こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
今日は、タイトルの通りの内容です。
ピアノを習っていて、習わせていて、またピアノを独学で弾いていて、みなさんはこんなお悩みにぶつかったことはありませんか?
どうしても弾きたい曲がある、でもピアノ用の楽譜が販売されてない….
それならば
自分で作っちゃおう✨
というのが則子先生の考え。
至ってシンプルです♬
実はこっそり内情をお伝えしちゃうと…..こんな「非常事態の発生時」こそ、ピアノの先生の《本当のレベルを計る絶好のチャンス》なのですよ。
当ピアノ教室では、講師の豊富な音楽経験を活かし、リトルピアニストたちの弾きたい願いを叶えるために常に全力を尽くしています。
実は今も、1曲、ピアノアレンジを手掛けています。
ローカル小学校1年生のAちゃんは、幼稚園を卒園するときに、みんなで歌った合唱曲が大好きで忘れられず、今年、初めての発表会でぜひ弾きたいのだと打ち明けてくれました。
歌の曲ですのでメロディのリズムが複雑で、まだ習っていないこともたくさんあり「普段よりもっともっと、たくさん、たくさん練習しないとスラスラ弾けるようにはならないけれど、本当に大丈夫?」と何回も確認しましたが
「やりたい」
「できる」
「頑張る」
と強い意思を決して曲げることはありませんでした。(普段から「やる」といったことは最後までやり遂げるタイプだそうです)。
それならばと、Aちゃんを信頼し、スペシャルアレンジのピアノ譜を作成することにしました。
私の場合、たいていの曲は、実際に音を出して確かめなくても、鳴った音が頭の中に瞬時にイメージできるので、自分で弾くのならば難なく完了ですが、生徒さん用となると話は全く別です。
レッスンを終えて帰宅した深夜、または休日に、音源を聴きながら頭の中でAちゃんが弾くイメージをしながら(手の大きさ、演奏レベルなど)最大公約数を狙って、「どの音が一番効果的に映えるか」熟慮を重ね、一つ一つ音符を入力して、楽譜を作成していく作業は決してラクではなく、多くの時間とエネルギーが必要です。
もちろん、作曲技術や音楽理論など、専門的な知識と、それなりの経験がなければ成り立たない領域の業務ですので(ピアノの演奏技術とは別)無償というわけにもいきませんが
則子先生は、これからAちゃんのためだけにピアノの楽譜を作ってくださるんだよ
と、ご両親が興奮気味にAちゃんに伝えて、揃って大喜びされているのを見て、「お引き受けしてよかった」と心が躍った則子先生です。
さて、みなさんは、ご存知でしょうか?
演奏のプロの現場では、楽譜に100%頼っていては仕事になりません。なぜなら
◉〇〇(←曲名)弾いてください
◉〇〇のキー(調)でお願いします
◉〇〇のサイズ(小節数)で、〇〇のコードでアドリブ入れてね
当日、不意にこんなオーダーが来るのは日時茶飯事だからです。ですので
【楽譜がない】と【弾けない】は本来イコールではないのですよ。
もちろん、ピアノ演奏のプロ、ピアノ指導のプロといっても、それぞれの持つバックグラウンドは様々ですので一概には言えないのですが、ごく単純に考えて
楽譜がないから弾けないなんて、なんだかカッコわるいよね
と思いませんか? なぜなら
ピアノを習ってしばらくして、耳のいい子ならば特別なトレーニングをしなくても、知っている曲の音を拾いながら、遊びの延長で探り弾きをしたりするようになるのは、昨今では決して珍しいことではないからです。
ピアノが上達するためには基礎を大切にすることは欠かせません。しかし、古いやり方に縛られ、楽譜ばかりに囚われた古典的指導に固執していると、知らず知らずのうちに、子どもの才能の目を摘んでしまいます。
当ピアノ教室では大切な軸をしっかりと継承しつつも、一人一人の持っている感性や素質はもとより「今どきの子どもたち特有の思考や特性」にも敏感に心を配り、成長に応じ、その都度寄り添いながら、音楽的好奇心や探究心、向上心を高めていきます。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。