こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
今日は、まず最初に結論からお話しましょう。
則子先生は、レッスンのとき生徒さんに
“はやくしてね”と言わない
と決めています。
もちろん
◉レッスンの時間になっても他のことをしていたり
◉途中でお水を飲みに行ったり
など、急いでもらいたいシチュエーションが発生することもありますが、そのようなときは別の表現を使って(これも指導テクニックの一つです😃)
子ども自身が喜んで、はやくやりたくなる状況を作ります。
具体的な方法はヒミツですが、いわゆる《発想の転換》です。
子どもたちは、普段から周りの大人たちに『はやくしなさい』と言われることに慣れていますので、『はやくしなさい』と声をかけても、残念ながら望む結果が得られる確率は低いです。
やらされている感
がつきまとい、無意識のうちに反発したい気持ちになり、わざとゆっくりしたりすることもあります。
当ピアノ教室のレッスンでは、大切にしていることがあります。それは
考える時間✨
幼いうちから
✅自分で考え
✅自分なりの意見を持ち
✅行動に移す
力をつけることは、社会生活を営む上で欠かせません。近年、新入社員たちの教育の場で問題視されている”指示待ちっ子”に足りないのは
◆何を求められているのかを想像したり
◆先を読み
◆自分で考える力
だと言われています。
小さなことで構いません。いいえ
小さなことだからこそ、子ども自身に決定権を与え、自ら考えて選ぶトレーニングをコツコツと積みかさねることが将来に活きてくるのです。
当ピアノ教室では、幼児さん、小学校低学年の生徒さんたち向けに「ごほうびシール」を用意しており、大人気です。
一時帰国したとき真っ先にヤマハ銀座店に立ち寄り、楽譜をチェックしたり、様々なレッスングッズを購入するのは、則子先生のお楽しみのひとつですが
シールを求めるときは、一人一人の好みを思い出しながら喜ぶ顔を想像し、じっくりと時間をかけます。お稽古バックの中には、あれこれ吟味した、選りすぐりのデザインが勢揃いです。
シンガポールの出張ピアノ教室/【初公開】則子先生のお稽古バッグには何が入っているの?
「新しいのあるよ」と、まだ誰も使っていない、まっさらなシールのシートを見せると、瞳がパッと輝くのがわかります。「わぁ」と歓声がわくときもあります。
どれにしよう?
迷いに迷って、なかなか考えがまとまりません
目があちこち泳ぐのがわかります。
じっくり選び抜いた一枚を、私にわからないように手で隠しながら貼って、いたずらっぽい笑顔を見せたり。。。
嬉しくてニヤニヤが止まりません。
当ピアノ教室では、ごほうびシールの出番は、曲が合格したときだけではありません。
難しい練習に根気よく取り組んだときや
できなかったところが、練習してできるようになったとき
がんばりの証
として、また
ここ、気をつけてね
という注目の印としての役割もあります。
ミニシールは反復練習に大活躍です。
自分で選んで
自分の指でシートから外し
自分でどこに貼るか選んで、好きなところに貼る
これが大切。なぜなら
この一連の流れを子どもたちはちゃんと心に刻み、決して忘れないから。
シール選び一つにも一人一人の個性や感性が光り、一回一回の選択に、一度きりのストーリーが存在し、心が動きます。ですから
これがいいんじゃない?
これにしといたら?
なんて手短かに、事務的に済ませたらもったいない😆
長いピアノ指導の経験を通じて、これまで多くの子どもたちの成長にじかに関わってきて改めて感じることは
自分は何が好きなのか
自分は今、どうしたいのか
その都度じっくり心の内側を見つめながら自分に問いかけることは、自分だけの音、自分だけの演奏を追求する美意識や向上心につながるということ。そして、その力は最終的に
将来どう生きていきたいのか
そのためにはどうあるべきか
自分の人生を切り拓いていく力の原動力になるということです。
当ピアノ教室のレッスンは、ピアノを通じて一人一人の心の成長に寄り添います。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。