こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日は発表会についてのお話です。
子どもにピアノを習わせているご家庭にとって、発表会は一年に一度の、心弾むビッグイベントですよね。
保護者の方の中には、発表会が近くなると遠い昔に思いを馳せ、ご自身の発表会にまつわる思い出や練習エピソードを、しみじみと語ってくださる方も多く
お話を伺うたびに、ピアノの発表会に参加し、人前で演奏をするということは、練習から本番に至るまでの過程全てにおいて、子どもの心に長きにわたって強いインパクトを残す、非日常の経験なのだと実感し、指導者として強い責任感がフツフツと湧き上がってきます。
当ピアノ教室の発表会の様子について知りたい方はこちらをご覧くださいね。
2023年の今年、当ピアノ教室の発表会は27回目を迎えます。
もちろん、この開催数はシンガポールの日本人のピアノの先生が主催する発表会の最多回数です。
「則子先生は、毎年発表会を開催しているのだから、もう余裕で慣れたものでしょう」
と思う方もおられるかも知れませんが…..そんなことはないと、ここで改めて強調させてください(笑)
毎回、毎回が一度だけの真剣勝負。舞台を降りるまでハラハラ・ドキドキの連続です。
当日の本番を何事もなく迎えることができるか、体調に問題はないか、一人一人の顔を思い浮かべながら頭の中では曲がぐるぐる…..前の日は、ほとんど眠れずに朝を迎えるのは毎年のことです。
そもそも、緊張感がなければ良い結果を残せません。
主催者が、なぁなぁ気分でリラックスして進めていたら必ず何らかの「落とし穴」が待ち受けているのが「本番」というもの。だから油断は禁物なのです。
似たようなことを毎回繰り返すような、お決まりパターンの「定番ピアノ発表会」をイメージしておられる方、ごめんなさい。
当ピアノ教室の発表会は、他とは一線を画す、贅沢な音楽体験がギッシリ詰まった、オリジナルのアイデアを駆使した、唯一無二の発表会です。最後まで観客を飽きさせません。もちろん
今年も新しいことに挑戦します。
どんな面白い企画が待っているかは本番までのお楽しみ♬
発表会の日程が決まりましたら、こちらでもご案内いたしますので、みなさん、ぜひ、その日は予定をあけておいてくださいね。
シンガポールで長く出張ピアノレッスンをしてきて学んだこと。
それは、実に多くの、さまざまな人たちが関わって、ひとつひとつのレッスンが無事に成り立っているということ。
保護者の方々はもちろんのこと、タクシーの運転手さん、コンドミニアムのセキュリティさんなど、数え切れない大勢の人たちのお力添えによって、生徒さんたちと長い時間、接することができる、成長を間近で感じることができる私は、ある意味【役得の多い仕事】をさせていただいているのかもしれません。
「感謝」というような耳障りのいい、甘い言葉で、一括りにまとめてしまっては、なんだか薄っぺらく違和感を覚えるというのが偽らざる感情でもあります。
シンガポールでピアノを教えていますと、何らかの事情で、ご自身のお教室で発表会が開催されないという、お子さんのお声を耳にすることがあります。
◆人前で演奏するチャンスをあげたい
◆ピアノを通じて子ども同士の交流の場を作ってあげたい
◆練習した成果を大勢の前で披露させてあげたい
当ピアノ教室では、そんなご両親の願いを叶えるべく、発表会のステージの場を、門下生以外の子ども達にも開放しています。
当ピアノ教室の生徒さんでなくても、いいえ、ピアノを習っていてもいなくても、シンガポールに住んでいる子どもたちや音楽好きさん、ピアノ愛好者たちのために何かできることがあれば率先して行動したいというのが私の考えだからです。
「え、それならばぜひうちも一緒に参加させたい!」
と思った方は、お早めにご連絡くださいね。(お引き受けできる人数に限りがございます)
今までの発表会ではピアノ、バイオリン、歌で参加されたお子さん、音楽愛好家(30代男性)がおられました。
誰もが当ピアノ教室の生徒さんと明確に区別ができるように、プログラムにはお教室名、先生のお名前を明記して「ゲストさん」として演奏していただきました。ご自身の先生からのご了承を得てのご参加です。先生からも、直々にご丁寧なご挨拶を頂戴いたしました。
1人より2人、2人より3人と、より多くの専門家がチームになって、それぞれの力を結集し、お互いに協力しあって、音楽を通して誰かの望みを叶えるために貢献できるって、とても素敵なことだと思いませんか?
もちろん、それはあくまで私感であり、別の次元や違う価値観のもとでピアノ指導をしている方もおられます。
どれが正解というものはありませんが
◆子どもに発表会を経験させたい
◆だけど、うちの教室には発表会がない
そんなお悩みを抱えているご家庭は、一度先生に胸の内を打ち明けてご意向を伺い、一緒に打開策を考えてみることをお勧めします。失礼に当たりませんよ。
もし万が一、私が逆の立場で発表会が開催できないとしたら、喜んで他の先生に頭を下げて、生徒さんを参加させていただけるようにお願いしちゃいます。なぜなら
生徒さんもおうちの人も望んでいることだから
望みを叶えるために知恵を絞り、尽力を尽くすのが指導者の使命だと思うからです。
私は小学校3年生の頃からヤマハのジュニア・オリジナル・コンサート(通称JOC)のメンバーとして国内外で演奏活動をしていました。
大人と同じように報酬もいただき、いわゆる「ヤマハ専属のプレイヤー」だったわけですけれど、ヤマハが主催するコンサートやリサイタル以外の、別の場所で演奏をしてはいけないといった「契約上の縛り」などはなく、まず最初に先生にお話を通し、お許しを得れば、自分の意思で自由に演奏に参加することが可能でした。当然といえば当然ですよね。
先生方は、演奏に関して実におおらかな対応で「どんどん弾いてきなさい」「揉まれてきなさい」と、笑顔で喜んでくださり、常に温かく応援してくださったことをよく覚えています。
とても恵まれた環境で育ってきたと今更ながら思います。
大人になった今、音楽を通して、知らない誰かとも、すぐに仲良くなれる、お互い笑顔で交流ができる、共通の話題で盛り上がる経験を、子供時代にたくさん積めたことは貴重な財産であり、心の栄養になっていると実感しています。
手厚くきめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて30年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。