シンガポールで出張ピアノレッスンを継続することの意味について考えてみました。

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こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

 

 

今日は、シンガポールで出張ピアノ教室を続けていることについて、私なりの考えをお話したいと思います。

 

 

 

 

「ピアノレッスン哲学」的な、少し固い内容となりますが、お付き合いいただけますと幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒さん、ご家族にとっての出張ピアノレッスンを受けるメリットについてはホームページや当公式ブログでも伝えしています。

 

 

 

 

シンガポールのピアノ教室事情

 

 

 

 

出張ピアノレッスンQ&A10 〜先生のお宅でのレッスンはありますか?

 

 

 

 

 

お問い合わせの際に、自宅でのレッスンについてご質問を受けることが時々あるのですが、当ピアノ教室は出張専門のピアノ教室です。講師の自宅でのレッスンは行なっておりません。理由はズバリ

 

 

 

 

 

シンガポールで、講師の自宅でピアノを教えることは違法

 

 

 

 

 

だからです。国で定められた法律を守ることは、住民として当然の義務ですよね。

 

 

 

 

 

 

当ブログでも、たびたびお伝えしているように。シンガポールでは日本のように、ピアノ教室を先生の自宅で開講することは、法律で認められていません。

 

 

 

 

 

これは、健全な住環境を保つためにURA(都市再開発庁が定めている決まりの一つです。

 

 

 

 

 

※都市再開発庁は、シンガポールの都市開発を担当する法的機関です。

 

 

 

 

 

シンガポールは日本と違って、多民族国家で、様々な文化背景を持つ人たちが集まって住んでいるので、自分たちの常識が他の人にとっても快適とは限りません。

 

 

 

 

 

だから、個人の良識に委ねるのではなく、法で取り締まっているのです。

 

 

 

 

 

ちなみに、自宅で開催されている各種教室は「無償」でも「材料費のみ」徴収することを含め、URAが無認可の場合は全て違法です。

 

 

 

 

 

内容によっては、申請すれば許可がおりる場合もありますので、不安な場合は確認すると安心ですよ。

 

 

 

 

 

そもそもURAは、就労VISA関連を取り締まるのではなく、住宅を人の集まる場所として利用することへの規定を定めている機関ですが

 

 

 

 

 

就労関係に関して言えば、個人事業主として会社登録をし、就労許可をもらうには、登記の際、規定により借家や持ち家は事業会場として原則使えません。

 

 

 

 

 

 

◆現在、自宅開催の各種教室に通っておられ、不安のある方は、講師に対してURA(自宅ビジネスの開業許可)、ACRA(個人事業の開業許可)の両方の許可証の提示を申し出ることをオススメします。この2つは、自宅で開業をするのに不可欠であり、どの職種でも開業許可が下りれば必ず発行されるからです。

 

 

 

 

 

私たち日本人がシンガホールで働こうとする時に必要となる許可は日本国内とは異なるため「自分自身や家族の身を守るため」に、合法な手続きを経ているかの確認をすることは失礼にあたらないと考えます。

 

 

 

 

 

私自身は、PRは身分証明書なので常に携帯していますし、ACRAの許可証は、必要な時に速やかに提示できるようにしてあります。大切な書類なのでラミネート加工していますよ。

 

 

 

 

 

当ピアノ教室では、今まで保護者の方々からPRやACRAの許可証の提示を求められたことはありませんが、もし、今後お申し出を受けたら、もちろん快く応じます。真剣にお稽古ごとの教室選びを精査している証だと感じるからです。

 

 

 

 

 

「これくらいは平気じゃない?」

 

 

 

 

「多めに見てあげましょうよ」

 

 

 

 

 

そんな気持ちも理解できなくはないですが、万が一、踏み込まれてしまえば後の祭り。レッスン参加者のデータも没収され、みんな揃って処罰の対象となり、巻き添えになることは避けられません。言い訳も一切許されません。そんなケースを、今までいくつも見たり聞いてきましたが、誰もみんな”自分は大丈夫、心配ないと”思い込んでしまっているのです。。。

