音のユニバーサルデザイン化についてのお話。

日常と音楽と私 最新記事

こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

 

 

今日は、ピアノレッスンの話題から少し離れて、音に関連した最新テクノロジーの情報についてお伝えします。

 

 

 

 

みなさんは、ユニバーサルデザインという言葉を聞いたことがありますか?

 

 

 

 

ユニバーサルデザイン: universal designUD)とは、文化言語国籍年齢性別・能力などの違いにかかわらず、出来るだけ多くの人が利用できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの設計(デザイン)のことであり、またそれを実現するためのプロセス(過程)である。Wikipediaより。

 

 

 

 

身近な例を、一つ挙げてみましょう。

 

 

 

 

 

みなさんは、エレベーターに乗り込んだ際、設置されている鏡に映る自分の姿を見て、髪型などをチェックをしたりすることってありませんか?

 

 

 

 

 

実はこの鏡、「身だしなみを整えるため」や「防犯上のため」にあるのではなく、設置されている本来の目的は別にあります。

 

 

 

 

 

エレベーターの鏡は、車椅子ユーザがバックで出るためのバックミラーなのです。

 

 

 

 

 

しかし、実際は、車椅子ユーザのためだけにとどまらず、多くの人の役に立っている。これが《ユニバーサルデザイン》です。

 

 

 

 

 

専門家によると、身障者が使いやすいデザインは、健常者にも使いやすいのだそうです。

 

 

 

 

 

また、意図されたかは定かではありませんが、閉所恐怖症の方も(特に狭いエレベーターの場合)鏡の恩恵を受けているのだそうですよ。

 

 

 

 

なるほど・・・そう聞いて納得です。

 

 

 

 

私は、閉所恐怖症ではありませんが、出張レッスン先のコンドミニアムのリフトに30分間閉じ込められてしまったときの心理状態を思い返してみると、無意識ながらに、鏡に映し出される自分の姿を見たり、空間を感じながら、気持ちを落ちつかせていたような気がします。(それでもやっぱり、たまらなく怖かったです!)

 

 

 

 

 

次のレッスンも控えていたので、パニックになるのだけは避けたいと必死でしたが、知らず知らずのうちに《ユニバーサルデザイン》に助けてもらっていたのですね!

 

 

 

 

 

さて続いては、音楽の世界の《ユニバーサルデザイン》についても目を向けてみましょう。

 

 

 

 

 

ヤマハ株式会社が開発した、音のユニバーサルデザイン化支援化システム『おもてなしガイド』は、2016年、特に優れたデザインに与えられる「グッドデザイン・ベスト100」に選出されています。

 

 

 

 

 

私たちの周りでは、さまざまなアナウンスがいたるところで流れています。

 

 

 

 

 

こうしたアナウンスの内容を、理解できる言語や聴力の有無にかかわらず、誰もが確実に理解できるようにするために開発されたのが「おもてなしガイド」です。

 

 

 

 

 

「おもてなしガイド」を導入した施設では、アナウンスなどの音声を一般的なスピーカーから流すことで、利用者のスマートフォンやデジタルサイネージにその内容を多言語の文字で提供することが可能となります。

 

 

 

 

 

また、音を使って通信を行うため、インターネットに接続していない端末にも情報を届けられることも特徴です。

 

 

 

 

 

 

※画像はヤマハ公式サイトより掲載許可を得てお借りしています。

 

 

 

 

「おもてなしガイド」は現在、自治体、空港、交通機関、商業施設、観光施設などの協力を得て、数多くの場所でその有用性を検証する実証実験が進められています。

 

 

 

 

シンガポールのピアノ指導で《心のユニバーサルデザイン》の実現をめざす。

 

 

 

 

新型コロナ肺炎の感染拡大が急激に進んだ頃、社会の一部では、音楽は「不要不急」の存在として扱われ、隅に追いやられているかのような肩身の狭い時期がありました。しかし、そもそも

 

 

 

 

◆年齢

 

 

◆能力

 

 

◆状況

 

 

 

などにかかわらず、多くの人が公平に使えるもの

 

 

 

 

 

という《ユニバーサルデザイン》の基本コンセプトを考えた時、音楽という存在自体が《ユニバーサルデザイン》なのではないかと言う思いに至り、目の前の視界がパァっと開けたような明るい気持ちに包まれた、則子せんせーです。

 

 

 

 

私たちは世の中の役にたつことができる!

 

 

 

 

3月に訪れた、ヤマハ浜松本社内の「イノベーションロード」にて。

 

 

 

 

 

施設や製品のデザイン開発だけが《ユニバーサルデザイン》ではありません。

 

 

 

 

これからも、ピアノ指導者として、音楽を通じた《心のユニバーサルデザイン》の実現のために、全力で貢献していきます♬

 

 

 

 

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

 

 

 

当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。
 
 

 

 

 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます

 

 

 

 
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
 
 

 

 
プロフィール
 
 

 

 
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
 

 

 

指導方針
 
 

 
ピアノレッスンコース
 
 

 

 

シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
 
 

 

 
 
シンガポールのピアノ教室事情
 
 
 

 

 
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
 
 

 

 

 
 
Q&Aシリーズ⑩先生のお宅でのレッスンはありますか?
 
 

 

 

 
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
 
 

 

 
ヤマハ認定グレード

 

 

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