こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器演奏のエキスパートです。
シンガポール内に激震が走って、今日でちょうど1週間。
その後も刻一刻と状況は変化し、はじめの発表では通常通りの授業と発表されていた小、中、高校も、今週半ばから自宅学習が既に始まっています。
当ピアノ教室は、5/14に、シンガポール保健省より発表されました新型コロナ肺炎の市中感染者増加に伴う感染拡大防止措置の強化を受け、5/17-6/13の期間、全ての出張レッスンを、オンラインレッスン(zoom使用)に切り替えて実施しております。
さて今日は、2つの「無印良品」の、音楽にまつわる話題です。
まず一つめは、シンガポールでは〈MUJI〉でお馴染みのブランドの「無印良品」からの最新ニュースです。
無印良品の店内BGMが家にいても楽しめるようになりました!
良品計画は、先頃、新型コロナウイルス感染症の拡大から自宅で過ごす時間が増えたことを背景に、店内のBGMの各種ストリーミングサービスでの配信を開始することになりました。
楽曲配信のプラットフォームは「Apple Music」「Spotify」「Amazon Music Unlimited」「AWA」「LINE MUSIC」「 YouTube Music」「うたパス」「dヒッツ」の8サービスです。
「世界中を旅しているような体験をすることで、生活をより豊かに楽しんでいただきたい」
とのこと。
累計24枚に及ぶ世界各国の音楽が、自宅の空間を一瞬で「無印の店内」に変えます♬
「無印良品」の店内BGMには世界各国の伝統音楽が用いられており、どれも現地の音楽家が演奏したオリジナル楽曲です。
CDとしても販売されており、その楽曲数は300曲以上にのぼるということです。
私は「無印良品」のファンの1人で、時々、レッスンを終えたあと、ラッフルズシティやプラザシンガプーラのショップに立ち寄ることがあるのですが、日本より品数が少ないとはいえ、やはり店内にズラッと所狭しと並ぶ「無印良品」の品々に囲まれると圧倒され、気持ちが浮き立ちます。
嬉しくなって、つい色々と買い込んでしまうこともしばしば。。。
この間は、BGMが心地よかったので、店内をウロウロと何周もしながら、普段は手にしない物までバスケットに入れてしまいましたが、買っておいてよかった!
STAY HOME中のオンラインレッスンの合間のティータイムのお楽しみとして活躍してくれそうです♬
この時店内で流れていたのは「フォルクローレ」。
私の中の世界観は、「母をたずねて三千里」です。
民族音楽は、イマジネーションを膨らませてくれますね。
以前訪れたときは「ミュゼット」が流れていたのですが、明るく陽気なリズムの後ろにある、かすかな翳りを一瞬感じたとき、「ああ、無情」のジャンバル・ジャンのイメージが頭に浮かびました。
少し話が逸れますが、今まで実際に聴いた民族音楽で、私が最も衝撃を受けたのは、バリの伝統的な舞踏「ケチャ」の男性合唱です。
日本から遊びに来ていたヤマハ時代の同僚とウブドに訪れた際、寺院で開かれている公演を観に行ったのですが
たまたま、この日は、ウブドで最も人気が高いと言われている「トレナ・ジェンガラ」の公演で、100人を超す男たちの声と手拍子だけによる演奏は、言葉では表せないほどの迫力に満ちていました。
ケチャの完全版を演じることで有名な「トレナ・ジェンガラ」の迫真のケチャと神秘のトランスを堪能した私たちは、その日の夜、すっかり「覚醒」してしまい、夜を徹して、お互いの音楽哲学を語り合ったほどです。
もし手元に楽器があったら翌日は確実に部屋にこもって「セッション大会」を開催していたことでしょう。。。(笑)
そろそろ話を戻して、2つめの「無印良品」の話題に移りましょう。
「無印良品」というC-POPの2人組のデュオがいたのをご存知ですか?
無印良品は「光良(Micheal Wong)」と「品冠(Victor Wong)」の2人の音楽ユニットです。1990年代にアジア全域で絶大な人気を誇った2人組のデュオですが、1992年に解散しています。
「光良」の「童話」は、今も〈中華圏の日本人駐在員が1番最初に覚える曲〉として有名ですが、私にとっては、10年前の東日本大震災の復興支援の音楽イベントを開催した際に弾いた、思い出の一曲でもあります。
シンガポールの出張ピアノ教室/3.11東日本大震災10年目に年目に思う。
今日は、最後にもう1人の「品冠」の「愛情不能作比較」という曲をご紹介します。
この曲も、シンガポールで大変人気のある曲で、美しいメロディラインが特徴的ですが、プロの視点から特記したいのは、スタイリッシュなアレンジです。
ドミナントモーションやツーファイブ、クリシェラインなどを駆使して、曲を印象付けるのは「わかる人にはわかる」高度なテクニックです。(専門用語ばかりでゴメンなさい!)
当ピアノ教室では、ピアノが上達するにつれて、自分の世界観を音で表現したい気持ちが高まり、作曲に挑戦する生徒さんが多くおられます。
シンガポールの出張ピアノ教室/わたし作曲も始めましたPart1(10歳ピアノ歴4年目)
シンガポールの出張ピアノ教室/わたし作曲も始めましたPart2(6歳ピアノ歴6ヶ月)
また、より高い演奏技術の習得のために、音楽理論や楽曲分析(アナリーゼ)の学習を求める生徒さんもおられます。
シンガポールの出張ピアノ教室/保護者の方からのご質問。音楽理論の学習について。
当ピアノ教室では、一人一人の年齢や興味、資質に応じて、同じ曲でも全て指導方法を変えたり、内容を変化させていますが、共通しているのは、ピアノレッスンを通して、一人一人の「人間力」を高めていくことを常に意識していること。
総合的に音楽をとらえ、生徒さん一人一人が自分の力で音楽を分析し、解釈して、自分だけの音楽的表現ができる「音楽的自立」も目指した指導をしていることが特徴でもあります。
当ピアノ教室のレッスンは、これからの混沌とした社会をたくましく生き抜いていく子どもたちの「音楽と心」を育てるレッスンです。