こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
みなさんは「楽しく習いましょう」「楽しみましょう」といった、楽しさを前面にアピールしたピアノ教室の勧誘の謳い文句を目にしたことがあるかと思いますが
小さい頃にピアノを少しかじって、すぐに挫折しちゃった…という、苦い経験をお持ちの方は、宣伝ですから多少「盛って」いるとはいっても
いやいや、現実は、そんなに単純じゃないし、甘いもんじゃないよーとちょっぴり違和感を覚えたりしませんか? 今日は
ピアノの楽しさは、楽な楽しさではありません。
というお話。
といっても注意喚起ではなく、指導者目線からのアドバイスてすので、ご安心ください😊
これからお子さんにピアノを習わせたいと希望しているご両親にぜひ読んでいただきたい内容です。
楽しさの本質に対して親が意識を向けているかどうか、正しい理解のもと、ピアノを習うことへの心構えがしっかりとできているかいないかで、お子さんの学びの質、将来の音楽生命は大きく変わってきますよ。
ピアノを習い始めるとき、子どもたちの目は輝いています。
すぐにピアノが弾けるようになって、かっこよく弾いて楽しめるのだと、期待を感じているのですね。
でも実際に始めてしばらくすると、そんなに簡単ではないことに、やがて気がつくでしょう。
✅覚えることはたくさんあるし
✅肝心の手だって、好きなように動かせばよいというものではありません。
昨今は、音楽的バックボーンがなくても、すぐに楽しむ機能がついた電子ピアノやアプリを使えば、伴奏に合わせて1音だけを弾いただけでメロディを鳴らすことができますし、ガイドに沿って鍵盤を押していけば、弾けたような感覚を味わうことだってできますが
何か曲を弾こうと思ったら、やはり基礎を身につけなければなりません。ショパンもモーツァルトベートーヴェンも、ディズニーもジブリも、弾けない所から弾けるようにしていくまでには、たくさんの時間とエネルギーが必要なのです。
ピアノは、スイミングやサッカーのように、レッスンに出席して、その場で完結という習い事ではありませんから、ご家庭での練習が負担になることも出てくるかもしれませんね。
子どもたちの毎日には、ピアノ以外にもたくさんの「やるべきこと」があります。その中で、どうしてもピアノを続けなければならないという必要は全くありませんが
もし大変さを乗り越えてピアノを続けようと思うなら
💎音楽の世界にはものすごく奥深い楽しさと喜びがあること
💎一つずつ壁を乗り越えながらピアノを通して成長していけること
を、ぜひ知ってほしいと思います。
ピアノの楽しさは、楽な楽しさではなく、大変な楽しさ。
けれども、大変だけれど楽しいという感覚を実感できたら、それは人生の中において大きな学びとなり、喜び、幸せへと繋がるのではないでしょうか。
大変だけれど楽しいのは、それが自分を成長させてくれているからなのだと心が感じているからに他なりません。
自分を成長させることは、人間としての最上の喜びの一つ。ピアノは楽ではないし大変だけど、それでもやっぱり楽しい、と感じられるような体験を、子どもたち一人ひとりにさせてあげたい✨
これは私の指導者としての願いです。
ピアノに限らず、楽器の練習は
少しずつレベルが上がってくるにつけ
内容も高度になり、複雑になってきますが
上達してくると、始めたばかりの頃のように目に見える進歩が実感されにくくなってくるということは、どなたでも多かれ少なかれ経験されているのではないでしょうか。
日々あきらめず、根気よく、少しずつ、練習を継続することで、以前できなかった沢山のことが習得できて
ふとした瞬間に、思っていた以上のことができるようになっていることに気がつく
成長とは、その繰り返しだと思います。ということで
【本日のまとめ🌟】
当ピアノ教室のレッスンは、”楽しいレッスン”とは一線を画した
成長過程を楽しめるレッスン
です。
日々の暮らしを、より豊かで実りあるものにするために、音楽でみなさんのお役に立ちたい✨
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。