大人ピアノ初心者/メトロノームの練習のヒント。

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こんにちは。

シンガポールの出張ピアノ教室
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講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

 

今日は大人ピアノ初心者さんに向けてのメトロノームを使った練習のお話です。

 

 

 

みなさんはピアノの練習にメトロノームを使うことがありますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

メトロノームの役割は主に3つです。

 

 

 

 

①基準の速さを作り、メトロノームに合わせて練習する

 

 

 

 

②一定のテンポを保ち正確なリズムで演奏できるように練習する

 

 

 

 

③作曲者の意図したテンポを知る

 

 

 

 

これらは同じように思われがちですが、それぞれ違う向き合い方をする必要があります。

 

 

 

 

今日ご説明するのは②の練習についてです。

 

 

 

 

いつメトロノームを使う?

 

 

 

 

メトロノームが役に立つのは

 

 

 

 

◆指使いや弾き方などが大体つかめてきて

 

 

 

 

◆最後までよどみなく弾けるようになり完成まであと一歩、という練習の段階までです。

 

 

 

 

 

まだ音が何かわかっていない時や、完成に向けての最終調整ではメトロノームを使わないほうが良いですよ

 

 

 

 

メトロノームの練習で注意することは?

 

 

 

 

メトロノームと合わせる練習には、いくつかの注意がすべきポイントがあります。

 

 

 

最悪の場合、メトロノームを使うことが逆効果になってしまうことがあるため、以下の点に気を付けましょう。

 

 

 

◆無理のないテンポ設定にする。

 

 

 

◆弾き始める前に1小節分しっかりカウントする。すぐに弾き始めない。

 

 

 

◆もしズレてしまったら、演奏を止め、数小節前から弾きなおし、このときもしっかり1小節分カウントしてから演奏を始める

 

 

 

 

メトロノームは常に一定の速度で動いていますが、人は違います。ですから

 

 

 

 

しっかり、1小節分以上カウントをして、身体をテンポに馴染ませて同期させる作業が必要なのです。

 

 

 

 

また、1度ズレてしまったときやミスをしたときにも要注意。

 

 

 

 

テンポを変えてメトロノームに追いつこう、追いつかれよう、とするのは、意図的に正しいテンポから外れてしまっているため、本末転倒です。

 

 

 

 

メトロノームは合わせようとはしてくれません。

 

 

 

 

ズレてしまったら、必ず演奏を止めて、少し前に戻って、また弾きなおしましょう。

 

 

 

 

先日の練習でベートーベンの「トルコ行進曲」とエルメンライヒの「つむぎうた」を練習した、大人ピアノ初心者のCさん。

 

 

 

 

メトロノームの練習に取り組んで、苦手な箇所が浮き彫りになったことで課題が明確になり、練習のポイントがつかめたようです。

 

 

 

 

次回のレッスンでは、また新たな進化を披露してくれることでしょう。

 

 

 

 

 

実は先頃、椎間板ヘルニアの手術をされたCさん。

 

 

 

 

 

この日は、まだ本調子ではなかったので、アクセントなど力が必要なテクニックは避けてのレッスンでしたが、その分、テンポキープや指使い、両手のバランスに特化した30分でした。

 

 

 

 

 

海外で手術というと、国内以上に緊張して不安になりますよね。

 

 

 

 

 

則子先生も、今までに3回、婦人科の手術を受けているのでお気持ちよくわかります。

 

 

 

 

入院、手術、無事退院。

 

 

 

 

Cさんに様子を伺うと、順調に回復されているとのことで安心しましたが、焦りは禁物。

 

 

 

 

 

何をするにも健康な身体があってこそです。

 

 

 

 

 

長時間同じ姿勢で座っていることも負担になると思うので、ピアノ練習も「できる範囲で」「無理なく」とお願いしてきました。

 

 

 

 

 

Cさんがピアノに向かう時間が、安らぎで満たされますように✨

 

 

 

 

 

 

 

 

どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて31年。

 

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