こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
昨日のレッスンでのRちゃん(小学2年生)は、集中力を高く保ったまま、スラーの練習ができました。
スクールバスの到着を待って、帰宅してすぐのレッスンですが、いつもよく頑張っています。
昨日は、今週末に旧正月を控えての民族衣装デーだったそうですよ。チャイナドレス風のワンピースが、とってもキュートでよくお似合いです♡
スラー(英: slur)とは、楽譜に用いられる演奏記号のひとつで、いくつかの音符を弧でくくり、音と音を滑らかにつなげて演奏することを表す。
アーティキュレーションのひとつである。Wikipediaより引用。
つまり、スラーがかかっている音の間は音と音が切れないようにつなげて弾くということです。ピアノでは
次の音を弾く瞬間まで鍵盤を押さえたままにして音を出しておく
という弾き方をします。
そうすれば音が切れないように、スラーで弾くことができます。
しかし、スラーの意味はそれだけではありません。スラーは
フレーズの区切りを表している
記号でもあるんですね。
初心者はとかく見落としがちですが、スラーには2つの意味があるということを忘れてはいけません。この2つ目の
フレーズの区切りを表す
ですが、これは楽器を演奏するうえで、とても重要なことです。スラーの意味は、ただ単純に
スラーがついていたら音をつなげる、スラーが切れていたら音を切る
ではないのです。
表記にしたがって音をつなげる、音を切る、というだけでは、文章を棒読みしているのと一緒です。
書かれている意味をきちんと相手に伝えようと思ったら、単語ひとつでも抑揚をつけて、感情を入れながら文章を読みますよね?
音楽も同じです。
音の連なりを意味あるものにしていくもの
それこそがスラーの真の役割なのです。
演奏に命を吹き込み、音で感情を表現し、芸術の域にまで高めるためには、スラーを大切に扱うことに意識を向けることがファーストステップといっても過言ではありません。
昨日のレッスンでは、そのあたりも含めて、じっくりと指導をしました。
どうですか、この真剣な眼差しをご覧ください。
もちろん見事に合格しました!
ピアノを習い始めて2年目。
できることがますます増えてきました。リトルピアニストとしての道を順調に歩んでいるRちゃんです。
【おまけ】
レッスンのラストでの一コマ。
自主練に入りたての「ねこふんじゃった」の最初の部分を、嬉しそうに披露してくれました。
この後に続く”クロスハンド”が楽しみなのだそうです。
間違えちゃったときの仕草も、たまらなくかわいい♬
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。