「包丁キャンセル」の時代だからこそ、子どもの「手」を育てたい。|シンガポールの出張専門ピアノ教室。

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こんにちは。

シンガポールの出張専門ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越則子です。

 

最近、「包丁キャンセル」という言葉を目にしました。

 

カット野菜やミールキット、冷凍食材などを活用し、包丁を使う工程を省くことで、家事の負担を減らし、時間や心のゆとりを生み出そうという、新しい暮らし方のことを指すのだそうです。

 

子育てや仕事に追われる毎日の中で、便利なものを上手に取り入れることは、とても自然なこと。

 

私は、この考え方を否定するつもりはありません。

 

便利なものに助けてもらったり工夫することで、家族との時間が増えたり、子どもと向き合う時間が生まれたりするのであれば、それはとても素敵なことだと思うからです。

 

しかし、その一方で、この話題を目にしたとき、35年以上、子どもたちと向き合ってきたピアノ講師として、一つのことが頭に浮かびました。

 

「最近の子どもたちは、指先の力が弱くなってきている。」

 

これは、数字やデータで表せる話ではありません。

 

けれど、35年以上、毎週何十人もの子どもたちの手に触れ、鍵盤に向かう姿を見続けてきたからこそ実感する、現場での肌感覚なのです。

 

以前ならスッと自然にできていたことが、今は時間をかけて丁寧に育てていく必要がある

 

そんな場面が、指導において年々増えているように感じています。

 

もちろん、その原因が「包丁キャンセル」にあると言いたいわけではありません。

 

ただ、生活そのものは大きく変わりました。

 

水道の蛇口。

 

ドアノブ。

 

スマートフォンやタブレットは、画面を軽く触れる動作が中心です。

 

料理のお手伝いをする機会も、昔に比べれば少なくなりました。

 

折り紙、粘土、あやとり、雑巾を絞る、お箸を使いこなす…

 

以前は日常の中にたくさんあった、手や指をしっかり使う経験が、少しずつ減ってきているのは紛れもない事実です。

 

だから私は、令和キッズたちのレッスンでは、すぐに

 

「もっと練習しましょう。」

 

とは言いません。

 

その前に見るべきものがあるからです。

 

✅この子の指は、今どこまで育っているのだろう。

 

✅どこに力が入りすぎているのだろう。

 

✅どんな声かけなら、無理なく動けるだろう。

 

✅どんな順番なら、この子の成長を自然に促せるだろう。

 

35年以上積み重ねてきたのは、楽譜を正確に再現するためだけのものではありません。

 

子どもの身体の小さなサインを見つけ、一人ひとりに合った成長の道筋を考える。

 

だから同じ教本を使っていても、同じレッスンになることはありません。

 

子どもは、一人として同じではないからです。

 

当ピアノ教室では、「指の力が弱いですね」の指摘で終わるレッスンはしません。

 

35年以上、子どもたちと向き合う中で、一人ひとりの手の特徴や成長段階に合わせたオリジナルの指のトレーニングを積み重ねてきました。

 

実は、ただピアノだけを弾いているだけでは、なかなか育ちにくい力というのもあるのです。

 

だからこそ、レッスンでは身近にあるものを使いながら、楽しんで取り組める工夫も取り入れています。

 

✅手のアーチを自然に身につける練習。

 

✅指先で支える感覚を育てる練習。

 

✅一本一本の指を独立して動かす練習。

 

✅手の甲の筋力を育てる練習。

 

子どもにとっては「遊んでいるみたい」と感じることでも、その一つひとつに、しっかりとした、教育的「ねらい」があります。

 

35年以上、子どもたちと向き合い続ける中で、

 

「どうすれば、この子が、よりよく育つのか。」

 

それだけを考え、実践し、試行錯誤を重ねながら、今のレッスンをつくり上げてきました。

 

ただ曲を教えているのではなく、同時に

 

「弾ける手」

 

も育てています。

 

土台ができるからこそ、美しい音が生まれ、自信が育ち、奏でる喜びへとつながっていくからです。

 

いまやAIは楽譜を読むことすらできます。

 

動画を見れば、演奏方法を学ぶこともできる世の中です。

 

便利な時代だからこそ、効率よく知識を得ることはできます。

 

でも、その子の手に直接触れ、その子の身体の小さな変化に気づき

 

「今、この子に本当に必要なのは何か。」

 

それを見極めることは、AIにはできません

 

私は、その「見る力」を35年以上かけて、コツコツ育ててきました。

 

音楽教育とは、曲が弾けるようになることだけではありません。

 

子どもの身体を育てること。

 

心を育てること。

 

考える力を育てること。

 

そして、自分らしく未来を切り拓くための根っこを育てること。

 

便利な時代だからこそ、効率化では育てられないものがあります。

 

今日も、ピアノを通じて、一人ひとりの小さな成長を見逃さず、一人一人に合った方法で、目先の「弾けた」ではなく、その先の人生まで見据えながら、一人ひとりと向き合います。

 

シンガポールで暮らす子どもたちが、この先どんな国で、どんな道を歩んでも、自分らしく羽ばたいていけることを目指して。

 

◆おまけ◆

 

Rちゃんママ、ありがとうございます💖

我ら浜っ子にとって崎陽軒は特別な存在なことをご存知で、わざわざ用意してくださいました。

 

 

 

 

どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて35年。

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。

 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。

プロフィール
 
 当ピアノ教室の指導コンセプト(教育理念)について

 1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
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