こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
今日は、当ピアノ教室で、今週末からオンラインレッスンを開始されることが決まった、5歳の女の子、Sちゃんとの、出会いからレッスンまでのストーリーです。
公式ホームページより体験レッスンのお申し込みをいただきました。
お母さんから体験レッスンへのお申し込みのメールをいただいたのは、5月22日です。
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(お母さんからのメッセージより抜粋)
初めまして。
先生のブログの中の5歳の男の子のロックダウン期間中のご様子をご紹介してらした記事をみて
【子供の出来たというとてもうれしい様子】と、【その子のお母様の努力】をとても大切にしていらっしゃり、全てを共有していることにも先生が喜びを感じていらっしゃることがとても鮮明に描かれていて
こんな先生に娘とわたしもご指導していただけたら幸せだ
と感じ、応募させていただきました。
娘は2015年生まれの5歳になります。
経験はほとんどありません。
このオンラインの中スタートすることに、
迷いもありましたが
いつまで続くかわからない中で待つより、逆に集中的に家でできる楽しみを増やしていけたら幸せだなという思いと
ブログでの先生のご指導はオンラインでもすばらしいのではというおもいからスタートさせて頂きたく応募いたしました。
返信おまちしております。
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オンラインでの体験レッスン受講。
いただいたメールには、お住まいの地域、レッスンご希望のお時間も書き添えてくださっていました。
しかし、とても残念なことに、時間の調整がどうしてもつかなくて、外出制限が緩和された後も、出張レッスンに、しばらく伺うことができそうにありません。。。(涙)
あぁ・・・こんなに丁寧で心温まるお言葉を頂戴しているのに・・・と、私は悲しみに打ちひしがれ、思わず頭を抱え込んでしまいました。。。
当ピアノ教室は、平日、週末共に、現在満席のため、出張レッスンのご希望に沿うまでに、お時間をいただく状況となっております。
最近新しくご入会された、姉弟の生徒さんは特別なケースで、一軒家にお住まいで、ご近所への音の配慮に敏感になる必要がなく、また、生徒さん達の年齢も12歳、15歳と上なので、週末の早朝と、平日夜遅くからのレッスンをご提案したところ、ご快諾をいただいたため(ラッキー!)、レッスン実施時間を拡張しました。
どうにかならないかしら。。。
私はしばらく考えて
土曜日の夜のオンラインなら、レッスンができるかも!
と思い立ちました。
土曜日は、朝8:00から夕方4:00までノンストップで出張レッスンが続いたあと、帰宅してからは、本帰国された生徒さんの週一回のオンラインレッスンや、単発でのオンラインレッスンなどが続いています。
【速報】シンガポール⇄名古屋/本帰国後初のオンラインビアノレッスンより♬(7歳女の子)
しかし、現在、準備や休息の時間に充てている時間を、上手くやり繰りすれば、どうにか時間を捻出できそうです。やったね♬
早速ご連絡を入れると、嬉しいお返事が返ってきました!
ご準備いただくものなどをメールでお伝えし、そして迎えた5月29日の体験レッスン。
オンライン、そして、鍵盤楽器がない中での体験レッスンとなりましたが、私はこの道30年以上のキャリアですので、アイデアは次から次へと湧き出てきます。
初めて会うSちゃんの姿を想像しながら、いくつかのシチュエーションを想定して、レッスンの内容を数種類考えながら、当日を楽しみにしていましたよ♬
初対面ながら、画面越しでもハキハキとしっかりとしたご挨拶やお返事ができて、明るく快活なSちゃん。
色鉛筆を選ぶ手さばきや、文字を書くときの腕の動きのなめらかさ、筆圧にも、一切ばらつきがなく、小さな文字も上手に書くことができる様子を見て、私はSちゃんの手先の器用さと、身体バランスの良さを瞬時に読み取りました。
お母さんに尋ねてみると、はさみを使うことが大好きなのだそうです。工作遊びも、きっと好きですよね?
お母さんから、楽器購入についてのご相談を受けている時のSちゃんは、大人の話を割って入ることもなく静かに横で紙飛行機を折り、出来上がると画面に見せてくれた後、ビューンと飛ばして遊んでいました。
Sちゃんの飛行機は、折り目がピシッとしていて、翼の先までツンと鋭く尖っていたのを、則子せんせーはシッカリ見届けましたよ。そっと手を離すと、スーっと遠くまで飛んだよね。几帳面で、丁寧な性格です。
リクエストに応えて先生が弾いた「パプリカ」は、気に入ってくれたかな?
ヤマハの電子ピアノ「クラビノーバ」を即決購入!