 

 

 

 

 

シンガポールの法律は厳しく、堅苦しいように感じる方もおられると思いますが、長年暮らしていて思うのは理にかなっていて、なかなか合理的で、よくできているということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初対面の人との会話で「出張でピアノを教えています」と話すと、時々、質問を受けることがあります。

 

 

 

 

「なぜご自宅で教えないのですか?」

 

 

 

 

実は、この質問は、ある言葉とセットなことが多いです。

 

 

 

 

 

「違法なのは知ってますけど、実際、家で教えてる人って、結構いるじゃないですか?」

 

 

 

 

 

それに対して私は、こう一言だけ答えることにしてます。

 

 

 

 

 

「そうですね」

 

 

 

 

 

質問なさる方は、私からもっと《踏み込んだ心情》を聞くのを期待しているのかもしれませんが、実際のところ

 

 

 

 

 

 

興味がありません

 

 

 

 

 

というのが、実は正直なところです。いろいろな情報を耳にすることは、もちろんありますが、私には無関係の世界の話なので、気にならないのです。

 

 

 

 

 

私は、シンガポールに住んで今年で30年目のシンガポールPR保持者ですが、違法と知っているのに隠れて何かを企てたことは今まで一度もありませんし、これからもないと堂々と胸を張って宣言できます。

 

 

 

 

 

 

真っ当に生きることで、安全で快適な暮らしができていることを日々実感しており、そのことに心から感謝をしているからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんは、老子に、「天網恢々疎にして漏らさず」という一節が出てくるのをご存知ですか?

 

 

 

 

 

 
【天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむる。】

 

 

 

 

 

といった意味です。

 

 

 

 

『まあ、これくらいはいいんじゃない?』

 

 

 

『他の人だってやってるし』

 

 

 

『黙っていれば誰にも迷惑かからないから』

 

 

 

 

 
こういう考え、私は好きではありません。
だって・・・カッコ悪いですもの。

 

 

 

 

 

今まで大きなトラブルに見舞われることなく、恵まれた毎日を送れているのは、真面目、誠実を貫いているおかげだと信じています。

 

 

 

 

 
人生の成功には、能力や運はそれほど関係なく【平生(へいぜい)を極める】ことが一番大事というのが私の考えです。平生とは

 

 

 

 

 

ごく普通の状態、状況の中で生活している時。ふだん。つね。平素。平時のこと

 

 

 

 

 

親しい仲間同士で集まると、いい大人でも、馴れ合いで気を抜いて、わかっていても 少し悪いことをしたり、ハメを外して一線を超えたり、好き放題にヤンチャをしてしまう人たちがいます。
 

 

 

 

 

 
しかし、日頃から自分の行動や思考に気を配ることができなければ、それはやがて音にも透けてしまうでしょう。
 

 

 

 

 

 
損得感情で動いて、ずるいことを考えたり、コッソリ策謀を練ったり、よこしまな考えを持っていると、黙っていても隠し通すことはできません。

 

 

 

 

 

日頃の行いや思考は、自分のピアノの音にあらわれるからです。

 

 

 

 

 

自宅でレッスンをすれば身体もラクだし時間も節約できることは百も承知だけど・・・

 

 

 

 

 

これからも、私は出張ピアノレッスンを継続していくことで、子どもの教育に携わっている1人の大人として、お手本となるような生き方を一貫してこころざしている姿を示していきます。

 

 

 

 

 

その背中を見て、いつか子どもたちが何かを感じてくれる瞬間があるとしたら、これほど嬉しいことはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

 

 

 

当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。
 
 

 

 

 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

 

 

 
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
 
 

 

 
プロフィール
 
 

 

 
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
 

 

 

指導方針
 
 

 
ピアノレッスンコース
 
 

 

 

 
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
 
 

 

 
ヤマハ認定グレード

 

 

 

 

 

 

 

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