こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室の子どものレッスンで使用しているオリジナル教材の一つにPiano Art Challenge があります。
一回弾くごとにマスに好きな色を塗っていき、自分だけのグランドピアノを完成するといった、一見シンプルなものなのですが、あなどるなかれ。実はこちら
ハマる生徒さんが続出の人気者なんです♬
もう一枚やりたい!
もっとやりたい!
の熱いお声に応えて、昨年の春に登場したのが、第2弾の「さくらバージョン」です🌸
基本のPiano Art Challenge よりも塗る場所が少ないので、早く達成することができます。
先日のレッスンで、さくらバージョンを仕上げた、5歳のWちゃん。
きれいにお花を塗ってくれただけではなく、隙間がなくなるほどビッシリと、愉快なイラストを書き添えてくれました。
私の1番のお気に入りはプリン!
すごくリアルで、とっても美味しそうだと思いませんか?
ウキウキしながらピアノに向かうWちゃんが目に浮かぶようです。
ところで、先月一時帰国をしていたWちゃんにとって、この日のレッスンは、久しぶりの対面レッスンでした。
レッスンの後半になって急に
はずかしい
を連発し始めたWちゃんに、お母さんと私は
?????
よくよく考えてみたら、この日は、Wちゃんにとって初めての《マスクなし》のピアノレッスンだったのでした♡
大人にとって、マスク着用の義務がなくなったことは「日常がやっと戻ってきた開放感」しかありませんが、もしかしたら子どもにとっては違った感覚があるのかもしれません。
緊張感を伴う、はじめましてパート2のような……
ちょっぴり難しいパート(だとWちゃんは思っている)の練習に入るタイミングだったことも「恥ずかしさ」に拍車をかけたかも知れません。
でも大丈夫♡
お手本の動画も撮ったので、それを観て音を出して「なぁんだ、カンタン!」と自信がつくのも時間の問題でしょう。
大人から見て、常に安定した「いい子ちゃん」は扱いやすくてラクかも知れませんが、私は指導者として喜怒哀楽を素直に表してくれると逆に安心します。それはなぜかというと
心を許してくれている証
だから。
長年の経験から言うと、子どもは、心を許している人の言うことは、一見反抗するように見せても最終的には素直に聞き入れ、たとえ難しいと思ったことでも信頼して、勇気を出して挑戦をします。だから、無理なく、伸ばしてあげることができます。
ピアノを練習していると、上達の過程でうまくいかないことが必ず出てきます。それって当たり前。だからそんな時こそ、包み隠さずありのままを見せて、伝えて、則子せんせーを頼ってほしい。
たとえくじけても、うまくいかなくても何も心配いらない。しっかりと受け止めてもらえるし助けてもらえる
そう思ってもらえたら、指導者として最強♡
私はいつもそう思いながら、生徒さん一人一人と接しています。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。