスの林檎」
などのスローバラードを好んで弾いていました。ピアノの音をそばで聴いているうちに、一緒に歌い出す方もありましたよ。
ピアノ指導を始めてからは、同世代のお母さん方から
「先生、聖子ちゃん弾いて!」
とリクエストをいただくことや、ピアノの上に積まれた本の中に「ヒット曲全集」を見つけ、パラパラとめくると、聖子ちゃんの曲を見つけることがよくあります。
今でも、レッスンの最後にリクエストに応えて時々弾くのは
「赤いスイトピー」
「瑠璃色の地球」
「きっと、また逢える」
などです。名曲は時代を経ても色褪せることがなく、人の心を打ちますね。
昨年のクリスマスには、たまたま前日に観た、松田聖子さん特集のテレビ番組を見ているうちに弾きたくなった「あなたに逢いたくて」のピアノ演奏を、この公式ブログにも載せましたが
シンガポールのピアノ教室/Xmaイブに、たくさんのありがとうを込めて弾きました。
数年前に本帰国された生徒さんのお母さんにLINEでクリスマスメッセージを送り、YouTube動画をシェアさせていただいたところ、後日、シンガポールで一緒にレッスンをしていた頃の懐かしい話で大いに盛り上がりました♬
シンガポールのピアノ教室/本帰国した13歳女の子のママから届いたLINEから♬
この生徒さんがピアノレッスンを始めたのは幼稚園の年長組さんの時。
あの頃、いろんなことに興味がいっぱいで、なかなかじっとしていられず、ピアノを弾き終わると突然走り出し、お気に入りのおもちゃをピアノの椅子に並べて遊び出すなど、元気いっぱいの5歳だった女の子は、今、13歳になり、アニメの好きなモノトーンがよく似合う、ロングヘアの大人っぽい少女へと成長しました。
ピアノレッスンを離れた今も、ピアノと良い関係は継続中で、お勉強の合間に、気分転換で「千本桜」などを弾いているそうですよ。
13歳の時に手掛けたアレンジと松田聖子さんとの意外な繋がり。
私が13歳の頃を思い返してみると、同年代の友達が部活動に打ち込む中、私は音楽一筋で、大人と子どもの間で揺れ動く年代の心を曲作りに昇華させるべく、ピアノ、エレクトーン、作曲の先生方からのご指導を受けるのと並行して、ヤマハJOC(ヤマハオリジナルコンサート)で音楽活動をしていました。
松田聖子さんのデビューは私が高校生一年の春。「青い珊瑚礁」は、デビューシングル「裸足の季節」に続く第二弾です。
松田聖子さんは、この曲で一気にトップアイドルに上り詰め、「聖子ちゃんカット」などの社会現象を生み、「青い珊瑚礁」は、翌年のセンバツ高校野球の入場行進曲にも採用されました。
この曲のアレンジは。名アレンジャーとしてその名を馳せた大村雅朗さん(病気により1997年他界、享年46)。「青い珊瑚礁」は、大村雅朗さんが初めて編曲した聖子ナンバーとしても知られています。
大村雅朗さんは、八神純子さんの「みずいろの雨」渡辺美里さんの「My Revolition」など多くのヒット曲のアレンジを手掛けた稀代のアレンジャーですが
私は「青い珊瑚礁」がリリースされる数年前に、大村雅朗さんと、ある作品のアレンジを共同で手掛けた経験があります。
1977年に、つま恋で開催された、ヤマハ音楽振興会主催の第14回ヤマハポピュラーピアノコンテスト(ポプコン)に出場された「本間由理」さんの「ホワイトナイト」です。
この曲は、同大会で川上賞を受賞しました。ちなみにグランプリ曲は、世良正則さんの「あんたのバラード」です。
川上賞の「川上」とは「ヤマハ中興の祖」と言われている、当時の日本楽器株式会社(現ヤマハ株式会社)社長、川上源一氏の名前が由来です。
川上源一氏は、楽器演奏を身近にするためにヤマハ音楽教室を全国で展開して音楽教育の裾野を広げるほかに、ヤマハポピュラーコンテストや世界歌謡祭などを開催して70年代から80年代のフォークソングやロックミュージックの普及に貢献しました。
強烈な個性とワンマンぶりが有名で、カリスマ性の高い方でしたが、素顔はとてもおおらかで、生涯子どものようなピュアな感性を持ち続けた方でもあり、私はとても可愛がっていただきました。
※むかーし昔の秘蔵写真を特別公開!都内で開かれた、あるパーティでのスナップ。横には八神純子さんもおられます。
2021年バージョン「青い珊瑚礁」に明るい未来を託して。
「青い珊瑚礁」の曲の世界観には『青い空、青い海、心地よい風、輝く太陽』というイメージがあるそうです。まるでシンガポールのイメージソングのようですね♬(都合良く解釈してみました 笑)
MVの撮影は、お天気にも恵まれ、心地よい風も吹き、楽しい現場になったそうです。明るいオーラに私たちも是非ともあやかりたいものですね。
今日から4月に入りました。私たちの生活が一変してから早くも一年以上が経過しましたが、当ピアノ教室の生徒さん達は、桜の便りに乗った「桜プロジェクト」に参加して、毎日元気にピアノ練習に励んでいます。
そんなみなさんのために、則子せんせーは、とびっきりのプレゼントを調達してきましたよー!!!
可愛さのあまり、思わず「爆買い」してしまったので(ごめんなさい。。。)現在、シンガポール国内で、この商品は品薄で、しばらくは入手困難かと思われます。何なのかは、ここでは♡ヒ、ミ、ツ♡
今日もシンガポールは、午後からも引き続き暑さが続きそうですが、レッスンの移動中は久しぶりに聖子ちゃんメドレーを聴いて、生徒さんを見習ってエアピアノしながら、頑張ります♫
シンガポールの出張ピアノ教室/ボク、弾いてないけど弾いてるよ?弾いてないけど弾いてるよ♬(6歳の告白?!)
♣︎おまけ♣︎
昔の写真の中から見つけた、初めての海外でのプレゼン&デモ演先のグアムへと向かう前の成田空港での一枚。1988年10月です。
深夜のフライトにも関わらず、横浜からYCATに一緒に乗って、はるばる成田まで見送りに来てくれた母に心配をかけまいとテンション高めでポーズをとっていますが
現地に着いてからは、初めての英語でのプレゼンに緊張して、ひたすら練習を繰り返し、一睡もできない数日間を過ごしたことが懐かしく思い出されます。
今日も、人々が安全に過ごせるために、昼夜問わず尽力を尽くしてくださっている世界中の方々に感謝し、1日も早い自由な空の行き来の再開を、心より願っています。