おはようございます。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。
昨日の投稿でもお伝えしたように、浜崎あゆみさんの初のシンガポールでの単独コンサート開催を祝し、自分に課した
5日間、毎日、どこかの駅ピアノで、大ヒット中の新曲「mimosa」を演奏する
というミッションを
めでたくコンプリートして、小さな達成感に包まれている、則子先生です。
わーい、やったー😃
👏👏👏👏👏
結局、5日間全て違う場所で弾きました。
📌昨日の投稿は、こちら。
最終日となった先週土曜日、コンサート当日の昼間に訪れたのは、ボタニックガーデン駅です。
実はここのピアノは
少し前に見に来たのですが
そのときは弾かなかったのです。
なぜなら、蓋をあけてみたら、こんな感じで、ショックだったから…
でも、心の片隅で、ずっと気になっていました。
なんだか
不憫な感じがして。
この感覚、わかりますか?
鍵盤が、こんな状態ならば、リトルピアニストたちのストリートピアノ体験の目的には適さないし
「弾けるひと」だって
いいえ
弾けるからこそ
ああ、ダメだこれは😩
って、顔を背けるようにして、おそらく触れようともせず、弾くことを十中八九、拒否すると思う。
この前、わたしがそうだったように。
でも、そうしたら
このピアノが、ここにある理由はいったいなんなんだろう?
おそらく、このピアノは、経費をかけて修理されることはないでしょう。
誰からも相手にされず、見向きもされなくなれば、いずれ撤去されてしまう。
それは、そのまま、このピアノの生命の終わりを意味します。
街にある、誰でも自由に触れることのできるストリートピアノは、現役を退いたピアノたちです。
そう
これまで一生懸命に働いてきて、そしていまの姿がある。
どうしてこんな状態になったのか、過去の歴史はわからないけれど
そんなことは、どうだっていい
縁あってここに運ばれて、こうして誰かが弾いてくれるのを待っている。
いわば、第2の人生を歩んでいるのは紛れもない事実。それならば
いままでの労をねぎらい
心を込めて弾いてあげよう
いまいる場所で、いまの、そのままの姿で
精一杯、輝かせてあげよう
誰も弾かなくても
わたしは弾く‼️
楽器は、音を出してもらうために、この世界に存在しているのですから。
そう思いながら「mimosa」のイントロを弾き始めて感じたのは、このピアノの音の素直さです。
もちろん、ピッチは他の駅ピアノ同様、不安定にゆれている…
でもね
私、このピアノ、かわいいなって好感を持ったんです。
だから決めました。
時間を見つけて、1人で、また弾きにくると。そうだ
ここを私の駅ピアノの拠点にしよう😃
弾き終えて、改札に向かって歩いていたら、1人の男性から大きな拍手をいただきました。
別の女性は黙ったまま、私の目をまっすぐ見て
👍
心があたたかくなった瞬間でした。
だからストリートピアノっていいよね。
さぁて、次は何を弾こうかな。
練習しなきゃ😊
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。