こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
第一報は、11時前に福井に住む従兄弟から届いたLINEのメッセージでした。
え?
まさか?
文字が頭に入らず、思考が停止し、今、実際、日本で起こっている現実のことなのだとは、にわかに信じられませんでした。
この2週間あまり、オミクロン株BA4.5の市中感染の増加で、シンガポール内では静かに緊張感が高まっています。思いがけない報せを受けることやショックな出来事もあり・・・
様々な考えが頭をよぎって、どうしても気持ちに負荷をかけてしまうことを抑えられずにいましたが
こんなことではいけない!
と、自らを奮い立たせるようにして、重たい思いを引きずらないように気持ちを切り替えて踏ん張りながら”なんとか今週も無事に切り抜けられる!”と安堵していた矢先に飛び込んできた、あまりにも衝撃的なニュースです。
なぜ、こんなことに。。。?????
ただ、もう、残念としか言いようがなく
こうして書いている今も、現実に、まだ気持ちが追いついていくことができていません。
昨日の出張ピアノレッスンでは、いつもと同じように移動にオンコールタクシーを何回か利用しましたが
乗車すると、全てのドライバーさんが、開口一番に
「辛いことがあったね」
「ショックを受けてない?」
などと、バックミラー越しに、温かな気遣いの言葉をかけてくれました。
昨日のレッスンでは3台のタクシーを利用しましたが、全てのドライバーさんが、です!
中には、怒りをあらわにしながら、犯人の、人としてあるまじき行為を、言葉の限りを尽くし非難する人もいました。
30年、シンガポールに住んでいて、このようなことは、もちろん初めてです。驚きました。
オンコールタクシーは、自分の名前がドライバーさんに伝わっているので、降りるときに
「Noriko 、do not depress」
「Noriko 、life is goes on」
と、名前を呼び掛けて、元気づけようとしてくれる人までいて・・・シンガポールの人たちも、国や立場の違いを越えて、私たち日本人の心情に心を寄り添わせて、悲しみを共有してくれているのだと思うと、その優しさがとても身にしみて、思わず涙が溢れそうになるのを抑えるのに苦労しました。
シンガポールに限らず、海外では、日本の首相といえばShinzoAbeのイメージが今も根強く、その知名度とカリスマ性は圧倒的で、総理の職を辞してからも揺るぎないものがあると私は感じています。
人生を賭けて、日本の国のためにリーダーシップを発揮し、尽力されたことを、日本国民の1人として心より感謝いたします。
どうぞ安らかに
ご冥福を心よりお祈りいたします。