姉妹との出会いはお母さまからのメール。
シンガポールの在住日本人向け情報誌AsiaX さんの取材記事をご覧になって当ピアノ教室でピアノレッスンをご希望とのご連絡をいただいたことがきっかけです。
後日体験レッスンに出向いた日のことが懐かしく思い出されます。まだ楽器をお持ちではなかったためプロ仕様の鍵盤ハーモニカを持参したのですが、姉妹は仲良く顔を寄せ合ってニコニコ笑いながらひそひそ話。お姉ちゃんは甲斐甲斐しく妹ちゃんのお世話をしていたのが印象的でした。
ピアノレッスン開始前にはヤマハシンガポール本店プラザシンガプーラでクラビノーバをご購入。お勧めした「ホワイトアッシュ」の柔らかな色合いを大変気に入って下さいました。
初レッスンに伺うと体験レッスンの時お母様と決めていた楽器設置場所にクラビノーバがぴったり収まっていて、まるでずっと前からそこにあったかのように自然に馴染んでいて嬉しくて思わず拍手をしたことを覚えています。楽器は今も日本でご家族の一員です。
ピアノレッスンでお姉ちゃんは最後にいつも同じ歌を歌うのがお決まり。
ピアノから少し離れた定位置に立ち、毎回毎回心を込めて丁寧に歌っていました。
優しく大切に一つ一つゆっくりと。彼女の純粋で優しく温かい性格そのままの歌声でした。
同じ歌の中であっても彼女の気持ちの中では違う情景がその都度広がっていたのでしょう。則子先生も毎回気持ちに寄り添いながらピアノ伴奏をしていましたよ。楽しかったね!
初めての発表会の曲は時間をかけてじっくり取り組み、本番では緊張を味方につけて実力を発揮して、とても素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
妹ちゃんは、いつもニコニコちょっぴりはみかみやさん。しっかり自分の主張を持つ頑張りやさんでもあります。
幼稚園で全ての体力を使い果たしてくるようでピアノレッスンの時間は時に睡魔との闘いになりましたが、お水を飲んだり、お気に入りのぬいぐるみに見守られながらできないところを何回も繰り返し練習しました。達成感に包まれた中でのワークブックやお手玉、一緒にたくさん笑ったね!
初めての発表会では、両手クロスの難しい曲に挑戦。落ち着いたとても良い演奏でした。何回も練習を重ねた成果を発揮して最後のポーズも本番でバッチリ決め、発表会が終わった後も、お名前を呼んでお辞儀をしてからピアノを弾いたり、お気に入りのドレスに着替えたり「発表会ごっこ」をしたね。
日本でのピアノレッスン再開の日が楽しみです。
シンガポールでは実現できなかった姉妹連弾の私の夢を日本の先生に託します!
よいピアノの先生との出会いに恵まれますように。
今回ホームページ公開にあたり、姉妹のお母様からシンガポールでのピアノレッスンを振り返り、メッセージとお写真を頂戴致しました。
限られたシンガポールでの暮らしの中で、ピアノレッスンを通して姉妹の成長を見守り、楽しい思い出を紡いでいくことができたことに指導者として感謝の意を込めて、いただいたメッセージを修正、加筆することなく、そのままご紹介致します。
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1年と少しという短い期間ではありましたが、娘2人が則子先生と楽しくピアノレッスンをさせていただけた事は私達にとってとても良い思い出です。
申し訳ない事に2人ともすごくピアノに興味があったわけでもなく、練習を頑張っていたわけでもなかったにも関わらず、先生はそれぞれの個性に応じてレッスンをしてくださっていたのが側で見ていてよく分かりました。
上の娘は歌う事が大好きで、1年以上の間、本人の希望で毎回同じ曲を伴奏してくださいました。時に私も一緒に口ずさみながら楽しい時間を過ごさせていただきました。
下の娘には簡単でも、本人が満足して弾ける曲をご指導してくださいました。今でもその曲をよく弾いております。
2人の個性に応じでレッスンをしてくださっていましたが、共通していたのは本人の得意な所や好きな分野を伸ばす様にご指導いただいていた事です。そのお陰で2人とも、それぞれに自信を持ってピアノを楽しむ事ができました。
現在は事情によりレッスンをお休みしている状況ですが、いつかまた2人がピアノを始める日を私も楽しみにしています😊その時はまた先生に真っ先にご報告させていただきます。
お世話になり、ありがとうございました。