こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越則子です。
先日、小学生のWちゃんのお母さまとのLINEのメッセージのやり取りの中で、とても興味深いお話を伺いました。
「先生、娘は音を聴くと色が見えるというのですが…」
Wちゃんにとって、ドの音は明るい赤、ソは爽やかな緑色…そんなふうに、音と色が結びついて見えるようなんです。
音が色や形として浮かび上がる感覚は「共感覚」と呼ばれ、芸術分野で大きな力となることがあります。
おうちの方は
うちの子だけちょっと不思議なのかしら?????
と首をかしげていらっしゃるようでしたが、音楽の世界では決して珍しいことではありません。
むしろ、そのような独自の感性は、表現の幅をぐんと広げる宝物なのです。
音がただ音として耳から聴こえるだけでなく、色として広がっていく。
なんて素敵な世界を、Wちゃんは生きているのでしょう。
Wちゃんの心に咲いているその彩りは、まさに彼女だけが見ている景色。指導者として尊重し、大切に守って行くべき領域です。
一人ひとりの感性に寄り添うレッスン。
fairy wish creation では、子どもたち一人ひとりが持っている感性を、そのまま受け止め、伸ばしていくことを大切にしています。
「正しく弾けること」以上に大切なのは、自分らしく音楽を感じ、表現できる心を育てること。
その土台があるからこそ、学びは長く続き、人生を彩る豊かさとなっていくからです。
ある子は音に色を重ね、ある子は旋律に物語を紡ぎ、ある子はリズムに躍動を感じます。
それぞれの「感じ方」こそが、その子の音楽であり、その子の人生を豊かにする力。
同じ曲を弾いていても、十人十色の世界が広がっている
そんな多様な感性を尊重することが、当ピアノ教室のレッスンの特徴のひとつです。
保護者の皆さまへ。
お子さまが持っている特別な感覚や「ちょっと不思議?」と感じられる一面は、将来の大きな可能性の芽かもしれません。
私たち大人が理解しきれないことも、音楽を通して育つ力として、大切に見守っていきましょう。
日々のレッスンや発表会を通じて、個性が輝く瞬間を一緒に喜び合えること。
それが、私がシンガポールで出張ピアノ教室を続けている一番の喜びです。
これからもWちゃんの色鮮やかな音の世界に寄り添いながら、丁寧に育てていきたいと思います。
今年の発表会でWちゃんは、自分で作曲した曲も披露します。
大勢の方々に聴いていただく、またとない機会なので、Wちゃんと相談し、世界観をそのまま活かして、妹のMちゃんに鍵盤ハーモニカのパートを担当してもらう「アンサンブルアレンジ」にバージョンアップさせることで話がまとまり、早速作成しました。
仲良し姉妹の響き合うハーモニーが、どのような景色を描き出すのか、その「歴史的瞬間」が今からとても楽しみでなりません。
練習中、音に寄り添うたび、則子先生の頭の中にも、同じ色の風景が広がることを伝えると、Wちゃんは何度もうなずいて
とびっきりの笑顔を向けてくれました✨
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。