こんにちは。
シンガポールの出張専門ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子(つかごし のりこ)です。
先日、ネットで、歌手の郷ひろみさんのインタビュー記事を読みました。
その中で、心に残った言葉があります。
「自信は持っても過信はしない」
郷ひろみさんは、2027年にデビュー55周年を迎えます。
これまでに発表したシングルは112枚、アルバムは54枚。持ち歌は、なんと1000曲を超えるそうです。
何十年も歌い続け、何千回と歌ってきた曲もある。
それでも、ステージに立つ前には、十分なリハーサルを行う。
しかも、歌も踊りも、その時に自分が持っている100%の力を出し切る。
「何度も歌ってきたから大丈夫」
「もう慣れているから、今回はリハーサルをしなくてもいい」
そんな考えは、まったくないのだそうです。
この言葉を読みながら、私は自分のピアノレッスンのことを考えていました。
慣れた時こそ、気を引き締める
ピアノのレッスンでも、似たようなことがあります。
何度も練習してきた曲。
以前から弾いている曲。
発表会で何度も演奏してきた生徒さん。
そんな時こそ、私は細かなところまで目を向けます。
「いつも弾いているから大丈夫」
「今回はこれくらいでいい」
私は、そういう甘い見立てをしません。
なぜなら、慣れは自信につながる一方で、油断にもつながるからです。
音の間違いだけではありません。
音の響き方、リズムの揺れ、フレーズの流れ、身体の使い方。
一度できるようになったことでも、時間が経てば、またもとに戻ります。
その日の体調や集中力によって、演奏の状態が変わることもあります。
だからこそ、私はその時の生徒さんを、きちんと観察します。
「前はできていたから」
「もう何度も練習したから」
という理由で、楽観的な判断をすることはありません。
100%の準備が、本番の力になる
郷ひろみさんは、リハーサルで60%の力しか出さなければ、本番で残りの40%をぶっつけ本番で補うことはできない、と話していました。
これは、ピアノにも通じる考え方だと思います。
発表会の本番で、いつも以上の演奏をしたい。
大切な曲を、自分の納得できる形で弾きたい。
そう思うなら、普段の練習から、できる限りの準備をしておく必要があります。
もちろん、毎回100%の力を出すというのは、身体に無理をさせることではありません。
✅その日の自分にできることに、真剣に向き合う。
✅できていないところを見つけたら、そのままにしない。
✅必要なら、何度でもやり直す。
そして
✅どうすればもっとよくなるのかを考える。
それが、私の考える「準備」です。
レッスンでも、私は生徒さんの演奏を聴きながら、必要なことにはその場で対応します。
音の間違いがあれば、即、直します。
リズムに問題があれば、即、直します。
表現が伝わってこなければ、どうすれば音楽になるのかを一緒に考えます。
「今日はここまで弾けたから終わり」ではなく、今の演奏に何が必要なのかを見極める。
それが、則子先生のレッスンです。
「できた!」の先にあるもの
曲が弾けるようになった時。
それは喜びに満ちた瞬間です。
一生懸命練習して、できなかったことができるようになる。
確かな成長を感じます。
でも、話は、そこをゴールだとは思っていません。
できるようになったからこそ、次の段階へ進める。
✅もっと音楽らしく。
✅もっと自分らしく。
✅もっと聴く人の心に届く演奏へ。
その先の可能性を追っていきたいのです。
「できた」という自信は、次の挑戦への力になります。
けれど、「できたから、もう大丈夫」と思い込んでしまえば、そこで成長が止まってしまうこともあります。
自信を持つことと、過信することは違います。
これは、ピアノだけの話ではありません。
私は、これから先、生徒さんたちがさまざまなことに挑戦していく中でも、謙虚に物事に向き合う姿勢を忘れて欲しくはありません。
保護者の皆さまへ
レッスンでは、時に、同じところを何度も繰り返したり、できているように見える部分を改めて確認したりすることがあります。
「もう弾けているのに、なぜ?」
そう思われることもあるかもしれません。
けれど、私が見ているのは、ただ音符を間違えずに弾けるかどうかだけではありません。
✅その曲を、どのように音楽として仕上げていくのか。
✅本番で、どのような演奏を目指すのか。
✅今の生徒さんに何ができるのか。
一人ひとりの状態を見ながら、その時に必要な指導をしています。
35年以上、ピアノ指導に携わってきました。
これまで、何百人もの生徒さんを育ててきました。
その経験があるからこそ、私は「これくらいで大丈夫」と簡単に判断することはありません。
できるようになった時こそ、次の成長を見据える。
どうすれば、さらに前に進めるのかを考える。
次の可能性に、真剣に向き合う。
郷ひろみさんの言葉にあった、
「自信は持っても、過信はしない」
という姿勢。
これは、私自身も、ピアノ指導において、常に意識していることです。
長く指導してきたからこそ、学び続ける。
経験があるからこそ、目の前の生徒さんとしっかり向き合う。
そして
できるようになったことに満足するだけでなく、その先の成長を目指す。
今の力を認めながら、さらに先へ。
一人ひとりの可能性に向き合う時、私が力を抜くことはありません。
則子先生は、いつも真剣です。

どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて35年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。





