こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

1992年来星。シンガポールPR (永住権)保有者。
GOOD WOOD PARK HOTELの専属ピアニストを経てご紹介ベースでシンガポール在住の日本人の方々へのピアノレッスンを開始し、2020年6月に29年目を迎えました。

 

 

 

一人一人との一期一会を大切に一回一回のレッスンに全力を注ぐ毎日の中、ふと気づけばシンガポールで1番長い指導歴の日本人ピアノ講師になっていました。

 

 

 

私がピアノ指導を始めた時、シンガポールには日本人のピアノ講師は1人もおらず、日本人の個人ピアノ教室もありませんでした。

 

 

 

生徒さんのご自宅の場所や移動手段の確認に始まり発表会ホール探しや準備や各手配に至るまで、当時は勝手がわからず戸惑うことも数知れずありましたが、一つ一つの問題を解決して難局を乗り越えてきたことは揺るぎない自信となり現在へと繋がっています。

 

 

 

世界中で社会全体のしくみが大きく変化しつつあった激動の4月、5月、6月、当ピアノ教室がオンラインピアノレッスンへと踏み切ったことは細々と「音楽の灯」を守ろうという消極的理由ではなく、新しいピアノレッスンへの覚悟を持った前進です。

 

 

 

様々な挑戦もありました。画面を通して多彩な彩りを放つたくさんの花火があちこちで上がるように生き生きとピアノを奏でる生徒さんたちの弾けるような笑顔に触れた数ヶ月を今振り返ると、音楽の持つ力を信頼して、生徒さん、保護者の方々と一丸となって突き進んだ道が明るい光を放つのが見えます。

 

 

 

 

 

オンラインレッスンの期間において目覚ましい成長を遂げた2人の生徒さんが、この春ピアノ当教室を卒業し本帰国され、お一人のお母様から、お引越し直後の慌ただしい中、当ピアノ教室のレッスンの思い出を綴ったメッセージを送っていただきました。

 

 

 

短い間でしたが充実した時間の中で幼児から少年への貴重な時期をピアノレッスンを通してお父様、お母様と共に、その成長を間近で見届ける事ができたことに指導者としての感謝の意を込めて、いただいたメッセージは修正、加筆をすることなく、そのままの形でご紹介致します。

 

 

 

シンガポールでの駐在員ご家族の暮らしは期間限定と知りつつも、お別れの時はいつも志半ばの悔しさが滲みますが、これからはピアノ指導者の座は日本の先生へとバトンタッチし、私は一歩引いた立場からその成長を見守り、応援してまいります。

 

 

 

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改めまして、約1年間大変お世話になりました。陽貴の初めてのピアノの先生が塚越先生で良かったと本当に感じております。

 

私自身、小さい頃にピアノを習っておりましたが、塚越先生のような指導力があって包み込むような優しさを持った方に習ってみたかったです。

 

 

最初のころは椅子にキチンと座ることも出来ず、途中でレッスンから逃げ走り回っていた息子が、最後のレッスンでは集中して座ることが出来、両手での伴奏を弾けるようになったのも先生のご指導のおかげです。本当にありがとうございました。

 

私自身の想い出として、先生とレッスンの前後にちょっとした雑談を出来たことも想い出の一つに残っています。

 

陽貴のレッスンの様子に関して相談をした際も、的確できめ細かいアドバイスを頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

日本でも早く新しいピアノを購入し、良い先生を見つけて、息子の大好きなポケモンの曲を先生に見せられることを目標にしたいと思います。

 

また、親子連弾にも挑戦し、これからもピアノを家族で楽しんでいきたいと思います。

 

 

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メロディ〜大好きな私のピアノ〜表紙写真をお借りしました。