こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日のテーマは、【ポピュラーピアノの演奏をランクアップさせる秘策】について、プロの視点からお話しします。
ピアノを習い始めて数年が経ち、ピアノを弾く「本当の楽しさ」に目覚める時期になると、リトルピアニストたちから
自分の好きな曲をピアノで弾いてみたい
とのご相談を受けることがよくあります。
「むずかしくても練習がんばります!」
「絶対弾けるようになりたい!」
みんな一様に真剣です。どこまでも健気。そして尊い。
ですから則子せんせーも、しっかりとその思いを受け止め、心を込めて、全力で指導します。
わかった!
一緒にがんばろう!
先生も覚悟ができたよ!
最近は、ピアノ曲以外のゲームの曲やJ-POPのタイトルが話題に上がることも多くなりました。
さて早速本題です。
ポピュラーピアノの演奏をランクアップさせるために見直すべきもの。それは
指づかい
です。
ピアノの指使い(運指)にはルールがあり、それを知らずに自己流でやると、とりあえず弾くことはできても
◆弾きにくい
◆ミスをしやすい
と言った弊害が出て、なんだかすっきりしない仕上がりになります。クラッシックピアノとポピュラーピアノでは、それぞれ異なる指使いのセオリーが存在しますが、ここで注目したいのは
ポピュラーピアノの楽譜には、指づかいの表記が一切ない
ということ。
ですので、レッスンの中で、それぞれのフレーズに相応しい動きをコーディネートしていきます。
せっかく好きな曲に取り組むのですから、リトルピアニストたちの満足いく、最高の仕上がりを目指し、あわよくば、愛弟子たちの演奏を、一歩リードした出来栄えに仕上げて、お友達と
差をつけたい
目立たせたい
と、指導者としての欲が止まらない則子せんせーは
実は、指使いのコンビネーションを組み立てるとき、こっそりと機能面に加えて「見た目」にもこだり、いい加減に扱うことはしません。なぜならば
美しい指の運びをしていれば弾きやすく、当然ミスも少なく、美しい演奏ができる
いうことを、長年の音楽経験から身をもって実感しているからです。
シンガポールのこども社会では、お誕生日パーティなど、子ども同士の集まりの場にピアノがあると、かわりばんこにピアノを弾いて、得意な曲を披露し合う光景が、日本よりも多くあります。先日
「最近のこどもって、みんなピアノが弾けるんですね!」
と、驚きの表情で話していたのは、いつもお世話になっている、30代半ばの男性ヘアスタイリストさんです。
先頃、在住日本人のお知り合いが主催していた個人宅でのパーティに招かれて出向いたところ、小学生連れのご家族も何組か参加しておられて、ピアノがあることに気がつくと一斉に楽器の前に集まり、男の子も女の子も、みんな一人一人
自分の得意な曲
を順番に披露していて、その堂々とした振る舞いにびっくりしたのだそうです。
ピアノが演奏できるというのは、もはや【世界基準の社交術】になりつつあるのかもしれませんね✨
と、きれいにまとめてくださったのは、私がピアノ指導者だからとご存知のせいもあるかもしれませんが(笑)
人と人とのコミュニケーションの潤滑油として、音楽が、世代に関係なく、しっかりと根強き、受け継がれていることを強く確信して、嬉しさがこみ上げました。
いつの時代も、音楽は言葉を超えた言葉なのです。
さて今日は最後に、憧れの曲を練習中のRちゃん(小学校4年生)の動画をご紹介しましょう。
❤︎指使いを手に覚えこませること
❤︎いつ弾いても、メロディのスラーが、なめらかに、きれいにつながるように
が今週の宿題の課題の一つです。
さて、ここで皆さんに質問です。Rちゃんが弾いている曲は、何の曲かお分かりになりますか?
答えは明日の投稿で発表しますね♬
手厚くきめ細やかなピアノ指導で、駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて30年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。