こんにちは。

シンガポールの出張ピアノ教室fairy wish creation 講師の塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

 

 

当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。

 

 

 

プロフィール

 

 

 

1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。

 

 

 

 

指導方針

 

 

 

ピアノレッスンコース

 

 

 

シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。

 

 

 

シンガポールのピアノ教室事情

 

 

 

当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。

 

 

 

 

Q&Aシリーズ⑩

先生のお宅でのレッスンはありますか?

 

 

 

 

講師 塚越  則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器演奏のエキスパートです。

 

 

 

ヤマハ認定グレード

 

 

 

みなさんは、「ピアノ調律の日」というのがあるのをご存知ですか?

 

 

 

昨日、4月4日は「ピアノ調律の日」でした。

 

 

 

♣︎ピアノ調律の際、国際基準となるピッチ音「ラ」の周波数が440Hzであること

 

 

 

♣︎4月(April)の頭文字がピッチ音「ラ」の英名「A」と同じこと

 

 

 

にちなみ、1993年に日本ピアノ調律師協会により「4月4日はピアノ調律の日」と制定されました。

 

 

 

 

 

 

 

周波数とは、一秒間に振動する数。
音というのは空気を振動させて「音」として聞こえます。

 

 

 

 

 

最近では、国際標準ピッチの440Hzよりも高めの442〜443Hzで調律される事が多いです。

 

 

 

 

 

キラキラとした華やかな音に聞こえるのが主な理由ですが、多くのコンサートホールのピアノも442Hzを採用していますよ。

 

 

 

 

 

 

ピアノは大変繊細な楽器で、ピッチは温度・湿度の変化でかなり変わりやすいため、半年から1年の調律の頻度の間に440〜443Hzのピッチで落ち着くように、あらかじめ見越した調律をしますが

 

 

 

 

 

それより前のタイミングでも、楽器を移動させた時や、湿気などの影響を受けたなどの理由で、ピッチが440HZよりも下がってくることがあり、そのような時は、専門の調律師さんに調律を依頼して、ピッチを正しく合わせる必要があります。

 

 

 

 

 

しかし、その音の違いは微細なので聞き取ることは困難です。そんな時、スマホアプリのチューナーが役に立ちます。ピッチの簡易チェックができますよ。

 

 

 

 

その音のピッチを数字で表示したり、写真のように、針が触れて正しい高さを教えてくれるタイプなど、種類は様々です。

 

 

 

 

 

厳密に言うとピアノは、倍音を含んでいることや、「ピアノカーブ」というものがあり、フリーのアプリのチューナーだけでは正確な測定はできないのですが、大まかな目安を知ることができるので、スマホにアプリをダウンロードしておくと、いざという時に便利です。

 

 

 

 

私は絶対音感があり、周波数のズレをピアノの音を聞いただけで感じるので、アプリを使って調べることは普段ないのですが。。。

 

 

 

絶対音感がありますか?/マニアックな音感の話。

 

 

 

【ママからのご質問⑥】先生は絶対音感がありますか?

 

 

 

シンガポールの出張ピアノ教室/則子先生の日常【あるある】?!

 

 

 

 

アプリをダウンロードしたのには、ある理由がありました。

 

 

 

 

その時のエピソードは、以前の投稿でもお伝えしましたが、ある生徒さんのレッスンの際、本来ならば調律不要の電子ピアノにピッチのズレが生じると言ったアクシデントが発生していたため、それを証明するために、アプリの力を借りたのです。

 

 

 

 

 

私は、レッスンで生徒さんが弾いた第1音を聞いた途端、すぐに違和感を感じたのですが、生徒さん自身もピアノ経験者であるお母さんも、私が指摘するまで音の違いに気がつかなかったとのこと。

 

 

 

 

 

 

そこでアプリを使って調べてみると、本来ならば、440Hzであるべき、A1(真ん中のラ)の音が、438Hzになっていましたした。たった2Hzの違いですから、わからないのも当然です。

 

 

 

 

 

 

 

電子ピアノは、もともと調律が不要で、どこのメーカーのものも、A1のピッチは440Hzで一定にセットされています。

 

 

 

 

たとえ何か設定ボタンを押したとしても、その効果は電源を切ると解除されるようにできているので、神経質になる必要はありませんが

 

 

 

 

 

この時は、生徒さんがいろいろなボタンを押して、機能を試したり効果を研究をしているうちに、たまたま偶然に、その設定をロックする操作も合わせてしていたようで(この設定を「SAVE 」しますか?と表示されて「YES」のボタンを押したんだと思います)

 

 

 

 

 

正しいピッチに直すためには、ロックの解除をする操作が必要でした。

 

 

 

 

 

 

こんな経験は私にとっても初めてでしたが、うろ覚えだった操作を取説で確認しながら、すぐに正しいピッチに直すことができました!よかったです。

 

 

 

 

 

 

もしあのまま知らずに放置して、ズレた音で練習を続けていたら、耳はその音を正しいと認識してしまいます。。。そのようなことになってからでは取り返しがつきません(涙)

 

 

 

 

 

「電子ピアノだから狂うはずはない」と先入観に囚われずに、自分の耳を信じてよかったと、今思い返しても、思わず安堵のため息が出てしまいます。(音がズレています、と言い出すのに、かなり勇気が必要でしたが。。。)

 

 

 

 

シンガポールのピアノ教室/電子ピアノなのに調律がズレた?

