こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
今日は、先頃ヤマハから発売されたばかりの、新しい楽器をご紹介します。
発売前から業界の話題をさらっていた、ヤマハのオールインワンシンセサイザー、SEQTRAKが2024年1月26日についに世界で同時発売されました。
SEQTRAKは、ドラムマシン、シンセ音源、サンプラー、エフェクター、内蔵スピーカー&マイクなど、音楽制作に必要な機能がコンパクトなボディぎっしり詰まったオールインワンタイプのシンセサイザーです。
コンパクトでスタイリッシュなボディも特徴。
外部機器と有線接続できる基本的な端子や専用アプリとワイヤレス接続できるBluetooth MIDI、大容量のデータ転送を可能にするWi-Fi機能も搭載されるなど、接続機能も充実しており
現代の音楽制作スタイルにもばっちりフィットする仕様は、さすがに音楽機材の名門 “ヤマハメイド”の貫禄を感じます。
では実際に音を聴いていただきましょう✨
(「Yamaha Synths official 」 YouTube チャンネルより。)
では、このSEQTRACKで、一体どんなことができるのか、順を追ってザッと説明していきますね。
①「ドラムマシン」。
SEQTRAKの本体左部分にある主要機能のひとつ「ドラムマシン」は、「キック」「スネア」「クラップ」のほか、「ハット」と「パーカッション」が2つずつの全7トラックで構成されています。
各トラックの音源は、本体の内蔵プリセットと自由に入れ替えることもできます。
SEQTRAKでは、ベーシックなドラムマシン同様、ドラムパターンをステップシーケンサーを使って入力していくほか、リアルタイムでも入力が可能ですが
ここで特記したいのは、打ち込んだドラムパターンに自分好みの味付けができる「マイクロタイミング(発音タイミングの微調整)」や「サブステップ(ステップの連打数の設定)」「プロバビリティ(ステップの発音確率の変更)」という機能が設けられているところ。
これによって、自分好みのいい感じのグルーヴを生み出すことができたり、ちょっと不思議な雰囲気を作れたりもします。
カンタンに自分のオリジナルサウンドが作れてしまうのですね。
②シンセサイザー&サンプラー。
続いては本体中央部分の「シンセサイザー&サンプラー」。
こちらは、バンド経験者なら知らない人はいないというほどのDX7などでお馴染みの、ヤマハのオリジナル音源「AWM2」による「シンセ」が2種類と、デジタル音源の「DX」「サンプラー」の全4トラックで構成されています。
ドラムマシン同様、シンセとDX、サンプラーも本体に内蔵されているプリセット音源と入れ替えができるほか、サンプラーは内蔵マイクで音声を録音したり、外部から取り込んだりした音を鳴らすことができます。
(PVでは、コップの音をサンプリングして、リズムトラックに取り込んでいましたよね)
とはいえ、ドラムマシンとは異なり、シンセなどメロディーに関わる部分の入力となると「音楽理論がわからないから不安」という人もいることでしょう。
しかしご安心ください!
SEQTRAKにはシンセサイザーで入力する音階をあらかじめ指定できる「スケール」機能が搭載されているのです。
え、それってどういう意味?
たとえば、この機能を使い、あらかじめ特定のスケールの設定にしておけば、その音階からハズレた音は鳴りません。
しかもSEQTRAKには「コード」機能も備わっています。この機能をオンにすれば、ボタンひとつでコードを鳴らすことができるのです。
ちなみにSEQTRAKにはピアノ的に演奏するための鍵盤入力モードもありますが、コード理論がわからない、あるいはもっと感覚的にコードが鳴らしたい場合、この機能はかなり重宝するでしょう。
すごいですね✨
AIさん、大活躍です。
③サウンドデザイン&エフェクター。
そして、最後の主要機能が本体右部分の「サウンドデザイン&エフェクター」です。
この機能では、音源の切り替えや各トラックのパンニング、ボリューム、ピッチなどの変更から、各トラックの音のアタック(音の立ち上がり)、ディケイ(音の減衰)、リリース(音の長さ)の調整やエフェクトの切り替えやかかり具合など、SEQTRAKで鳴らす音のパラメーターを細かく調整できます。
SEQTRAKには作った曲にまるごとスウィングをかける機能や各トラックの音量を調整するミキサー機能、作ったパターンを並べてひとつの曲にするソング機能なども搭載されていますので
文字通り、これひとつあれば、本当に1曲まるっと作れてしまうというわけです。さらに…
SEQTRAKをフル活用するための「専用アプリ」もあります。
SEQTRAKをさらに活用するためにおすすめしたいのが専用アプリ。このアプリはWindows/Mac版のほか、Android/iOS版が用意されており、好みの環境で使用できます。
SEQTRAKを付属のUSBタイプCケーブルで各種デバイスと接続する、あるいはBluetooth接続すると、お互いが連動し、各種パラメーターの調整や打ち込みなどをアプリ上で行えるようになります。そして驚くべきことに
アプリには、ビジュアライザー機能も搭載されています。
どういうことかというと、SEQTRAKで作った曲に、オリジナルの映像を簡単につけることができるのです!
おもしろいですよね😃
映像をつけた音楽はアプリ上で録画できるため、すぐにSNSに投稿することも可能です。
自分で作った音楽はやっぱり誰かに聴いてもらいたい。かっこいい映像付きなら、より人に見せたくなる。
SEQTRACKは、そんな欲求をバッチリ満たしてくれるでしょう。
とにかく、今どきの音楽トレンドを先取りした機能が満載なのです。
このようにSEQTRAKは、本当にたくさんの機能が搭載されているため、使いこなすまでにはそれなりに時間がかかる印象を持った方もおられるでしょう。
しかし、アプリには本体を操作しながら使い方を学べる「ダイナミック・チュートリアル」という機能が用意されおり
本体を操作すると、その操作の解説や関連する操作方法がリアルタイムにアプリ上に表示されるので
今触っているボタンやツマミで何ができるかわからなくなったときも安心です。
操作方法を、その都度確認しながら、ご自身のペースで音楽制作をすすめることができますよ。
いかがでしたか?
❤︎楽しそう!
❤︎興味がある!
❤︎うちの子、こういうの絶対好き!
そうお感じになった方は、ぜひ、プラザシンガプーラのYAMAHA本店で、実際に触れてみてくださいね。
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どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
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