2020年6月19日、シンガポールはフェーズ2を迎え、当ピアノ教室も出張レッスン再開に向けて動き出しました。

 

 

6月に入り、幼稚園、小学校が再開され、少しずつ日常の新しい生活パターンが作られているこの時期、私も待ちに待った報せを受け、1日も早く対面レッスンを再開したい、生徒のみなさんと会いたい気持ちで溢れています!

 

当ピアノ教室では慎重を期し

◉急激な生活パターンの変化で生徒さん、保護者の方々への負担をかけたくない

 

◉当ピアノ教室におけるニューノーマルでの出張ピアノレッスンのあり方、感染防止の具体的な対策などをあらかじめお一人ずつにご案内して、納得いただいた上で安心してレッスンを受講していただきたい

 

 

以上の理由から、6月末まで現在のオンラインレッスンを継続し、7/1から通常通りの出張ピアノレッスンを再開致します。

 

 

 

日本も同じタイミングで、本日、都道府県をまたいだ移動なども可能になり、さらに活気づいてきました。

 

 

 

 

 

 

Bluetoothを使用した接触アプリはシンガポールでは3月から導入されていますが、いよいよ日本でも「COCOA」の名称で、より個人情報に配慮したシステムが本日15:00から使用開始になりました。

 

 

 

 

 

さて。
みなさんは普段、お出かけの時に音楽を連れていきますか?

 

 

 

私はピアノレッスンの移動中はお気に入りの曲や譜面書きのリクエストをいただいている曲を聴く事が多いです。例えば こちら

 

 

音楽を持ち歩く、というライフスタイルの始まりは「ウォークマン」から。発売は1979年です。

 

 

私は81年発売の「ウォークマン2」を持っていました!

 

 

高校生だったのですが、学校にも持って行って休み時間や自習時間にカセットをあれこれ入れ替えて好きな曲を聴いていましたよ。
懐かしいです。

 

 

その頃はクラッシックピアノと並行して、ジャズピアノやシンセサイザーのレッスンを受講していて、年上の音楽仲間からの情報が豊富だったこともあり、同級生が好んで聴いていたニューミュージックやフォークより、もっぱらスティービーワンダーやチックコリア、レイチャールズやビルエバンスなどのサウンドに興味がありました。

 

 

アドリブの技を盗もうと真剣に聴き込んでマネして弾いたり、おしゃれなスケールやかっこいいフレーズの研究をする一方で気分転換には EW & F や Queen、ツェッペリンなどもよく聴いていました。

 

 

最寄りの駅の貸レコードやさんには入り浸りだったので、店員さんは好みのアーティストの新譜が入るとお取り置きしてくれるようになり、すっかり仲良しになりました。

 

 

ここ数年の外出時の相棒は、重低音重視の硬派なバランスと、クリアな音質が気に入っている

Boseのワイヤレスイヤフォンです。

 

 

 

 

 

音楽は記憶と密接に結びついています。

 

 

私には、自分の理想とするプロフェッショナルスピリットを象徴する一曲があります。

 

 

仕事に対する心意気がダイレクトに響いてくるのは

日常の何気ない瞬間に垣間見える
全く違う業界の人の生き様から。

 

 

ああ、やっぱり心惹かれる人は同じことを大切にしてるんだ!と確信するとき、その感動は挑戦への力強い勇気を生み出します。

 

 

ピアノを教えることは共に心を育てること。音楽を通して、一人一人の人間力を育むことです。

 

 

 

はじめてのレッスンに伺う直前に
同じ曲を必ず聴くのは、この10年ほどの

儀式。

 

 

これからレッスンを始める生徒さんは、ピアノレッスンで何を感じ、何を吸収していくのだろう。様々な経験を通して、将来成長したらどんな仕事に就き、どんな人達と触れ合い、どんな人生を歩んでいくのだろう。

 

 

一緒にシンガポールで過ごす限られた時間の中で、私はプロのピアノ指導者として、何ができるだろう。

 

 

耳の中に広がる音に身を委ねて、これから共に作り上げていく「シンガポールのピアノレッスン」の景色をいろいろ想像します。

 

 

インターコムを押すギリギリの瞬間
次第にフェイドアウトする

 

 

D add4 、D 、D add9、D、

 

 

バッキングの余韻を感じながら耳からそっとイヤフォンを外したら、それが私の中の プロフェッショナルスイッチON!の合図です。

 

 

この曲に秘められた一生忘れられない
エピソードはまたの機会に。