こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。
みなさん、今月のシンガポール日本人会の会員向け月刊誌「南十字星」は、もうご自宅に届きましたか?
シンガポール日本人小学校、チャンギ校が、今年開校30周年ですって✨
記事を読んでいたら当時の記憶が蘇りました。
30年前といえば、1995年。
則子先生がシンガポールで出張ピアノレッスンを始めて3年目の年です。
当時は、日本人の住むエリアはオーチャード駅周辺に固まっていたので、レッスン間の移動は、急ぎ足での徒歩がメインでした。
毎日汗だくでしたよ😆
チャンギ校ができたときは、当ピアノ教室内でも、その話題でもちきりでした。
そうそう。
最初の数年は、高学年生だけがチャンギ校に通い
1年生から4年生は、新校舎の完成を待つ間、クレ校に残っていました。
ご兄弟で違う学校になったご家庭もあり、スクールバスも異なるので
「それはちょっと大変ですねー😆」
とお話した記憶があります。
大変といえば…
チャンギ校の校庭は、できたばかりの頃は、水はけを良くするために、クッション性のある、やわらかなゴム張りだったのですが(最新の素材と聞きました) いまは全面芝生に変わっています。
なぜだかご存知ですか?
理由は
ゴム張りだと高温になってしまうから
これは想定外だったようです。
チャンギ校ができた年に6年生だった、当ピアノ教室の生徒さんの1人、Mちゃん。
ある日のレッスンのとき、ふと足元をみると、膝から下が真っ赤でした。
ところどころに水ぶくれもあったので
びっくりして尋ねると
運動会で組体操の1番下の担当になり、練習の時に校庭にひざまずいていて、やけどをしてしまったと。
校庭の床が、ものすごく熱い
でも
自分が動いてしまうと上にいるクラスメイトが危ないからじっとしてるんだと、目に涙をためて話してくれました。
思わずもらい泣きしてしまい
「先生に話したの?」
「先生は知ってるの?」
と聞くと
「がまんして」
と言われたときき、さらに悲しみが増してしまいました。
「そんなの、おかしいです!」
「子どもたちに、こんなつらい思いをさせてまで、運動会で組体操を披露しなくてはいけない理由がわからないです」
「種目を変えるようにお願いはできないのでしょうか」
とお母さんに訴えると、ため息をつきながら
「ですよね、でもしょうがないみたいです」
と。。。
信じられないかも知れませんが、インターネットが世の中に普及する前の時代、30年前って、こんな感じだったんです。
SMSでの発信が誰でも自由にできるようになった令和のいま、同じような事態がもし発生したら、大問題に発展してしまうに違いありません。
責任感が強くて、優しい女の子だったMちゃん。
ピアノにも真面目に取り組んでいた姿が印象的でした。
思慮深く落ち着いた性格は、今も変わらないかな?
今年、42歳になるのですね。
時が経つのは、本当に早いです。
いつか、また、どこかで会えるといいな。
ちなみに
当ピアノ教室の第1回目の発表会は、チャンギ校開校の翌年、1996年に開催しました。
まだ日本人会の建物ができる前のことです。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。