こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
楽譜の中に左手の【2階建ての音符】を見つけてから、しばらくの間、右手だけを弾くことにこだわりを見せていたMちゃん。
興味がありつつも、むずかしそうなことから一旦距離を置くのは
まずはじっくり観察してからやってみたい、慎重さんタイプの《あるある》ですね。
Mちゃんのような性格のお子さんは、ひとたび自信がつくと俄然やる気スイッチが入り、おうちの人の助けを借りなくても、ひとりでにグングン伸びていくのが特徴です。
指導で工夫すべきポイントをザッと挙げると、こんな感じ。
❤︎好奇心を引き出し自主性を尊重するために
❤︎無理強いをせず
❤︎あえて余力を残しておく
遊び心も忘れずにね。
あれれ??
気がついたら先生のペースに巻き込まれちゃってた!
が理想。
もっとやりたい!
この日のレッスンでも、最高に嬉しい一言が飛び出しましたよ。
作戦大成功♬
おてていっぱいひろげて
とりさんのおくち
2種類の重音をきれいに弾き分け、最後のポーズもバッチリ決めました。
私の絵を真似して、とりさんのイラストも描いてくれました。丁寧に塗り絵まで。どうですか、素敵でしょう?
お母さんによると、ご家庭での練習では、リズムが不安定だったそうですが、レッスンでは身体を使って余白の感覚をつかみ、難なくクリアできました。
幼児さんのピアノ指導は、一人一人の成長に丁寧に寄り添って、時には適度な負荷をかけてあげることも大切。
単に楽しいだけ、カンタンにすぐできる、お遊び感覚のレッスンでは、すぐに物足りなくなり、やがて飽きてしまって興味を失ってしまうからです。
そこが大人が頭で考えるのと、実際の幼児教育の違うところであり難しさでもあります。
子どもは、ピアノレッスンを通じて、難しいことが1人でできるようになる「成功体験」を積み重ねていくことで自信をつけて、徐々に物事への取り組みの姿勢や挑戦する意欲を育んでいきます。
だからといって、昭和のようなスパルタ式は、令和の子どもたちの感性にマッチしないのはいうまでもありませんが
大切なのは「むずかしい」と「すぐできる」のバランス。その見極めの手助けとなるのは何と言っても経験値に勝るものはありません。
当ピアノ教室は、子どもたちの学びたい心、自分でやりたい気持ちを満たしながら、確実に上達に繋げていく指導に自信があり、保護者の方々からは長年の指導へのあつい信頼をいただいておりますが
キャリアに甘んじてはいては講師失格だと私は考えます。
実は今日もこれからオンラインでのセミナー受講の予定アリ。
日曜日も先生は休みなし。コッソリ勉強をしたり、レッスンの準備をしていますよ♬
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。