こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室でピアノを習い始めて約1年半のRちゃんが、先日のレッスンで、ハ長調の音階とカデンツを見事マスターしました!
音階、カデンツとは、いわば音楽の文法のようなものです。
ざっくり簡単に説明すると
音階=音の階段
カデンツ=その調でよく使われる和音の進行の型(起承転結のようなニュアンスです)
のことです。
音階、カデンツを学ぶと、
調号の感覚を身体に染み込ませることかできます。たとえば
◆ト長調はファに♯がつく
◆変ホ長調はシとミとラに♭がつく
というのを知識として知って、理解しているだけでなく
身体感覚として覚え、さらに
自分で弾いた音を耳で聴いて染み込ませる
これらのことが系統立てて身についていると、ピアノの上達に、とても役に立ちます。
さらに、音階が、どこの鍵盤から始めても弾けるようになれば、鬼に金棒です。
将来、音楽の道に進むことを視野に入れてピアノを学ぶ場合、音階、カデンツの暗記は必須で、スラスラできて当たり前の項目の一つですが
趣味でピアノを続けていくとしても、音階、カデンツを学んで音楽の仕組みを知り、実際に使いこなすことができていると、上達がとてもスムーズです。なぜなら
クラシックの曲はもちろんのこと、リトルピアニストのみなさんが大好きなアニメの曲やゲーム音楽でも、フラットやシャープがたくさんついてくる楽譜がいっぱいあるからです。
音階とカデンツは、音を聴くと一見簡単そうに思われるかも知れませんが、実は、全てを正確に弾くには相当の練習が必要です。
ドから始まるハ長調から始まり、シャープ♯系はシャープが5つ、フラット♭系はフラット6つまで、ひとつずつ増えて行き、さらに長調と短調がありますので結構な数になりますし
指づかいも同じではなく、調によって変わりますし
左右の指の動きも、指使いも違います。
ハ長調のスケールとカデンツは、ドから始まり、全部白い鍵盤のみの1番シンプルな、スケール、カデンツの基礎となる形です。
「九九みたいに覚えておくといいよ」
というと、即座に反応したRちゃん。
どうやら九九は得意なようです。
この日のレッスンも意気揚々と臨み、ハ長調の音階とカデンツを見事に合格しました。
動画を撮っておこうねと声をかけると、正しい指使いを考えながら、ミスしないよう、丁寧に弾きました。
そう、その調子!
これから少しずつ、黒い鍵盤を使う頻度も増えて、音域も広がっていき、弾き映えする曲がたくさん弾けるようになりますよ♬
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。