体験レッスンを終えてすぐ、お母さんにお礼のメッセージを送ると、私が次の生徒さんのオンラインレッスンをしている間に、早速ご返信をいただいていたようです。
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則子先生
こちらこそ、ありがとうございます。
娘は、則子先生が大好きになってしまったようです!!
はやく購入してご指導していただけるよう準備させていただきます!!
CLPシリーズも(※)、たくさんシリーズがあるようですが、先生のオススメの品番は何ですか?
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(※)CLPとは、ヤマハの電子ピアノ、クラビノーバのシリーズ名です。
クラビノーバは、電子ピアノ業界でトップのシェアを誇る人気のシリーズです。当ピアノ教室では、電子ピアノをご購入予定の生徒さんには、真っ先に、ヤマハの電子ピアノ、クラビノーバを自信をもってお勧めしています。
(私はシンガポールに移り住む前まで、ヤマハのデモンストレーターとして、国内外での演奏活動や講師さん達への研修指導をしていました。現在も国内のスタッフとの交流を通じて最新情報を入手しており、日々研鑽を続け、クラビノーバの機能や使用方法にも精通しています。)
シンガポールの出張ピアノ教室/【追悼 橋田寿賀子さん】デモンスタレーター時代の海外出張エピソードより。
私は、ちょうど、メッセージをいただいた時、オンラインレッスン中だったために、ご返信がすぐにできず、30分ほどお待たせしてしまったのですが
Sちゃんのお母さんの感心すべきところは、その間に、シンガポールヤマハに電話を入れて(閉店間際です!)
在庫の確認、最速の配送の日時を店頭スタッフに直接問い合わせて
CLPのシリーズの最新モデルの700番台、しかも人気カラーWhite Ashの在庫が、ちょうどシンガポール内にあると知るやいなや、すぐさまキープをお願いし
翌日、シンガポールヤマハ本店(Plaza Singapura)に出向いて、クラビノーバを即決でご購入されたことです!
驚くべきスピードだと思いませんか?!
これは私の歴代の生徒さんの中でも最速の記録といえます。
お母さんの、この迅速な行動は、普段の生活においても見習うべきところがあるなと、私は普段の自分をかえりみて反省しきりでした。
私は、音楽の世界に身を置いて長く、音楽業界のことならば常に最新の情報を入手することができる環境にあるため、現在、このコロナ禍の、未曾有の状況の中
◉楽器の需要と供給のバランスが大きく崩れていること
◉お目当ての楽器の在庫がないことが、むしろ当たり前の状況なので、もしあるのならば即決した方が良いこと(次にいつ在庫が届くかは、船便の予定次第であり、その見通しもはっきりと立たないことがあります)
など、業界の「緊急事態」を熟知しています。鍵盤楽器の入手に関してならば専門分野なので、動向を常に鋭く観察するのが日常化していますが
他のことには、ついついユルくなってしまいがちで
この次でもいいかしら
と甘く考えて、タイミングを外したり、後日改めて調べると在庫切れになってしまって、後悔することが、まれにあります。(汗)
いつもならば、しばらくすれば簡単に入手できたものでも、このコロナ禍では、流通の状況が異なっていて、海外からの輸入品に頼っているシンガポールでは、お目当ての商品の『次の入荷日が未定』ということも、決して珍しくないようですね。
私は、最近、お気に入りのオーガニックシャンプーと、使い慣れた基礎化粧品で、「あの時注文しておけばよかった。。。」を、ダブルで経験済みですが、皆さんは、そんなことはありませんか?
少し話が逸れてしまいましたが。。。
昨夜は、Sちゃんのお母さんから、無事にクラビノーバご購入の手続きが完了との、第一報が届きました!
あとは配送を待つばかりです♬
今週からオンラインレッスンが始まります!
早速折り返して、テキストの情報もお伝えしたところ、日本のご友人に頼んでシンガポールまで送ってもらうとのことです。
テキストの到着は、今週のレッスンには間に合いそうにありませんが、大丈夫。
初レッスンへの準備は、当日までに万端にしておくので、テキストがなくてもOKですよ♬
「先生は日本に今いるの?」
「シンガポールだよ!」
そう答えると、とびっきりの笑顔を見せてくれたSちゃんです。
近くにいるんだよー♡
しばらくは画面でしか会えないけれど、早くお家で会える日が早く来るといいね♡
オンラインでも、いいえ、オンラインで、あのタイミングでピアノを始めたから、私よかった!
Sちゃんにそう実感してもらえる日のために、一緒の時間を大切に、一瞬一瞬に真心を込めて指導してまいります。
Sちゃん、お母さん、今週からどうぞよろしくお願い致します。