勉強とピアノの両立、ある日の中学2年生のレッスンにて。

ピアノレッスン 最新記事

こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

 

 

 

おととい、昨日に続き、今日も、ピアノを習い始めて3年以上の生徒さんの話題です。

 

 

 

 

 

おとといの記事。

 

【練習動画第3弾】「お人形の夢と目覚め」後半に入リました♬/Rちゃん(小学4年生)。

 

 

 

 

 

昨日の記事。

 

【演奏動画あり(小学6年生)】ブルグミュラーを上手に活用しよう♬

 

 

 

 

今日ご紹介するのは、ピアノ歴が10年目を迎えた中学2年生のAちゃんです。

 

 

 

※本日は、お写真なしの投稿になります。

 

 

 

 

Aちゃんとの出会いは3年前。

 

 

 

 

シンガポールに住み始めて約5年のAちゃんご家族ですが、当時習っていた日本人のピアノの先生とのレッスンで、いろいろと問題が生じていたようで….

 

 

 

 

 

お母さん、Aちゃん双方からお悩みを伺うような形で体験レッスンを実施したのち

 

 

 

 

 

則子先生とレッスンがしたいです

 

 

 

 

のラブコールをいただき、現在に至ります。

 

 

 

 

元来、ピアノを弾くことが大好きなAちゃんですから、心地よい環境さえ整えてあげれば素直に伸びる素質があることは、プロの目から見れば一目瞭然でしたが

 

 

 

 

 

初めて会ったときの表情は硬く緊張していて、演奏にも覇気がありませんでした。感じたのは

 

 

 

 

 

実力をだしきれずに不完全燃焼

 

 

 

 

つい口から出てしまったのは

 

 

 

 

「このままじゃ、もったいないよ!」

 

 

 

 

レッスンを始めて数ヶ月たったのち

 

 

 

 

 

「今だから言えますけれども、当時は、ピアノをやめるのもありかなっていうくらい、実は思い詰めておりました」(言葉づかいがとても丁寧なAちゃんです)

 

 

 

 

 

そう打ち明けてくれた時、嬉しさと切なさが入り混じり、「Aちゃんの先生」として、成長に関わる大人の1人であることに、強い責任感が湧き起こったことが、今も強く印象に残っています。

 

 

 

 

 

ピアノのおけいこは、他の習い事より長い期間、一対一でお子さんの成長に寄り添います。

 

 

 

 

ですから、自然と、他のおけいこや学習塾よりも強い結びつきが育まれます。

 

 

 

 

 

時に生徒さんはレッスンで親にも言えない事をポロっと話したり、感極まることも少なくありません。

 

 

 

 

 

子どもの心の成長に合わせるように、それまではレッスンに付き添っていた保護者の方も、あえて別の部屋で待機して、距離を保たれるように配慮されることが多いです。

 

 

 

 

 

Aちゃんのお母さんも、そんなお1人。

 

 

 

 

 

レッスンが終わってリフトを待つ間の数分間が、お母さんとの貴重な「シークレットミーティング」の時間。毎週のようにおっしゃるのは

 

 

 

 

 

「フツフツしてるみたいなんで、いろいろ聴いてやってください」

 

 

 

 

 

これからもご両親の信頼に全力で応えていきます!

 

 

 

 

 

Aちゃんは、人前に出ることに抵抗があり、当ピアノ教室の発表会に出演したことは、まだ一度もありません。

 

 

 

 

 

前に習っていたお教室のときは強制参加なことに加え、器楽演奏以外のグループパフォーマンス?!もあり、それが辛かったことが背景にあります。

 

 

 

 

 

でも、発表会に出ないからといって、好きなように気楽にピアノを弾いて、気ままに楽しみたいのかというと、そんな発想とはむしろ真逆。

 

 

 

 

 

自分で目標を立てて、計画に沿ってコツコツと練習をして、新しいことに挑戦しながらミスを克服し、アドバイスに沿って一曲ずつを制覇していくことが、Aちゃんのピアノ練習の枠組みになっており

 

 

 

 

きっちりと物事を進めていくことを好む几帳面さも、ピアノに向かう時間が息抜きとして揺るぎない存在になるのを支えている理由の一つでもあるようです。

 

 

 

 

 

真面目な性格ゆえに、たとえ息抜きといえども、遊びのような気分でピアノに向かい、その延長で、ゆるくレッスンを受けるのは、プライドが許さないのでしょう。

 

 

 

 

 

何かを学ぶことができた

 

 

 

 

 

着実に前に進んでいる

 

 

 

 

 

手ごたえを得ることに快感を覚えるAちゃんは、学ぶことに対して、どこまでも貪欲なのです。

 

 

 

 

 

そんなAちゃんに、最近また一つ、新しい力が加わりました。それは

 

 

 

 

俯瞰力

 

 

 

 

Aちゃんに伝えると恥ずかしそうにはにかみながらも、満更でもない様子。

 

 

 

 

 

お母さんにそのことをお話すると、途端に表情が明るくなったのがわかりました。

 

 

 

 

 

成長の過程では期待値が高ければ高いほど、本人も親も、できないことに気持ちが向いて、ついダメ出しをしたり落ち込んでしまいがちですが

 

 

 

 

 

続けていれば必ず何か進歩があるもの。

 

 

 

 

 

だからこそ続けていくことは尊く、なにものにも変えがたい価値がある。

 

 

 

 

 

要はそこにフォーカスできるかどうか。

 

 

 

 

 

成長の過程で垣間見える小さな変化をも見逃さず、大きな喜びを感じながら、置かれた環境に心から感謝すること

 

 

 

 

 

 

そんな感性を味方にできれば有利ですよ。なぜなら

 

 

 

 

 

 

次に進んでいくエネルギーの循環を生み、ピアノの上達に結びつくことはもちろん、勉強、スポーツ、など、全ての取り組みに対して良い影響を与える原動力になると、当ピアノ教室の歴代の生徒さんたちが身をもって証明してくれているからです。

 

 

 

 

 

Aちゃんは、音楽の道に進むことは考えていないようですが、これからは副業を持つことが当たり前の世の中になると言われています。

 

 

 

 

 

Aちゃん自身にその気はなくても、周りに引き立てられるような形で、ピアノが弾けるという、秀でた特技を持つことが、意外な形で身を助けてくれるチャンスに恵まれるかもしれません。

 

 

 

 

 

また、たとえ仕事ではなくても、ピアノを弾けること、ピアノレッスンで培ったマインドに助けられ、「ピアノが弾けてよかった」と実感する場面は、これからの長い人生の中で必ず一度や二度はあるでしょう。

 

 

 

 

 

Aちゃんの輝かしい未来に想いを馳せるたびに

 

 

 

 

若いっていいね!

 

 

 

 

と、溌剌とした気持ちで満たされる、則子せんせーです。

 

 

 

 

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。
 
 

 

 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

 

 

 
当ピアノ教室は、今年開講31年目。300人以上の生徒さんたちを育て上げた、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
 
 

 

 
プロフィール
 
 

当ピアノ教室の指導コンセプト(教育理念)について

 

 

 

 
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
 

 

 

指導方針
 
 

 
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