こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。
本日、5月4日は、ピアノの原型をつくったイタリアのクリストフォリ(1655~1731)の誕生日です✨
クリストフォリは、ハンマーで弦を打って音を鳴らすピアノのメカニズムを発明し
「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」
と名付けました。
「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」とは
弱音も強音も出せるチェンバロ
という意味。
この名前を、呼びやすく短くしたのが、現在は「ピアノ」と呼ばれている楽器です。
ピアノの成り立ちについて、もっと詳しく知りたい方は、ヤマハのサイトのこちらも併せてお読みくださいね😊
さて、今日はこれから発表会の準備作業と練習に取り掛かります。
5月に入ってからも引き続き、当ピアノ教室では、レッスンご希望のご連絡を多数いただいております。
全てのご要望にお応えするのが難しい状況ではございますが、ウェイティングのお申し出も含め、お一人ずつ順番に対応させていただいております。
尚、日曜日にいただいたメッセージへのお返事は、受信時間に関係なく、翌日、月曜日の朝以降とさせていただいておりますことをお含み置きくださいますよう、お願い申し上げます。
これは、現在レッスンを受講している生徒さんの保護者の方々からのご連絡も同様です。突然本帰国や他国へのスライドが決まり、今週中にはシンガポールを離れなくてはいけないため、直接お顔を合わすことが叶わないので、やむなく…などの緊急、かつ特別な場合は別ですけれど。
そのような事態は、まず発生しないのではないでしょうか。
当ピアノ教室は、日曜、祝日の出張レッスンは一律休講です。
先日は「レッスン費を2倍お支払いします。もちろん往復のタクシー代金も負担いたしますので、日曜日の開講をご検討ください」
とのお申し出を受けましたが
申し訳ございません。
誠に恐れ入りますが、そのような複雑なご交渉はご遠慮ください。
日曜日は、講師である則子先生が唯一、自宅でゆっくりと楽器に向かえる貴重な日でもあります。
特に、発表会の準備に本格的に取り掛かっている現在は、数日前から準備を整え、おおまかなタイムスケジュールを組み(専念できるように作り置き料理なども計画的に済ませておきます)
リアルタイムで演奏を録画をしていたり、データの作成に打ち込んでいるなど、手がふさがっていて、突然のお申し出に迅速に対応できない状況というケースも結構あるんですね。
ピアノの先生の中には、アレンジ業務の経験がない方も多いので、実情を理解していただくのが難しいかもしれないのですが
アレンジ作業には高い集中力を必要とするため、できるだけ頭をクリアにする必要があります。余計な情報や刺激を避けるため、前夜から音楽も聴かず、なるべく静かな環境で過ごします。
といった感じで
水面下でいろいろなことが同時進行してるのがいま。
1人でピアノ教室の運営すべてをこなすって、こういうことです。レッスン以外の細々とした業務のためにも心を砕いている。
その一方で
あわよくば、あいた時間には、スイッチを切り替えて気分転換もしたいわけです😆
みなさん
「うち1人くらい、なんとかなるでしょう?」
と思われるかも知れませんが
イレギュラーなご連絡って重なるんですよね、不思議と。
当ピアノ教室では、小学校ひとクラスの人数よりも多くの生徒さんのピアノ人生を預かっていますので、想定外が一気に重なってしまうと、結構な時間と労力を結果的に割くことになってしまいます。
そして、みなさんも身に覚えがありませんか?
直接の会話と違って
メッセージのやり取りの文章って、考えるのに結構時間かかる。
内容がわかりやすいようにと言葉を選びつつ、考え考えメッセージを打ったつもりなのに、送ったあとに確認したら変換が違っていたり、誤字脱字を見つけ、削除して再送…
こんなことだってあります。
焦っている証拠なんですよね。
こんなことではいけません。
もし、さまざまな対応に追われているうちに、どんどん時間が過ぎて….
となるとしたら、それはお相手のせいではなく、自分自身のタイムマネージメント能力に問題があるから見直しが必要ということ。
時間は有限ですから優先順位を決めて行動しなければ成り立ちません。
お恥ずかしい話ですが…
私は、そんなシンプルなことがわかるまでに長い年月を要しました。
みなさんのご都合や感情の波に合わせて、夜遅くのメッセージにも(深夜にご相談メッセージを受け、やり取りに発展ということも過去に数回ありました)朝早くのメッセージにも(毎朝5時に起きていますとブログに書いているせいでしょうか)休講の日も、帰宅すぐの疲労困憊のタイミングでも、説明したら気を使わせてしまうだろうと、独りよがりで気を回し、こちらの事情は伏せて即レスしたりなど、それこそ24時間、365日体制を自らに課しているようなところがありました。
無理しても、それが当たり前なのだと。
それが「良い先生」なのだと信じていました。
実際、感謝されれば嬉しいし、求められるのは、頼られるのは、ありがたいことだと疑わなかった。
真心で接していれば、いつか思いは必ず通じると。
でも、違うんですよね。
努力の方向が根本的に間違っている。
修行じゃないですから(笑)
そしてね、どんなに、こちらが心を込めても「届かない人」「響かない人」「受け取れない人」っているんですよね。感性の違いでしょうか。残念ですけれど。
今ならはっきり断言できます。
レッスンの質を保つために自分を律することはプロの責任のひとつ
なのだと。
そして、そのためには時には
わがままにならざるを得ない
し
嫌われ者になってしまうことだってある
のだと。
ピアノの日に改めて誓います。
シンガポールで34年、ピアノレッスン一筋で生きてきた経験は、世界でただ1人、私だけが持っている宝物です。
パイオニアとして、これまで培ってきた歴史は誰にも崩すことはできないし真似できない。
改めて、私を支えてくださる多くの方々に心より感謝を申し上げます。
みなさんのおかげで私は踏ん張ることができます。
これからも、長年の経験を存分に活かし、シンガポールのピアノ教室業界をリードしてまいります。
私を信じてついてきてくださる方々の日々を、ピアノを通じて、より輝かせるために、さらなる努力を重ね、誠心誠意、尽くしてまいります。
感動を一緒に創り上げていきましょう✨
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
指導方針