こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
当ピアノ教室のレッスンでは、小学生からカンタンな楽曲アナリーゼを取り入れています。
みなさんは「アナリーゼ」という言葉をご存知でしょうか。
ピアノを長年習った経験があっても、「アナリーゼ」という言葉にピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、「楽曲分析」と言われれば、ああ!と納得されるでしょう。
「アナリーゼ」は、ドイツ語のanalyse(アナリーゼ)が語源です。
英語で言うとanalyze(アナライズ)。 分析する、という意味です。
もともと「分析する」という意味だった「アナリーゼ」という言葉を、音楽の世界では「楽曲を分析する」という意味で使っています。
楽曲分析、というと少し難しく感じられますが、まずは「その曲、音楽がどういう曲なのかを知る」、これがアナリーゼへの一歩です。
小説や映画、漫画など作品にはそれぞれ作者が込めた「想い」や「メッセージ」がありますよね?
音楽も同じで、作曲者が記した音符、そして記号などから、その想いをくみ取ること、それがアナリーゼ(楽曲分析)なのです。
ただ単に、楽譜の音をピアノでなぞるだけではなく
❤︎この曲はどんな気持ちで作られたものだろう
❤︎どんな意味があるのだろう
と知ることは、よい演奏のために、とても大切なことです。なぜなら
自分なりの、その人なりのアナリーゼ、楽曲分析をすることで、その人独自の解釈で曲を弾く、つまりオリジナリティが生まれるから。
同じ曲でもピアニストによって演奏が違うのは、解釈がそれぞれ異なるからなんですよ。正解は一つではなく、演奏者の数だけ無限にあるのです。
先日、テキストの「きよしこの夜」のアナリーゼにチャレンジしたのは、小学3年生のRちゃん。
当ピアノ教室でピアノを習い始めて3年目です。
❤︎ここのメロディが好き
「高い音になっているから」
「だから目立たせよう」
❤︎ここは楽しい感じがする
「だけど、小さく弾くのがいいな」
自分なりにイメージをふくらませて、いろいろ考えながら、ていねいに演奏表現につなげているところに、心の成長を感じました。
同じリズムの反復にも気がつきましたね✨
テーマがどのように変化して繰り返されているか、注意深く見る習慣をつけると、構成力と説得力のある演奏になります。
そして、そこで身についた力が、後のバッハやソナタ形式へと発展していくのです。
コツコツ頑張ってきたから今があります。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。