こんにちは。 シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日の主役さんは、久しぶりに登場のRちゃん(11歳)です。
この日のレッスンでは、手首やひじの使い方のおさらいをして、「柔らかく」「やさしい音」を出す練習をしました。
「一音ずつ、ていねいに」の習慣作り。
日常生活での「気をつける」のレベルよりも、1段階高く意識を保つトレーニングもしましたよ。
ピアノに向かうときに集中力がつくと
ここ1番
というときに、本来の力が存分に発揮できる能力を身につけることができます。
このときにカギとなるのは
\緊張感/
緊張ときくと、負のイメージを持つ方もおられますが、決してそうではありません。なぜなら、緊張と緊張感は全く別のものだからです。
緊張と緊張感の大きな違いは、意識にあります。
緊張しているときは、意識が散漫になっている状態。例えば、人前での演奏のときに
・よく見られたい
・失敗したらどうしよう
・止まってしまったらどうしよう
・手足が震えてしまったらどうしよう
と、気もそぞろな状態です。
一方で、緊張感は、意識が集中している状態のことをいいます。
「今から弾くこと」に完全に意識が集中している状態。
とにかく、「全力でこの曲を聴き手にお届けしたい」と、自分の演奏に深く集中することです。
そうすると、おのずとパフォーマンスの質が向上します。
そう。
集中力が高ければ高いほど、良い結果を導くことができるのです。
そのメカニズムを知らずに、本番前に、目の前の子どもの緊張をほぐすつもりで冗談を言って笑わせようとしたり、わざとおどけたり、ふざけたりする方がおられますが、それは大きな間違い。
集中力が欠けて、気持ちが緩んでしまった、フワフワの心理状態でステージに上がると、誰でもミスする確率が着実に上がってしまいますよ。そう、誰でもです。
せっかく時間をかけてコツコツ積み上げてきた努力が一瞬にして水の泡ということだって大いにあり得るのですが
これは実際に「失敗が許されない、一度きりの本番」を数多く経験したことがないと、なかなか理解できない領域の感覚かもしれませんね。
ちなみに当ピアノ教室の発表会では、演奏者は、ご家族とは別の場所に設けた一角に座り、本番に備えて心を整えます。
ステージ経験豊富な則子先生が責任を持って本番まで送り届けますので、ご家族の方々は安心してください。
シンガポールのピアノ教室で唯一、人前での演奏の心構えやステージマナーを学べることも特徴の一つで、保護者の方々から高い評価をいただいております。
楽器演奏に限らず、多くのスポーツ選手、歌手、テレビ司会者などは少し緊張しているほうが、よいパフォーマンスができます。なぜなら
人は緊張するとき体内で化学反応が起きているから。
緊張すると多くのアドレナリンが分泌され、結果として身体はエネルギー量を増大させて、事態に対処するのを助けようとします。ですから適度な緊張下では、いつもよりも良いパフォーマンスができるというわけなのです。
当ピアノ教室のレッスンでは、日頃から、人前での演奏に備えて、緊張感を味方につけるための【施策】を、指導に組み込んでいます。
しかし、おそらく
リトルピアニストたちは、全くそのことに気がついていないでしょう😊
取り立てて特別なメンタル強化トレーニングなどをしているわけではないからです。
ピアノが上手くなるために、一人一人の生まれ持った性格を変える必要などありません。ただ、スイッチをポンと押すだけ。
あれ?
いつのまにか、こんなに実力がついた✨
おうちの方からビックリされることがよくあります。
え、どうしてー???
うふふ、これも、則子せんせーマジックのひとつですよ🥰
さて、最後になりますが
みなさんは、ピアノを習って本番力と同時に、発信力も強化していけたら理想だと思いませんか?
そのあたりのお話は、またの機会に。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。