 

 

 

 

音楽と数学の意外な関係。

 

 

 

さて、皆さんは、「ドレミファソラシド」という、いわゆる音階を最初に発明したのは誰だかご存知でしょうか?

 

 

 

 

それは「ピタゴラスの定理」でも有名な古代ギリシャのピタゴラスです。

 

 

 

 

ピタゴラスが音階を発明するきっかけになったのは鍛冶屋でした。

 

 

 

 

ある日、散歩中に鍛冶屋の近くを通りかかったピタゴラスは、職人がハンマーで金属を叩くカーン、カーンという音の中に綺麗に響き合う音とそうでないものがあることに気づきました。

 

 

 

 

 

これを不思議に思ったピタゴラスは鍛冶屋職人のもとを訪れ、色々な種類のハンマーを手に取って調べ始めました。

 

 

 

 

 

 

 

ピタゴラスはやがて、綺麗に響き合うハンマーどうしはそれぞれの重さの間に単純な整数の比が成立することを発見します。中でも2つのハンマーの重さの比が2:1の場合と、3:2の場合は特に美しい響きになりました。

 

 

 

 

 

人間が自然に美しいと感じる響きの中に単純な整数の比が潜んでいるという意外性や簡潔さに惹かれたピタゴラスと弟子たちは、その後音階を熱心に研究するようになります。

 

 

 

 

 

意外に思われる方もいるかもしれませんが、音楽と数学は、実は密接な繋がりがあるのです。

 

 

 

 

 

 

作曲法を学ぶとそれがよくわかりますが、音階や和音にはそれぞれ規則があり、その仕組みを覚えていくときには数学的思考が役に立ちます。

 

 

 

 

 

調和する音には、必ずそこに数学的な規則性が存在しています。調べてみるときっと面白い発見が見つかりますよ♬

 

 

 

 

ピタゴラスが発見した「音楽」と「数学」の意外な関係。

 

 

 

音楽≒数学!?音楽を科学する。

 

 

 

 

さらに余談ですが、わたしの古巣である、ヤマハ株式会社では、ヤマハ株式会社の前身である「日本楽器製造株式会社」設立の翌1898年に、社章として「音叉」が、続いて商標として「音叉をくわえた鳳凰図」が定められ

 

 

 

以来、ヤマハの成長とともに、さまざまな「音叉マーク」を経て、音叉マークとヤマハロゴタイプを組み合わせた「ヤマハロゴ」は、ヤマハブランドを象徴するシンボルとして使用されています。

 

 

 

 

ロゴの歴史 企業情報 ヤマハ株式会社

 

 

 

 

3本の音叉でヤマハの『技術』『製造』『販売』の3部門の強い協力体制を表現し

 

 

 

ロゴには、音叉に象徴される音・音楽を中心に世界(外円)にのびゆくヤマハのたくましい生命力と

 

 

 

音楽の基本である『メロディー』『ハーモニー』『リズム』の調和という意味が込められています」

 

 

 

 

 

 

 

当ピアノ教室では、シンガポールのトップチューナーをご紹介しています。

 

 

 

 

ピアノの調律とは、音の周波数を基準に正しく合わせるだけではありません。調律の三本柱である「調律」「整調」「整音」の作業に加えて、技術と理論、経験、さらに感性や想像力も駆使して「依頼者の求める音」をつくり出していく「職人技」が求められる世界です。

 

 

 

 

 

 

シンガポールのピアノ教室/「羊と鋼の森」で知る、ピアノ調律師の世界。

 

 

 

 

当ピアノ教室では、生徒さんのご家庭にあるピアノの調律の際、長年懇意にしているシンガポールヤマハに所属するトップチューナーをご紹介しています。

 

 

 

 

楽器のご用意について

 

 

 

 

チューナーとしての確かな腕を持ち、保護者の方々からの信頼も厚く、明るいキャラクターで親しみやすいとの評価をいただいています。

 

 

 

 

 

 

 

研修でヤマハ本社のある浜松に長期滞在していた経験もあり、片言の日本語を話します。

 

 

 

調律後の音を確認する時の演奏を楽しみにしているお母さんも多いようですが、長いお付き合いなのに、私に弾いてくれたことは、今まで一度もありません。。。

 

 

 

 

そろそろ調律をお願いしようと思っているところなので、今回調律の時には、思い切ってリクエストしてみようかしら♬と、目下画策中の、則子せんせーです。