シンガポールの出張ピアノ教室/スラーの「もうひとつの顔」?!

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こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。

 

今日は久しぶりに音楽豆知識です。

 

音楽記号のひとつ、「スラー」について深掘りしてみたいと思います。

 

 

関連して、ピアノレッスンの専門的なことにも触れますね😊

 

 

我が子にこれからピアノを習わせることを検討しているご家庭にとって、演奏の質を左右するカギを握る内容ですので、レッスン受講の予備知識として、ぜひお役立てください。

 

 

一方、中級、上級の方々にとっては

 

 

そんなこと、もうとっくに知ってるよ😊

 

 

という内容ですので

 

 

ザッと読み飛ばしていただければと思います。

 

 

では早速本題に入りましょう。

 

 

そういえば以前、スラーをマスターした4歳さんの、練習動画を投稿しました。

 

 

あれからもう4年以上も経っていたなんてビックリです😆

 

 

Aちゃん、日本でもピアノ頑張ってるかな?

 

 

シンガポールのピアノ教室/スラーってなあに?(4歳さんの練習動画あり)

 

今日お話するのは、タイトルにあるように、スラーの「もうひとつの顔」についてです。

 

 

楽譜にスラーの表記があったら

 

 

レガートで(音と音が切れないようにつなげて)弾きます。

 

 

という意味であることは、よく知られていますね。

 

 

小学校の音楽の授業でも、そのように習います。

 

 

しかし、スラーの意味はそれだけではありません。

 

 

スラーはフレーズの区切りを表しているという側面もあるんです。

 

 

そう。

 

 

スラーは2つの顔を持つということです。

 

 

この

 

 

フレーズの区切りを表す

 

 

これこそが、演奏の良し悪しに大きな影響を与えるんですね。

 

 

といってもただ、「スラーでつながっているところは音をつなげる、スラーが切れているところは音を切る」では文章を棒読みしているのと一緒です。

 

 

書かれている意味をきちんと相手に伝えようと思ったら、単語ひとつでも抑揚をつけながら、気持ちを入れて丁寧に読みますよね?

 

 

ピアノの演奏も同じです。

 

 

音の連なりを意味あるものにしていくもの。それがスラー。

 

 

音楽をただの音の連なりではなく

 

 

表現

 

 

にまで高めていく

 

 

そのときに登場するのがアーティキュレーションと呼ばれるものです。

 

 

代表的なアーティキュレーションにはスタッカートやアクセントや強弱記号などがありますが

 

 

スラーは、そうしたアーティキュレーションのリーダー的役割を担っている、いわば音楽の核を為す存在であるというのが私の自論です。

 

 

スラーによって示されたまとまりを、きちんととらえること。

 

 

音楽を「表現する」というのは、まずはそこから始まるとさえ思っています。ですので

 

 

当ピアノ教室では、導入期のレッスン初期の段階からスラーを意識した指導をしています。

 

 

完全な形がすぐにできなくても構いません。

 

 

というより、それがむしろあたりまえ。

 

 

一足飛びにゴールに向かうのではなく

 

 

完全な形を目指して、無理なくコツコツ練習を積んでいく

 

 

少しずつ、少しずつよくしていく

 

 

その心構えこそが、ピアノの練習には、とても重要。

 

 

根気よく物事に取り組んでいく心構えを育てていくのもピアノの先生の仕事のひとつであり、そのために指導者自身も日々研鑽を積むというのが当ピアノ教室の姿勢です。

 

 

楽譜に書かれている記号を大切に扱う習慣を、レッスン初期の段階から徐々に植え付けていくことが、のちに大きな差を生み、音楽的財産になることを、則子先生は長年の経験から知っています。

 

 

当ピアノ教室の指導では、アーティキュレーションをいい加減に扱ったり、「なかったこと」にして「無視」したりしません。

 

 

リトルピアニストたちには、年齢に応じて、アーティキュレーションの重要性や効果が理解ができるように、噛み砕いて説明しています。

 

 

きれいになるよ

 

 

いい音になるよ

 

 

理由がわかると俄然やる気が出るようで、子どもたちの目つきが変わってきます。

 

 

たとえば

 

 

お習字を習ったら「とめ」「はね」「はらい」などを最初から徹底的に教わりますよね。

 

 

そこに意識を向けるように、何回も繰り返し注意を受けます。

 

 

小さいから、習ったばかりだからといって

 

 

ま、いまは、まだいっか

 

 

そのうちにね

 

 

とはなりません。それでは専門家から習う意味がないからです。

 

 

ピアノも同じです。

 

 

もしも、スラーに対して逃げ腰で無責任なレッスンだとしたら厳しい言い方ですが、もうその時点で

 

 

プロのピアノ指導ではありませんので

 

 

その人に習う価値なし

 

 

と、はっきり断言しちゃいます。

 

 

スラーを完全に習得するには時間がかかり、教える方にも教わる方にも、お互い、それ相応の忍耐が必要です。

 

 

特に小さな子どもの場合

 

 

決してすぐにはできませんので

 

 

ちょっと大変です、というか、かなり大変💦

 

 

でもね、私は、こう思うんです。

 

 

ピアノって、うまく弾こうと思ったら、そんなにカンタンじゃないよ

 

 

ということを早い時期に子どもなりに理解して、腹落ちさせておくって絶対に有利だなって。

 

 

実際、だんだん上達してくると、それに比例して難易度はどんどん上がっていきますので、満足いく演奏ができるようになるまでの時間も、より多く必要になります。

 

 

それは、ピアノに限らず何事にも当てはまるのですけれど…

 

 

でもね、だからこそ、できた時の喜びは

 

 

特大級✨

 

 

なわけです。

 

 

スポーツでも

 

 

勉強でも

 

 

手強い「ヤマ」を制覇した時の、なんとも表現しがたい晴れやかな気持ちって格別ですよね。

 

 

思い当たる方も多いのではないでしょうか。

 

 

当ピアノ教室のレッスンは、ピアノを学ことを通して子どもたちの力を最大限に引き出し、感性を磨いていくレッスンです。

 

 
 
 
 
 
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。

 

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。

 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。

プロフィール
 
 当ピアノ教室の指導コンセプト(教育理念)について

 1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
 指導方針

ピアノレッスンコース

 

 

 

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