こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日は、ピアノの話題から視点を広げて、教育業界の最新の話題をお伝えします。
今、世界中の教育の専門家が注目している力
それは
自制心
なのだそうです。
「自制心」とは、自分の感情や欲望をコントロールする力のこと。
専門家によると「自制心」が強いかどうかで子どもの将来が大きく変わってくるのだそうです。
どういうことなのか、一緒に深掘りしていきましょう。
「自制心」は幼少期に育みたい重要なスキルの1つだといわれています。
◆宿題などの気の進まないことを始める、続ける能力
◆ゲームをしたりなど、したいことをやめる能力
これらには全て「自制心」が影響しています。
「自制心」が強い子どもは以下の能力に優れているという結果が出ていることが、教育家たちが注目している理由のようです。
◆課題に集中して完成させる能力
◆話をよく聞き、「気をそらすものを無視する」能力
◆新しい要素を「取り入れる」能力
「自制心」と聞くと「我慢させなきゃ!」と思って「やっちゃダメ!」と声かけをしたりしがちですが
子どもの場合、我慢させすぎたために、かえって我慢できなくなるということもあるので、悩んでしまいますよね。。。「自制心」は、たとえば
◉電車の中で静かにしてほしい
◉ここは危ないから走らないでほしい
というように、日常でも大切な力ですから、成長とともに生活の中で自然に高めてあげられるのが理想です。
特に、コロナ禍の現在は
◉ここではマスクをつけてね
◉ここでは静かにしててね
など、社会生活を営む上で自分の意思とは関係なく、決められたルールを守るために自分を律することが求められる場面が多々ありますので
「自制心」が弱いままだと、子ども自身が世の中を堅苦しく窮屈に感じて、辛い思いをしてしまうことにもなりかねません。
こう聞くと皆さん、「えー! うちの子の「自制心」も養いたいっ!」と思われるのではないでしょうか。
心理学の専門家によると、子どもの「自制心」を養うのに最適な方法は
ルールのある遊びをくり返し楽しむ
ことだそうです。
子どもは、大人のほうから提案しない限り、なかなかルールのある遊びに取り組もうとはしません。
そこで、そういう機会を大人が意図的に仕掛けて、子どもが自然とルールの中で楽しむ機会を作ると、その結果、自分がしたいようにやるだけではなく(もちろんこれも大事です)、自制心をもって行動する力が徐々に養われていくというわけなのです。
当ピアノ教室では、幼児の生徒さんに反復練習をしてもらうとき、ただ単に繰り返すのではなく、メリハリをつけて、規則性を持たせ、遊び心をもった学習を取り入れる工夫をしています。
リズムトレーニングも同様です。
具体的な内容は企業ヒミツなので、ここで公開することはできないのですけれど・・・
ルールを決めて練習に取り組んだ方が、生徒さんの「くいつき」が格段にいいことは長年の経験から肌で実感していて、モチベーションをあげることに効果があることはわかっていましたが、今回、その方法が、実は「自制心」を養うことにも一役買っていたのだと知って、嬉しい驚きです。
♬新しいアイデアを練る楽しみが増えました♬
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
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