こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
今日は、中学生の生徒さんのお1人をご紹介します。
当ピアノ教室では現在、6人の中学生が出張レッスンを受講しており、みんなそれぞれ忙しい中、日々、スケジュールのやり繰りを工夫しながら、ピアノ練習に励んでいます。
中学生にもなると、部活で帰宅が遅かったり、宿題や試験勉強に追われ、自分の自由になる時間が少なくなりますが
ピアノだけはやめたくない
と、強い意志を持ってレッスンを継続しているツワ者(?!)揃いです。
上手くなりたい
気持ちも人一倍強い。ですから
必ず結果を出して、上達の手ごたえをつかんでもらう
ことが、指導者としての私の使命と肝に銘じて、則子先生も【エンジン全開】でレッスンに臨み、思いに応えるために、毎回真剣勝負です。
ピアノが、お勉強の気晴らしになれば。
保護者の方からこんな言葉をいただくこともありますが、いざ、当ピアノ教室でレッスンを始めてみると心に火がつき、それでは満足できなくなって、前のめりになるパターンの生徒さんが、とても多いです。
真面目で努力家
生徒さんたちのカラーを一言で表すと、こんな感じでしょうか。
しかし、そこは今どきの令和っ子。
ガツガツした雰囲気や悲壮感とは全く無縁で、パッと見は、あくまでカラッと爽やかで明るいのも特徴です。
立て直しレッスンならお任せください。
インター校に通う、中学3年生のDくんは、2年前の4月、別の日本人の先生のお教室から移られてきました。
当ピアノ教室は、シンガポールで1番長い指導歴を活かし、レッスンの立て直しも得意とするピアノ教室としての評価をいただいており、多くのご紹介の生徒さんも育てて実績を積んでまいりましたが、先日、Dくんのお母さんから
塚越先生に変わってから、強弱がすごくついて、変わりました
との嬉しいお言葉をいただき、改めて、この2年あまりのレッスンの軌跡を思い起こしています。
指のフォームや姿勢から肩や手首の使い方やバランス、重心のかけ方に至るまで、丁寧に見直しを重ねて、徹底したテコ入れを実施し、現在に至ります。
◆なぜ、思うような音が鳴らせないのか
◆なぜ、ミスばかりするのか
疑問が湧き出てくるのは、ごく自然なこと。今までは指摘されず、スルーされてきたことにスポットライトを当てて、まず一緒に問題を一つ一つ炙り出していき【集中治療】に取り組むことからレッスンは始まりました。
うまくいかないのには、はっきりとした理由があります。
そこを理解させる手間を惜しみ、改善させることから逃げ、ただやみくもに練習、練習と促したところで結果はついてこず、次第に子どもたちは、ピアノへの興味を失い、練習からも遠のくのは当然の成り行きです。
Dくんは、問題点の改革に真摯に向き合い、この2年で着々と実力をつけてきました。立派です。
今日、最後にご紹介するのは、湯山昭さんの「お菓子の世界」という、ピアノの世界では大変有名な曲集の中に収められている「鬼あられ」という曲です。
この曲は、なかなかインパクトがあり、カッコいい!と、子どもたちに大変人気があります。
出だしは日本の音階によるメロディー、かつ右手が白鍵、左手は黒鍵で、ペトルーシュカと同じ増4度の複調という複雑さ。
終結部もドラマティックな動きで引きつけます。左手の伴奏が、長3和音の4,6の転回で短3度ずつ上昇していって、第1主題の最終再現と同時に全音階で下降し、最後から3小節目ではユニゾンで太鼓のリズムをとり
いざ、ラストはいかに….???
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。