こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
当ピアノ教室では現在7名の大人ピアノの生徒さんがレッスンを受けておられます。
数ヶ月前から、王道のクラッシックの演奏法の勉強と並行して、新たに楽典や音楽理論を学び始めたYさんは、第一線のビジネスシーンでご活躍されている、40代男性です。
学生時代にピアノを習い、ご自身でピアノを弾いていた期間を経て、当ピアノ教室で本格的にレッスンを再開されたのは今から3年前のこと。
ビジネストリップも頻繁にあり、ご多忙な日々を過ごされていますので、おそらく練習時間の確保も簡単ではないと思いますが
隔週1時間でのレッスンでは、みっちりと弾き込んだ成果を披露してくださるだけではなく、毎回、斬新な切り口からの課題や質問をご用意されて臨まれる姿勢には頭が下がります。
最近ジャズピアノも始めたYさんは、奥の深さに時には音を上げ、時には感嘆しながら、新しい学びへの好奇心や意欲が日増しに高まるばかりです。
クラッシックを弾くよりずっと難しい!!!
そんな言葉も飛び出しましたが、実際、クラッシックとジャズは奏法が全く異なり、クラッシックの延長線上にジャズがあるわけではないので
❤︎基礎を終えたよ
❤︎結構難しい曲を普段弾きこなすよ
という人にとっても、結構手強い相手と言えます。
サラッとお洒落に弾きこなすことができると、ビジネス絡みのパーティシーンなどでも注目を浴びること間違いなしですよ。
今どきの大人ピアノのトレンドとは。
一昔前、当ピアノ教室の大人ピアノレッスンを希望される方は、シンガポールでの暮らしの
余暇を使って
という方が主流でした。しかし最近は違います。
ピアノのための時間を捻出している
方が100%を占めるようになったのです。
これは何を表しているのでしょう。
私は、ある仮説を立てました。時代の変化に伴って、人々がピアノレッスンに求めるもの自体も変化し続けているのではないか。
だからこそ
忙しくてもプロから専門の知識を得たい、意見を聞きたい
と切望する方が年々増えているのではないか。もし、そうであるならば
私たちピアノ指導者は、その時間に価値を見いだしていただけるだけの「何か」を提供できる、一段上の領域の実力を備えていなければ、存在する意味がありません。
私は、それらを学ぶことができるのは
レッスンの現場
であると、これまでの30年余りの日々を振り返って改めて実感しています。どんなことにも共通して言えることですが、生きた経験に勝るものはありません。
ご自身が、かつてピアノを習った歴史を持つ方ならばよくご存知かと思いますが、私たちの業界は、どんなに立派な学歴があっても「それだけでは」全く相手にされないという、とてもシビアな世界です。
音楽を専門に学び、学校をでた「それだけでは」実際何のアピールにもなりません。なぜなら、そういう人たちは《世の中に掃いて捨てるほどいっぱいいる》のが実情だからです。
「何をしたか(どんな仕事をして、どんな成果を、どれだけの数出してきたか)」実地での体験が重要視され「腕を」「ストレートに」問われるのは当たり前で、賢い選択のために事前にキャリアを調べたり、直接尋ねることは失礼なことではありません。そう言う点ではお医者様と似ていますね。
医療の世界では、〇〇大学をでて、〇〇を学んだだけでは、もちろん一人前と呼べません。
〇〇の専門家として経験とキャリアを積み、〇〇件以上の成功例があるといった「実績」という「裏付け」を得て、はじめて世間から名医として認知され、スペシャリストとして信頼される地位を得ますが、音楽の世界も、内容は全く違いますが仕組みは同じようなものです。
現代は、もはや、ピアノレッスンを単なる演奏スキルの獲得や上達のための手段としてとらえ、満足している人は稀有と言ってもいいでしょう。それほど
当ピアノ教室では、高い視点と高い志を持って、真剣にピアノに向き合う大人のレッスン生が増えてきました。
これは大変喜ばしい現象ですが、それだけに、指導者に求められる資質も責任感も増しているということですから、うかうかしてはいられません。
もっと高みを目指していかなければ !
当ピアノ教室の大人レッスンは、知的好奇心を刺激し、向上心を加速させる「高尚な学びの場」を提供します。
何かを知ろうと思った瞬間に、あなた自身に無限の可能性が生まれます。
知っていると思ったらそこで終わりです。知っていることに未来はありません。
知らないことこそが可能性なのです。
さらに、その奥を知ろうとする探究心を後押しするのは素直さと柔軟性。
その姿勢こそが自分を進化させ、成長させてくれる源泉。
Yさんのジャズへの取り組みの真摯な姿勢をみるたびに、そんな言葉を思い浮かべています。
音楽には【正解】というものは存在しません。
私たちの学びはこれからも続きます。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて31年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。