こんにちは。
シンガポールの出張専門ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越則子です。
レッスンの中で、子どもたちが「できた!」「わかった!」と目を輝かせる瞬間があります。
保護者の方がその姿を見て、思わず笑顔になる
そんな場面を、私はこれまで何度も見てきました。
でも、その「わかった!」には、実はいくつかの段階があります。
今日は、私がピアノレッスンの中で大切にしている、お子さまの「わかった」が“本物の理解”に育っていくまでのプロセスをお話しします。
1. 「弾けたふり」の奥にある小さな勇気。
子どもは、ときに「できた!」と言いながらも、ほんの少し不安そうな表情を見せることがあります。
それは、いわば、“弾けたふり”をしているサイン。
私はそんなとき、間違いを指摘することよりも
その子の「挑戦した勇気」や「行動」を、まず認めるようにしています。長年の経験から
「うん、いま、結構できてたね。もう一度やってみようか。」
こんな言葉が、子どもの心をそっと解きほぐすように感じています。
その瞬間、表情が変わり、音が変わるからです。
当ピアノ教室のレッスンは
「間違えない場所」ではなく
「安心して挑戦できる場所」。
安心できる信頼の中から、真の理解が生まれていきます。
2. 「わかったつもり」を越えていく時間。
音をなぞることと、音を感じることは、似ているようでまったく違います。
譜読みができて、リズムも取れて、「弾けた!」と思っているとき、まだ“わかったつもり”の段階であることも多いのです。
そんなとき、私は問いかけます。
「どうしてここは静かに弾いたの?」
「この音、どんな気持ちで出したの?」
最初は答えがなくてもいいのです。
問いかけが、音と心を結びつける最初のきっかけになります。
そして、少しずつ子ども自身が自発的に気づき始めます。
「この音、優しく弾くときれいだね」。
それは、“わかったつもり”が“感じてわかった”に変わる瞬間です。
3. 「なるほど!」の瞬間をともに味わう。
本当の理解とは
「わかった」ではなく「なるほど!」と心で納得できた瞬間に訪れます。
指が動くことよりも、心が動くこと。
音楽が「できる」から「感じる」に変わるその瞬間、子どもの中で、音が「自分の言葉」に変わっていきます。
私は、その「なるほど!」の笑顔を見るたびに
ピアノが人生を支える力を育てていることを実感します。
“本物のわかった”が、生きる力になる。
当ピアノ教室のレッスンを通して育つ力は、技術だけではありません。
✅失敗してもくじけずにもう一度挑戦する力。
✅自分で考えて納得する力。
✅心をこめて表現する力。
などなど….
どれも、これからの時代を生きていくうえで大切な“心の筋肉”です。
紡ぎ出す音のひとつひとつに、一人一人の成長の物語があります。
その瞬間を見守り、ともに喜び合う時間が、私にとって何よりの宝物です。
◆本日のまとめ◆
子どもの「弾けた」には段階があります。
そしてその先にあるのは、“心からの納得”。
fairy wish creation のピアノレッスンは、お子さまの「できた!」を「本物のわかった」に育てていく場所です。



在星日本人として業界をリードし続け35年―
〜シンガポール最長指導歴×出張ピアノレッスンのパイオニア〜
fairy wish creation は、上質の学びを求めるご家庭のための、挑戦と成長のピアノ教室です。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で
シンガポール在住日本人ご家族に伺い、音楽を通して信頼の絆を築き上げてきました。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。


ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
fairy wish creation は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。





