少し前から疲れやすさなどが続いていたものの気力でカバーできる範囲内だし、たまに動悸がするのは元々の貧血が最近ちょっと加速してるからかな?くらいの自覚で、そのうち薬をもらおうか、注射してもらおうか、と軽い気持ちで様子を見ていましたが

 

 

 

仕事への影響を避けるため6月13日土曜日の夜、専門医を受診した結果、医師は深刻な顔で

 

 

今日は帰せない、1人で動かないで!

と、強い一言。

 

 

結局そのまま有無を言わさず即車椅子に乗せられ「転倒リスクあり」「薬物アレルギーあり(一部抗生物質などが使えません)」の腕輪をはめられ、輸血、点滴同意書にサインし、手の甲には点滴針が刺され、手術もサクサク決まり。。。

 

 

4日間の入院になってしまいました(涙)

ヘモグロビン値が成人女性11.6-14.1のところ5.9まで落ちていたそうです。

 

シンガポールでの入院。日本語しか話せないけど大丈夫?という方。

 

 

心配いりません!シンガポールは最新医療が整っていて日本人も安心して治療を受けることができる環境です。

 

 

 

 

 

 

今は便利な翻訳アプリもありますから意思の疎通は問題なしですよ。

 

 

 

 

たくさんのドクター、ナースに大変よくしていただいた5日間

 

 

入院中はドクターとナースの連携が常に上手く取れていて患者のデータは腕輪のQRコードから随時読み込みます。手際もよく信頼できましたよ。

 

 

 

準備のため投薬した薬の影響が強く出て(あらかじめ説明があったので覚悟してました)術前、術後に痛みや発熱、身体の痙攣等がしばらくあり辛かったのですけれど、そのたびに手をさすってくれたり、布団を整えてくれたり。献身的に対応してくださって心強かったです。

 

 

 

 

ナースはみんな若い女性ばかり。シンガポール以外の国籍の子達です。自国を離れ大変なこともあるでしょう。でも次第に打ち解けてたわいのない話をする時の屈託のない素顔は深刻さなど微塵もなく、爽やかそのもの。

 

 

 

キビキビとした動作で部屋に入ってきたブルーのユニフォームのドクターが目に入った時、ついこの間、お母さんと連絡を取り合った、当ピアノ教室のレッスン卒業生の1人、日本に本帰国した「れいなちゃん」のことを思い出しました。

 

 

レッスンの後のアイスクリームを、いつも楽しみにしていた、れいなちゃん。

 

 

お兄ちゃんのピアノレッスンに伺って初めて会った時は、まだバギーに乗っていて、お名前を呼ぶたびにニコニコしていました。

 

 

クルクル、フワフワの髪の毛がエンジェルみたいだった、あのちいちゃな、可愛い可愛い、れいなちゃんは今、日本でお医者さまの卵として頑張っています。

 

 

 

れいなちゃんも近い将来、ここのドクターみたいに、たくさんの人達の命を救う人になるんだわ、すごいなぁ、ありがたいなぁ、と思うと不思議な気持ちになりました。子供の成長ってあっという間ですね。

 

 

優しい励ましに改めて誓う「貢献」

 

 

心配をかけたくなくて手術のことは、レッスン日と被ってしまう生徒さんのお母さん以外には伏せていました。

 

 

ただ、レッスン以外の日も動画への練習アドバイスを実施しているため、タイミングによっては返信が遅れてしまうと困ると思い、保護者の方々には「入院しました」とだけ、ご連絡をしました。

 

 

経過を案じる心温まるメッセージをいただくたびに申し訳ない気持ちの数日を過ごしましたが、退院した頃を見計ったかのように
練習しました、頑張ってます!が
画面から溢れてくるような動画が届くように。

 

 

いつもと違って、アドバイス依頼の言葉は
一切そこにはないけれど

 

 

 

 

こんな笑顔を見てしまったら、じっとなんかしてられません!

 

 

 

 

 

 

私にできる「貢献」は、やはり音楽しかありません。

 

 

 

 

この投稿を目にしてくださっている献血経験のある方に心より感謝致します。