はじめまして【ダブルフラット】♬

ピアノレッスン 最新記事

こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

 

昨日のKちゃんのレッスンでは、新しい音楽記号についての話題で盛り上がりました。

 

 

 

 

6年生になって、お姉さん度が急上昇のKちゃん。

 

 

 

 

ヘアスタイルも、いつもバッチリ決まってます♬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、Kちゃんは、1時間のレッスンを受講しています。

 

 

 

 

ショパンの「華麗なる大円舞曲」と「Friend like me」(ジャズピアノアレンジ)を練習中。

 

 

 

 

さらにこの春からは弾き語りにも挑戦するなど意欲満々。

 

 

 

 

 

ピアノを習い始めて4年目に入って、腕がグーンと上がってきました。自信もついて、音楽への興味が日に日に増すばかりのKちゃんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろまた、新しいオリジナル曲も聴かせてほしいなぁ♡

 

 

 

 

譜面の中に新型の記号を発見!

 

 

 

 

「これはなんでしょう?!」

 

 

 

 

ビックリしたようにつぶやいたKちゃんの視線の先にあったのは「ダブルフラット」。

 

 

 

 

 

この記号は、ピアノ初心者の楽譜には出てきませんので、楽譜の中にダブルフラットがあるということは、難易度の高い曲が弾ける実力がついた証ですよー、おめでとう!

 

 

 

 

 

写真は、シューベルトの「即興曲」。ダブルフラットが見つかりましたか?

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダブルフラット」は、文字通り、フラットを付けた音をさらに半音下げる音楽記号です。重変記号とも言います。

 

 

 

 

「もとの音から2回フラットをしてくださいね」という意味です。

 

 

 

 

ダブルフラットには4つのルールがありますよ。

 

 

 

①その小節内のみ有効

 

 

②1オクターブ以上離れている音は無効

 

 

③同じ小節内で同じ高さの音であればト音記号でもへ音記号でも有効

 

 

④小節をまたいでタイで結ばれたとき、タイが終わるまで有効

 

 

 

 

「ダブルフラットがあるっていうことは、ダブルシャープもあるってことだよ」

 

 

 

 

「どんな記号だと思う?」

 

 

 

 

Kちゃんに質問を投げかけてみると、早速想像しながら書いてくれたのがこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふむふむ。

 

 

 

 

みなさんは、ダブルシャープの記号を見たことがありますか?

 

 

 

 

正解はこちら。

 

 

 

 

 

まるで手裏剣みたいだと思いませんか?

 

 

 

 

 

Kちゃんも、意外な形に相当驚いたようで

 

 

 

 

 

えええええー!!!!!!

 

 

 

 

と、のけぞるようにして叫んでいましたよ。その姿が面白くて、大爆笑してしまった則子せんせーです。

 

 

 

 

そういえば・・・

 

 

 

 

 

先週、偶然にも、yoasobiの「群青」を練習中のRちゃんから、譜面上の「ダブルシャープ」に関しての質問をもらってお答えしたばかり。

 

 

 

 

 

「どうして、わざわざダブルシャープを使うのですか?」

 

 

 

 

 

「ソ」にダブルシャープをつけたら「ラ」の鍵盤を弾くことになるのだから、最初から「ラ」を書けばいいのに

 

 

 

 

 

これは、ピアノ経験者のRちゃんのお母さんも以前から不思議に思っていたことだったそうです。

 

 

 

 

 

理由を説明すると、何度も母娘で顔を見合わせて頷いていました。納得してもらえてよかったー!

 

 

 

 

 

地味な存在のダブルフラット、ダブルシャープですが、音楽的にちゃんと必要な理由があります。いてくれないと困るのです。

 

 

 

 

 

そこで明日は、ダブルフラット、ダブルシャープに焦点を当てて、その存在意義について、ちょっぴり深堀してみたいと思います。

 

 

 

 

 

どうぞお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

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