シンガポールの出張ピアノ教室/お箏とのコラボセッションへの実現に向けて?!

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こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。

 

今日も、昨日に続いてお箏の話題をお届けします。

 

📌昨日の投稿はこちら。

 

 

シンガポールの出張ピアノ教室/お箏の演奏会に行きました@日本人会🎶

 

その理由はというと

 

 

今朝、ブログを書き進めて半分くらいまで出来上がったところで

 

 

明美先生からLINEメッセージが入り

 

 

 

 

お箏の話題で盛り上がり、頭の中が一気にお箏一色に染まったので、急遽、方向転換することにしたんです😃

 

 

 

 

 

すごいなぁ😍

 

 

既製の曲もいいけれど

 

 

将来は書き下ろしのオリジナルも演奏して、お箏とのコラボも出来たらいいなぁ💕

 

 

なんて、夢は広がる一方です。

 

 

コラボに興味のある、お琴奏者の方、どうぞお気軽にご一報くださいませ😃

 

 

曲を書くなら、譜面の書き方をまず覚えなくてはいけませんよね。

 

 

ところで、お箏の楽譜って、一体どんな仕組みになっているのでしょう。

 

 

最近は五線譜も使うようですが、やはり伝統的な楽譜も知っておいた方がいいですよね。成り立ちの歴史にも興味があります。

 

 

ちなみに、お箏の楽譜は「琴譜(きんふ)」といいます。

 

 

ザッと特徴を調べてみました。

 

 

お箏の楽譜はピアノとは違い、数字と3つの漢字で構成されています。

 

 

お箏の楽譜は五線譜ではなく数字と漢字で記されています。

 

 

 

 

漢数字の一から十、そして漢字の斗、為、巾です。そのまま絃の位置を指しています。

 

 

お箏の絃は13本あって、自分から一番遠い方から順番に

 

 

一二三四五六七八九十斗為巾

 

 

となっています。

 

 

お箏が中国から伝わり雅楽の楽器として取り入れられた頃は、絃の一つひとつに名称があって、一は仁、二は智、三は礼のように漢字で表記されていました。

 

 

現在は十番目までが漢数字に変わりましたが、十一、十二、十三番目の絃は今でもその名前が残されているため漢字になっています。

 

 

その理由は、実質的に、十一番目を弾くのか、十と一を同時に弾くのか、紛らわしい時があって間違いを避けるためだと言われています。

 

 

絃の番号がそのまま楽譜になっているので、たとえば七と書いてあったら七番目の絃を弾けばいいというわけですね。

 

 

お箏は13本の絃を使って演奏しますが、足りない音は左手で絃を押して作ります。

 

 

作り方には2種類あり、ひとつの絃で強く押して1音上げる「強押し」と、弱く押して半音上げる「弱押し」があります。

 

 

また、主に右手のお爪をはめた指で演奏しますが、お箏は余韻をとても大切にしている楽器のひとつで、左手で色々余韻を変化させて表情に膨らみをもたせたりもするんです。

 

 

ピアノでいう「アーティキュレーション」ですね。

 

 

左手を使う奏法はカタカナで表記されていて、たとえば強押しで絃を押すときは「オ」、弱押しは強押しと区別するために「ヲ」と書かれています。

 

 

余韻を揺らす、いわゆる「ビブラート」は「ゆりいろ」といい、絃を揺らすので「ユ」と書かれています。

 

 

お爪の普段弾くのと反対側を使って弾く「すくい爪」は「ス」などいろいろな奏法があり、奏法の動作は基本的にカタカナ表記が使われています。

 

 

「すくい爪」は、シンセサイザーでいうと、ポルタメント奏法にあたります。

 

 

ではグリッサンドは何と呼ぶのでしょう?

 

 

明美先生に尋ねてみました。

 

 

 

 

いろいろ調べているうちに、遠い昔の記憶が急に蘇ってきました‼️

 

 

実はね

 

 

YAMAHAは、かつて、ご年配の方々向けのミニキーボードを発売したことがあるんです。名前は

 

 

十八番(おはこ)

 

 

十八番とは、その人が最も得意とする物事を指します。

 

 

調べてみると、メルカリに¥3500で出品されているではありませんか!

音は問題なく出るそうです。

立派なヴィンテージ品ですね。

 

 

 

 

「十八番」という言葉は、市川家代々の芸である18種を選定した『歌舞伎十八番』に由来しているといわれており、歌舞伎の世界で18という数字の持つ『必要なものすべて』という意味も含まれているそうです。

 

 

YAMAHAキーボド「十八番」(モデル名pss-8)が発売されたのはちょうど、明美先生とともに、私がYAMAHAの専属デモンストレーターとして現役で活動していた、1980年代です。

 

 

大正琴的な位置付けを狙って、鳴り物入りで発売されましたが

 

 

残念なことに、市場での存在感は、今ひとつだったことを覚えています💦

 

 

私なりの推察ですが、その理由は

 

 

コンセプトが、いまひとつ中途半端だったことではないでしょうか。

 

 

和を狙うのであれば、楽器のデザインも千代紙の模様みたいにしたり、オプションで好きな家紋が入れられるとか、音色も三味線や尺八や和太鼓などに限定して

 

 

思い切り派手に振り切った方が、コアな層に刺さって業界の話題になったのではないか

 

 

楽器を弾きたいと思うような「元気で」「溌剌とした」「行動的で」「エネルギッシュで」「好奇心いっぱいな」「シニア界のトレンドリーター的」な人たちの好みにマッチしたのではないか

 

 

そして

 

 

日本文化に憧憬を抱く外国人にも受けたのではないか

 

 

 

なんて、当時から強く感じていた則子先生です。

 

 

 

歌舞伎からネーミングをとったのならば、歌舞伎の掛け声のサンプリングを入れたりしてもカッコいい。

 

 

 

ライブでも即、使えますしね。

 

 

 

「いよー」

 

 

 

「待ってました!!!!!」

 

 

 

とか。

 

 

「あれって何?」

 

 

って、メディアにも一気に注目されそうです。

 

 

例えば藤井風さんや米津玄師さんあたりをイメージキャラクターにしたら、すごいことになりそうな予感が。

 

 

今どきは、新進の漫画家とタイアップしても話題になりそう。

 

 

とめどなく想像は膨らむばかり(笑)

 

 

あ…..

 

 

図らずも….次の一時帰国での楽しみが、またひとつ増えちゃいました😃

 

 

 

懇意のYAMAHAのスタッフとの雑談に、懐かしい「十八番」のお話も交えて、新製品開発チームに、これらのプチアイデアを伝えてもらうことにしましょう。

 

 

 

ということで、お箏の話題はここまで。

 

 

 

◆明日は予定通り、当ピアノ教室の「お兄ちゃまピアニスト枠」を軽やかに独走中のDくんの演奏をお届けいたします。

 

 

 

どうぞお楽しみに✨

 

 

どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。

 

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。

 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。

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 1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
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