こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
シンガポールで長年出張レッスンでピアノを教えていて、週に一度の決まった時間に生徒さんのご自宅に伺い、たくさんの子どもたちの成長に音楽を通してかかわり、保護者の方々とさまざまな会話を交わす日常の中で、常々実感していること。それは
私の役目は
ピアノを上手にするばかりじゃない!
ということ。
お月謝を支払う保護者さんからすると
「早く知ってる曲を、たくさん弾けるようになって!」
「だから練習は毎日するのよ」
「さぁ、もっと頑張って!!!!!」
と、ハッパをかけたくなるお気持ち、痛いほどよ〜くわかります。
でもね。
ピアノがとっても好きだけど…
楽器にすぐに向えないときってあるんですよ。
内側で葛藤とたたかっている。
どんなに練習しても、成果が見えにくい時期だってあります。
そう、そ、こ、を!
お子さんなりに、密かに悩んでいたりするんですよね。
学校のことやお友達とのことで気にかかることがあって、目の前のことに集中できないこともあります。でも
それを 口に出して言えるときばかりじゃない。
感情が複雑に絡み合って、うまく考えがまとまらない、そんなときも…
しかし、 よくよく考えてみると、子どもに限らず大人だって、そんな心境に思い当たることがあるはず。生きていれば誰だって、日々いろんなことがあり、そのたびに感情だって揺れ動いています。
ですから私は、レッスンをお引き受けしたら、そんな諸々も「まるっと」受け止めて
お子さんのSOSをキャッチできる安全地帯でありたいと思いながら一人一人と接しています。
お子さんの心の居場所という視点に立ったアプローチも欠かしません。生徒さんファーストの思考と言ったらいいでしょうか。
練習しないなら、もうやめなさい!
好きならもっと練習するはず
もちろん、それも一理あることは否めませんが、自分の通ってきた道を振り返ってみても、ピアノを続けていくって、頭で考えるほど、そんなに
単純ではありません。
ご自身の過去の、ピアノ以外の経験 ( ←これ、よくあるパターンです) を引き合いに出して
「自分は昔、そんなことはなかった」
「自分が子どもの頃はもっと努力したし、もっと出来が良かった」
と言い切る方がおられます。
そんな優秀な人から見ると、自分の子ども時代と同じ目線で比べると、わが子のミスや至らないところが目立って仕方なく、イライラが募るばかりのようです。でもね、私はあえて、こうご提案したいのです。
子どもと張り合うのはやめませんか?
ピアノレッスンでまず大切なのは「自分と比べてこの子がどう」ではなく、目の前の子どもが伸び伸びと学び、ピアノを通じて、頑張ることを楽しむ心を育むことなのですから。
頭の片隅で子どものことをジャッジしている自分に気が付いたなら、それは一つのチャンスととらえて
肩の力を少し抜いて、自分のマインドを見直してみませんか?
きっと子どもにかける言葉や、その際の感情のあり方も、これまでと変わってくるでしょう😊
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて33年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
指導方針