こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日の主役さんは、当ピアノ教室のリトルピアニストたちの人気のまと、Dくん(15歳)です。
わたし、”Dくん推し”なんですぅ💝
以前、そんなふうに「告白」してくれたのは、Yくん(小学5年生)のお母さん。
毎年の発表会のステージで、Dくんの成長を見るのを、とても楽しみしているんだそうです。
ファンがついているなんて、すごいですね〜😃
では早速、そんなDくんの最新演奏をノーカットでお届けしましょう。
Dくんのレッスンでは、この一年ほど、湯山昭先生の「お菓子の世界」を教材の一つとして使用しています。
ピアノ曲集「お菓子の世界」について。
より理想的な演奏を目指すピアノ学習者に人気No.1のピアノ曲集「お菓子の世界」は、レッスン、発表会やコンクールに欠くことの出来ないピアノ教材です。
この曲集には、世界中のお菓子の名前を曲名に持つ、計21曲が収められており、各曲は様々な演奏スタイルやリズムを学べるように作られています。
子どものためのピアノ曲集というより、大人も子どもも弾いて楽しめ聴いて楽しめるピアノ曲という、欲張った発想で制作されました。
なるほど、子どもが弾ける優しい曲から大人が弾いてもかなり手こずる曲もありますが、共通しているのは
ピアノという楽器を思いっきり歌わせお喋りさせたい
という気持ちであると、作曲者の湯山昭さんは、曲集の前書きに書かれています。
今回Dくんが演奏していたのは「甘納豆」というタイトルの曲。
曲集末尾の「練習の手引き」には、こう記してあります。
「美しい旋律を、柔らかい声のような音質で響かせながら、優しく歌いましょう。優しさを出すためには、小さい音符に心をこめて、大切に扱うことが鍵です。内声部の旋律の和声の動きも見落とさずに、それらで音色の変化を出します」
レッスンでは、手首の使い方やピアニッシモの扱い方を重点的に指導しました。
かなり苦労したけれど、美しく仕上げることができました✨
ちなみに、昨年の今頃、Dくんは「柿の種」を弾いていましたよ。
「日本的な4度の動きは(裏返せば5度)、連続していると、ピアノでは弾きにくいものです。指使い、手の形(手の甲を張る)に注意してください。スタッカートは鋭く、アクセントもはっきりさせて、リズムをひきしめます。
とある通り、パキッとメリハリのある演奏を目指して練習を重ねたことを思い出します。
そう。「甘納豆」と「柿の種」では曲想が違い、要求されるテクニックも全く異なるんです。
次に取り組む曲は「ボンボン」。
昭和レトロブームの流れでいま、ボンボンが若い子たちの間で大人気で、全国各地で売り切れ続出だとニュースで知り
\いまは、やっぱりこれでしょ/
と、喜び勇んで選んだのですが、理由を説明しても、いま一つピンとこないのか
Dくんはキョトンとした表情(笑)
「ボンボン」では、高貴なワルツを、優雅に洒落た響きで弾くコツを学びます。
◆おまけ◆
小学校3年生のとき、ピアノの先生に勧められて、翌日すぐに母と一緒に楽器店に走って買い求めた「お菓子の世界」。
もう40年以上前のことですが、表紙を見た時のときめきは今も忘れることができません。
背表紙もボロボロになってしまったけれど、これからもずっと手元に置いておきたい一冊です。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
指導方針