こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。
突然ですが
みなさんは、羽田空港のトイレに注目したことはありますか?
かれこれ10年以上まえ。
それまでは、一時帰国のフライトでは成田発着をもっぱら利用していた私ですが
SQがシンガポール⇄羽田の直行便を就航することになり、初めて羽田に降り立ち
国際線ターミナルでトイレに入ったところ
思いもかけず 衝撃が走った ことを、今でもよく覚えています。
何というか、もう….
神々しい
という表現がぴったり当てはまるような、桁外れのキレイさで、清浄な空気が漂っており
どこもかしこもピッカピカに磨き抜かれて、驚くような美しさなんです。
スタッフさんたちの労力を想像し、思わず涙ぐんでしまいました。
ホコリを払い、洗剤をつけた布で、ただサッと表面を拭いたりするだけでは、こんなふうに光りません。
それを日頃の掃除でよ〜く実感しているからこそ、感動もひとしおでした。( 一応、家事全般、全て自力でやってます😆)
便座に座ったときにだけ視線が届く位置のシンクの裏側や奥までもが、実に丹念に吹き上げられており、ライトを浴びてキラキラして、まばゆいほどの輝きを放っていました。
これは、ただごとではない!!!!!
初めての感覚でした。
そう感じた方も多かったようで、程なくして様々なメディアが羽田のトイレ清掃について取り上げるようになり、大きな話題となったのです。
羽田空港のトイレの美しさは、清掃スタッフの高いプロ意識によって長年支えられています。
先日、改めて、羽田空港のトイレのことを取り上げた記事を読みました。
それによると、美しさの秘密は「全員が清掃員」という意識と、「汚れは10分以内に対応する」という徹底した姿勢にあるのだそうです。
つまり、スタップ誰もが、見えないところでも誇りをもって動き、トイレという空間を最高の状態に保ち続ける努力を続けている
その積み重ねが、利用者に“神々しさ”さえ感じさせる感動を生み出しているというわけです。
見えないところに宿る、本物ゆえのプロ意識。
文章を読み進めるうちに、私は自分のレッスンへの姿勢へと思いを重ねていました。
ピアノの指導も、精神は同じです。
生徒さんや保護者の方からは見えにくい準備や工夫、教材選び、練習の導線づくり、一人ひとりの性格に合わせた声かけや指導計画…
そうした「裏側」があってはじめて上質のレッスンが成立し、安心感と信頼が育まれます。
たとえば発表会の前にホールの下見に何度も足を運ぶのも、本番の瞬間の様子まで想像して考え抜くのも、「見えない部分」を整えることをおろそかせずに、心を砕いているから。
これが私にとってのプロ意識です。
安心できるから、挑戦できる。
羽田空港のトイレを訪れた人が「どの時間帯でも安心できる」と感じるように
当ピアノ教室もまた、生徒さんにとって「安心して挑戦できる場」でありたいと願っています。
安心できるから、思い切って音を出せる。
安心できるから、失敗を恐れずに舞台に立てる。
そしてその挑戦の一歩一歩が、やがて大きな自信へと育っていくのです。
日々の小さな一歩ずつの積み重ねから。
羽田空港のトイレの美しさが、一人ひとりの小さな清掃の積み重ねで保たれているように
当ピアノ教室の「安心感」もまた、日々の小さな気づきや丁寧なサポートの積み重ねから生まれると私は考えます。
派手なことをする必要などない。
ただ、ひとつひとつを誠実に、全力で。
その姿勢こそが、レッスンを通して生徒さんの未来を支える力になるのだと信じて、今日もがんばります。
本日、金曜日の出張レッスンは、ニュートン、オーチャードを数軒周るルートです。
明け方から降り続く雨のせいか、今日は少し肌寒く感じるほどに涼しいですね😃
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。