こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
今日は、ピアノを弾くとき、どんな姿勢で椅子に座り、どんな手の形を作ればよいのかを、みなさんにわかりやすいように、写真で説明していきたいと思います。
モデル役を快諾してくれたのはRくん(小学2年生)です。
「よくない座り方ってどんなの?」
そう言うと、真っ先に見せてくれたポーズがこちら。
これは、誰の目から見ても、明らかに近過ぎですね。
身体のバランスをうまくとれず、思うように腕を動かすことができません。
ピアノを弾く時の座り方は、勉強するときや食事のときの座り方とは根本的に違います。
もっと離れて、もっと後ろに、浅く座ります。
手を左右に動かすための可動域を確保する必要があるからです。
姿勢が決まらないと、上達にも悪影響を及ぼします。
でもね、意外と多いんですよ。
実は、他のお教室から移られてきた生徒さんは、ここまで極端ではなくても、姿勢や指のフォームを矯正したり改善することからレッスンを始めることがあります。正しく座ると
あ、全然ちがう!
すごく弾きやすくなった✨
となるのですが、そんなお声をいただくと、嬉しさよりも複雑な気分。なぜなら
1番最初に教われば、なおす必要なんてないから。
どうして教えてあげなかったのかしら….
指導した方に直接、本心を訊いてみたい気持ちにさえなります。
一方で、新しくレッスンを始める生徒さんが、美しい姿勢、正しい指の形で弾いているのを見ると、一気に嬉しさがこみ上げます。
今までの先生に感謝してくださいね!
と言い添えることも忘れません。
基礎が身につくことは無形の財産を獲得したのと同じだからです。
スポーツでも何でも、最初の基礎が肝心ということは誰でも知っていますよね。
心得のある人が周りにいても
おかしなクセがつかないように
慎重になりますよね。
結局のところ、その道のプロに指導を仰ぐのが一番いい。ゴルフなどが良い例です。
ピアノも、音が鳴っていれば、とりあえずいまは、それでいい
だって習いたてだし
まだちいさいから
で進めてしまうと、最初のうちは問題がないように思えても、やがて必ず頭打ちになります。最終的に苦しむのは本人です。
どんなに頑張って練習しても、思うような成果が出ないのですから。これは辛いです。逃げ出したくなるのは当然です。
どう弾いているのか、そこに常に意識を向けることこそが大事。
それは初心者であれ上級者であれ同じです。
長く親しみたいからこそ、おろそかにしてはいけない、軽んじてはいけないことがある
私は長い音楽経験を通して、それを痛いほど実感しています。
そして、それらを、一人一人が理解できるように噛み砕いて丁寧に教え、無理なく、しかも最短距離で、よりよき道へと導いていくのが、プロの指導者の使命だということも。
さて、みなさんは、どうお感じになりますか?
お背中、曲がってますよ😄
手首、下がってますよ😄
今度は上がりすぎちゃった😄
肩、上がってますよ😄
じゃあ、最後にいい姿勢を見せてください✨
と言ったら、自信たっぷりに、キリッとポーズを決めてくれました。さすが❣️
どうですか、カッコいいでしょう?
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。